・いきなり「超音戦士ボーグマン」に再燃したせいで、やり場のないアレコレをどうにかするために開設したブログ。気が済んだら放置上等になります。
・再燃のきっかけがリョウ×アニスなので、そういう方向メインで。
・当時を思い出しつつ、今だから云える戯言とか二次創作とか、ひっそりまったり進行。のはず。あと昭和〜平成初期ぐらいの懐かしアニメも採り上げるかも。
・うっかりここを目にした同世代の方々対象&えっちネタ有りなので18歳未満の方の閲覧はお断りします。
・別方面で腐れな活動してますがここでは予定なし。しかし軽いネタであってもホモダメ! ゼッタイ! と云うナイーブな方は回避推奨。
・連絡等ありましたら各記事のコメント欄(スパムにパスワードを突破されてエライことになったので、コメント欄は最新記事のみ開放)か、下記メールアドレスからお願いします。
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2028年02月05日
はじめに。(※20260211 少し改定)
posted by はらよしかず at 00:00| 日記
2026年02月11日
【50周年】葦プロチャンネル徒然【あしラジ】
アニス誕のネタを固める前に、記事執筆のリハビリで葦プロネタです。50周年ということで公式のXやyoutubeが活発に動き始めてますね。
50周年イメージソングPV。思ったよりボーグマン含有率が高かった。葦プロはアカウント立ち上がった後も、ラムネとモモばかりでボーグマンの優先順位は低いなとがっかりしてたので、今後に期待が持てます。マシンロボが全然なかったのが疑問。そんなに版権ややこしかったっけ? ストール兄妹が葦プロの顔だった時期はあると思うんですが。
ずーっと採り上げ損ねていたのですが、葦プロチャンネルは去年まで「あしラジ-1.0」というラジオを配信してました。ねぎし氏と松尾氏のゲスト回では、ラムネの他にボーグマンにも少し触れておられました。どの回も再生回数が3ケタなのでお察しとばかりに中断(終了?)されてるのが寂しいです。今からでもせめて村山氏を呼んで欲しい。めちゃくちゃ葦プロ作品に関わられているのに。
で、このあしラジで園田氏回が4回配信されたのですが、どれも25分前後あるのにマシンロボもボーグマンも数えるほどしか単語が出てこず、園田氏のサクセスストーリーとアタッカーYOU等のナック時代の思い出とドン・ドラキュラの脚本回が幻のデビュー作になった経緯等に終始しています。首藤さんの話も長かった。
生放送じゃないので、パーソナリティの小林氏も葦プロサイドも事前に了承されてたんでしょうけど、葦プロのラジオを聴くようなファンが知りたいことに応える気がなかったのはどうかと。そこはぽりりんを見習って欲しかった。まあ園田氏の場合、(腐す意図抜きで)ガチで忘却されていることが多いので、あやふやな記憶で作品を振り返られるよりマシと云えばそう。
聞き役の小林氏が時々困ってそうなのは気のせいかしら…と思うほどフリーダムトークから得られた収穫は、「園田氏は今も昔もオタクではない」でした。文学青年が演劇の世界に飛び込んで、縁あってアニメ業界に入られたとかで、アニメ好きが高じて業界にきた訳ではなかったのだなと(ウルトラマンはお好きだったそうですが)。下手したらガンダムやヤマトの洗礼も受けてないんじゃないかと思えました。
オタクではないから、オタクなスタッフの視点では書けないしやらないことをやれたんじゃないかと思います。既にオタクの巣窟だったであろう葦プロで活躍できたのは読売広告のPと加藤Pに気に入られたのが大きいようですね。
剣狼伝説がああいう内容になったのも、ボーグマンで根岸監督と噛み合わなかったのも「オタクではないしアニメファンを知らなかった」で片付くというか、だから「ロム退場」でファンから反発されて、そこから「アニメファン(オタク)」を意識されたんじゃないでしょうか。以降の作品でアニメファンに対する解像度を上げていかれたと思います。
この「notオタク」が強みになったのがライジンオーと超者ライディーンだったとも思います。ライジンオーには既存のロボットアニメではなく児童文学のエッセンス。超者は「5人組の美少年て→アイドルだから全員イケメンで当たり前でしょ」「寮で一緒に寝泊まりて→アイドルとしてのレッスンも対超魔の作戦会議もできるでしょ」「変身後に全裸て→むしろ服が元に戻る方がおかしいでしょ」とあざとい設定に説得力のあるアンサーが用意されてるのは、腐女子の概念なき発想によるものではないかと。
超者に勇者ライディーンへのリスペクトがないのも納得。ボーグマンでも近年になって(一応前作の)ジリオンは見てなかったと公言したぐらいだからなあ。夏目想太郎はJJを意識してたのかずっと疑問だったのでスッキリはしました。もし想太郎設定が通ってても、JJに似なかったのか。本当はガチムチ兄ちゃんなデザインだったチャックの美形化の提案はチャンプを意識したのかも疑問だったんですが、それも偶然だったのか。あしラジを聴いた限りでは、自分が関わってないアニメには興味なかったんだろうと思いました。
しかしよくTHE☆オタクビデオ! なレディウスやれたなあ。あれは佐野氏をはじめとするアニメーター無双を楽しむ作品だったから…。
長年に渡って園田氏に関しては思うところを書き連ねてきましたが、大半が「オタクじゃないなら仕方ない」で終わる話だったのかもなと気が抜けました。アニスありきでボーグマンの設定をかき回したのは許されることではないですが。ホームグラウンドは演劇でアニメファンではない園田氏と、ディープなオタクだった会川氏が一緒に脚本を回していたボーグマンは、よく作品として成立できたなあと今更思います。岸間氏が間を取っていたんでしょうか。
それ以外に情報なかったのかと問われたら…なかったねと。マシンロボやボーグマン等の葦プロ派ではなく、ライジンオーやアニポケで園田脚本を気に留めるレベルで氏に興味があった方か、お芝居関係で園田氏のファンになった方なら聴く価値はあると思います。あしラジなのに(二回目)。多忙を理由に星矢の脚本のオファーを断ったら、東映から一切依頼が来なくなった話はちょっと面白かったです。
思い出したのでこれも貼っておきます。
ジリオンVSボーグマンイベント後に園田氏がアップされたイベント感想動画。チャックの名前すら忘れている園田氏と、聞き手の方がジリオンもボーグマンも知らない方だったせいでグダグダ感がありますが、作品トークは貴重。ちなみにこの頃旧ツイッターで「イベントで再会した鷹森さんを荘真由美さんと思い込んで会話してました(意訳)」と呟かれておられました。HAHAHA!(脱力)
50周年イメージソングPV。思ったよりボーグマン含有率が高かった。葦プロはアカウント立ち上がった後も、ラムネとモモばかりでボーグマンの優先順位は低いなとがっかりしてたので、今後に期待が持てます。マシンロボが全然なかったのが疑問。そんなに版権ややこしかったっけ? ストール兄妹が葦プロの顔だった時期はあると思うんですが。
ずーっと採り上げ損ねていたのですが、葦プロチャンネルは去年まで「あしラジ-1.0」というラジオを配信してました。ねぎし氏と松尾氏のゲスト回では、ラムネの他にボーグマンにも少し触れておられました。どの回も再生回数が3ケタなのでお察しとばかりに中断(終了?)されてるのが寂しいです。今からでもせめて村山氏を呼んで欲しい。めちゃくちゃ葦プロ作品に関わられているのに。
で、このあしラジで園田氏回が4回配信されたのですが、どれも25分前後あるのにマシンロボもボーグマンも数えるほどしか単語が出てこず、園田氏のサクセスストーリーとアタッカーYOU等のナック時代の思い出とドン・ドラキュラの脚本回が幻のデビュー作になった経緯等に終始しています。首藤さんの話も長かった。
生放送じゃないので、パーソナリティの小林氏も葦プロサイドも事前に了承されてたんでしょうけど、葦プロのラジオを聴くようなファンが知りたいことに応える気がなかったのはどうかと。そこはぽりりんを見習って欲しかった。まあ園田氏の場合、(腐す意図抜きで)ガチで忘却されていることが多いので、あやふやな記憶で作品を振り返られるよりマシと云えばそう。
聞き役の小林氏が時々困ってそうなのは気のせいかしら…と思うほどフリーダムトークから得られた収穫は、「園田氏は今も昔もオタクではない」でした。文学青年が演劇の世界に飛び込んで、縁あってアニメ業界に入られたとかで、アニメ好きが高じて業界にきた訳ではなかったのだなと(ウルトラマンはお好きだったそうですが)。下手したらガンダムやヤマトの洗礼も受けてないんじゃないかと思えました。
オタクではないから、オタクなスタッフの視点では書けないしやらないことをやれたんじゃないかと思います。既にオタクの巣窟だったであろう葦プロで活躍できたのは読売広告のPと加藤Pに気に入られたのが大きいようですね。
剣狼伝説がああいう内容になったのも、ボーグマンで根岸監督と噛み合わなかったのも「オタクではないしアニメファンを知らなかった」で片付くというか、だから「ロム退場」でファンから反発されて、そこから「アニメファン(オタク)」を意識されたんじゃないでしょうか。以降の作品でアニメファンに対する解像度を上げていかれたと思います。
この「notオタク」が強みになったのがライジンオーと超者ライディーンだったとも思います。ライジンオーには既存のロボットアニメではなく児童文学のエッセンス。超者は「5人組の美少年て→アイドルだから全員イケメンで当たり前でしょ」「寮で一緒に寝泊まりて→アイドルとしてのレッスンも対超魔の作戦会議もできるでしょ」「変身後に全裸て→むしろ服が元に戻る方がおかしいでしょ」とあざとい設定に説得力のあるアンサーが用意されてるのは、腐女子の概念なき発想によるものではないかと。
超者に勇者ライディーンへのリスペクトがないのも納得。ボーグマンでも近年になって(一応前作の)ジリオンは見てなかったと公言したぐらいだからなあ。夏目想太郎はJJを意識してたのかずっと疑問だったのでスッキリはしました。もし想太郎設定が通ってても、JJに似なかったのか。本当はガチムチ兄ちゃんなデザインだったチャックの美形化の提案はチャンプを意識したのかも疑問だったんですが、それも偶然だったのか。あしラジを聴いた限りでは、自分が関わってないアニメには興味なかったんだろうと思いました。
しかしよくTHE☆オタクビデオ! なレディウスやれたなあ。あれは佐野氏をはじめとするアニメーター無双を楽しむ作品だったから…。
長年に渡って園田氏に関しては思うところを書き連ねてきましたが、大半が「オタクじゃないなら仕方ない」で終わる話だったのかもなと気が抜けました。アニスありきでボーグマンの設定をかき回したのは許されることではないですが。ホームグラウンドは演劇でアニメファンではない園田氏と、ディープなオタクだった会川氏が一緒に脚本を回していたボーグマンは、よく作品として成立できたなあと今更思います。岸間氏が間を取っていたんでしょうか。
それ以外に情報なかったのかと問われたら…なかったねと。マシンロボやボーグマン等の葦プロ派ではなく、ライジンオーやアニポケで園田脚本を気に留めるレベルで氏に興味があった方か、お芝居関係で園田氏のファンになった方なら聴く価値はあると思います。あしラジなのに(二回目)。多忙を理由に星矢の脚本のオファーを断ったら、東映から一切依頼が来なくなった話はちょっと面白かったです。
思い出したのでこれも貼っておきます。
ジリオンVSボーグマンイベント後に園田氏がアップされたイベント感想動画。チャックの名前すら忘れている園田氏と、聞き手の方がジリオンもボーグマンも知らない方だったせいでグダグダ感がありますが、作品トークは貴重。ちなみにこの頃旧ツイッターで「イベントで再会した鷹森さんを荘真由美さんと思い込んで会話してました(意訳)」と呟かれておられました。HAHAHA!(脱力)
posted by はらよしかず at 22:51| Comment(0)
| ボーグマン
2026年02月05日
アニス誕ですが近況報告止まりです。
大変ご無沙汰しておりました。去年はプライベートで父親の訃報からトラブルと体調不良の連発がはじまり、本気でお祓いを検討するレベルでメンタルバッキバキになってしまい、ボーグマンに向き合う余裕ができませんでした。何かしら情報があれば入手しておりましたが。まさかこのトシになって人前で何度も泣く羽目になるとは思ってなかったなあ。情けない。
で、たまたま2月は諸事情で休職状態となってしまい、前述の理由から心身共に疲弊していたので、神様が(多少懐が寂しくなろうが)休みなさいと云ってると思うことにして羽を伸ばしはじめた次第です。山ほど溜まっている用事に追われて、気が付いたら明日から復職! になってそうな気がしますけど(白目)。正直この状況がなかったらアニス誕もスルーしていたかも知れません。
そのアニス誕用の更新は今月中に何かします。PLAMAXとハセガワのガレキを採り上げる予定。どっちもパーツチェックぐらいしかしてないので、レビューではないですそんな不遜な。何とか時間作ってPLAMAXアニスを触ってみたい。初心者向けではないと聞きかじったので、積んであるPLAMAX綾波から組んだ方がいいのかなー。
今後の予定ですが、休職期間内にブログ用のネタ整理ができればXから撤退して、ブログに戻ります。あっちは仕様が酷くなる一方で、ボーグマンに関してはモチベーションがゼロに近くなりました。別垢は元々ブログの宣伝のために作ったんですが、もうブログの存在自体に興味を持ってもらえないんだな…思うことがありましたし、「嫌なら読まなくていい」ができない人の敷居を高くするに越したことはないので。腐すことが前提なら来ないでいただきたい。
ボーグマン以外のアニメ&マンガ感想やゲーム関係は、まだインプレ数と交流がそこそこあるので継続します。blueskyも日記帳化するかも。
ボーグマン2の布教ぐらいは…と思ってましたが、現状のXの仕様ではそれすら徒労(交流なしの壁打ちだと相互さんのTLにすら表示されないらしい)なので断念しました。何かの拍子に話題になったら動きますけど。突然双亡亭壊すべしや狂四郎2030が話題になったりするから油断できない。
個人的にいま鎧真伝サムライトルーパーがめちゃくちゃ面白くて熱いんですが、イケオジになった初代5人組や熟女のナスティが許容される令和の世なら、ボーグマン2も許されていいんじゃないですかね。こわくないですよチャックがオッサンでメンタルギルモア博士なだけですよ(アカン…)。
しかし鎧真伝のコミカル描写、超者ライディーンが通った形跡がそこかしこにあって先見性に唸りました。園田氏は1回だけ鎧伝の脚本担当していたので、その経験も活かしていたのではと思います。ぶっちゃけ、園田氏は優れたアイディアマンではあったので、後は制御の上手いPと監督次第なところはありましたよね。ボーグマンは根岸監督と方向性で擦り合わせができなさすぎ相性悪すぎで、お互いのいいところを殺し合ってしまったのはあるかと。
今回はあまりお待たせせずに更新したいと思います。シレン6がやりたすぎて辛いので、ゲームに溺れてるかも知れませんが(ダメじゃん)。
で、たまたま2月は諸事情で休職状態となってしまい、前述の理由から心身共に疲弊していたので、神様が(多少懐が寂しくなろうが)休みなさいと云ってると思うことにして羽を伸ばしはじめた次第です。山ほど溜まっている用事に追われて、気が付いたら明日から復職! になってそうな気がしますけど(白目)。正直この状況がなかったらアニス誕もスルーしていたかも知れません。
そのアニス誕用の更新は今月中に何かします。PLAMAXとハセガワのガレキを採り上げる予定。どっちもパーツチェックぐらいしかしてないので、レビューではないですそんな不遜な。何とか時間作ってPLAMAXアニスを触ってみたい。初心者向けではないと聞きかじったので、積んであるPLAMAX綾波から組んだ方がいいのかなー。
今後の予定ですが、休職期間内にブログ用のネタ整理ができればXから撤退して、ブログに戻ります。あっちは仕様が酷くなる一方で、ボーグマンに関してはモチベーションがゼロに近くなりました。別垢は元々ブログの宣伝のために作ったんですが、もうブログの存在自体に興味を持ってもらえないんだな…思うことがありましたし、「嫌なら読まなくていい」ができない人の敷居を高くするに越したことはないので。腐すことが前提なら来ないでいただきたい。
ボーグマン以外のアニメ&マンガ感想やゲーム関係は、まだインプレ数と交流がそこそこあるので継続します。blueskyも日記帳化するかも。
ボーグマン2の布教ぐらいは…と思ってましたが、現状のXの仕様ではそれすら徒労(交流なしの壁打ちだと相互さんのTLにすら表示されないらしい)なので断念しました。何かの拍子に話題になったら動きますけど。突然双亡亭壊すべしや狂四郎2030が話題になったりするから油断できない。
個人的にいま鎧真伝サムライトルーパーがめちゃくちゃ面白くて熱いんですが、イケオジになった初代5人組や熟女のナスティが許容される令和の世なら、ボーグマン2も許されていいんじゃないですかね。こわくないですよチャックがオッサンでメンタルギルモア博士なだけですよ(アカン…)。
しかし鎧真伝のコミカル描写、超者ライディーンが通った形跡がそこかしこにあって先見性に唸りました。園田氏は1回だけ鎧伝の脚本担当していたので、その経験も活かしていたのではと思います。ぶっちゃけ、園田氏は優れたアイディアマンではあったので、後は制御の上手いPと監督次第なところはありましたよね。ボーグマンは根岸監督と方向性で擦り合わせができなさすぎ相性悪すぎで、お互いのいいところを殺し合ってしまったのはあるかと。
今回はあまりお待たせせずに更新したいと思います。シレン6がやりたすぎて辛いので、ゲームに溺れてるかも知れませんが(ダメじゃん)。
これらも採り上げたい。しかしまだきちんと読めてない開封すらできてない…
posted by はらよしかず at 22:47| ボーグマン
2025年02月28日
OVA「超音戦士ボーグマン2 -新世紀2058-」感想
前回の更新で、新さくらブログに移行してここはアーカイブ化しますと告知しておりましたが、新さくらブログがあまりにも使い勝手が悪かったので、もうちょっと機能が充実するまでここを継続することにしました。スマホ向けなのかも知れませんが、ここで当たり前にやれたことの半分もできないのはちょっと論外。エラーの嵐を乗り越えてブログ作成して編集したのに…。
で、今回はなんとびっくり書いたわたしもびっくりなボーグマン2感想です。
PLAMAXアニスとか色々考えていたネタはありますが、プラモは既に情報過多状態でまだ積んだままのわたしが採り上げるまでもない(先にPLAMAXモジャ波作ろうかなって…)上に、5月にハセガワからアニスのガレージキット(1/12てちっさい…)がリリースされるそうなので、それと併せて語ろうかなと。
なぜこのタイミングでボーグマン2を視聴したのか。リンかけ2と009完結編を乗り越えたことで、今なら冷静に見れるんじゃね? と思ったのと、麻宮先生がボーグマン2の再起動をSNSで告知されており(媒体等は現時点では不明)、何か感想を書くなら今のうちに済ませておかないと
再燃してもずっと遠ざけたままの作品だった理由は、云うまでもなく「超音戦士ボーグマンの続編」だったからです。28年後も妖魔は存在していて、壮年となったチャックがメモリーの遺志を継承し、サイボーグ開発を続け戦っていた。メモリーが命を懸けて守ったものは何だったのか。妖魔と戦い続けるためとは云え、ラストバトルでアニスが否定した戦闘用サイボーグをチャックが開発していたという設定は、根岸監督が構築した物語と主題を壊すものであり、とても受け入れられませんでした。
まあ嫌々ビデオ借りてやっぱり憤死していた当時と違い、トシ食うと制作サイドの事情もうっすら察せるようになりましたし(版権が葦プロからタキ・コーポレーションに移行したのが大きかったのかな)、最終回で憤死してそんなものはなかった扱いしていたリンかけ2もトシ食ってからだと楽しんで読めたので、ボーグマン2も向き合えばいいところは発見できるだろう、多分。
…と、それぐらい軟化を自覚したのでdアニを起動しました。ちなみに009完結編はリンかけ2とは真逆で、がっかりな内容でしたが最後まで読めたことで(嫌な)自信が付きました。
前置きが長くなりましたが本題。はっきり云うと面白かったしそこそこ楽しめましたよ。どうしても駄目なところはありましたけど、それはわたし個人の譲れないこだわりなので。
ただ、「菊池通隆キャラでボーグマンの続編(をやれば売れる)」と企画を立てた誰かの浅慮にはやっぱり腹が立ちます。この作品、クレジットされる企画やら制作やらプロデューサーやらが多くて、お前かーーー!!(モニターにメガトンパンチ)となる人がよう分からん。とりあえず加藤氏は自分の中では忌み名です。故人なのであまり貶めるようなことは云いたくないのですが、アクの強い方だったんですかねえ。園田氏を葦プロに誘ったのは加藤氏だったと、園田氏があしラジで語っておられましたね。
その浅慮な企画に村山監督がどう取り組まれたのか。そこに焦点を置くと、いくつも興味深い要素が見えてきました。
【28年後のメガロシティ】
前作からの続投は壮年になったチャックのみ。リョウとアニスは「どこかで幸せに暮らしている(アニメVの第一報記事より)」。美姫はチャックとは訳あって別居中(結婚はしている?)。この過酷な縛りの中で、村山監督がこだわれたのは根岸監督と同様に「メガロシティ」だったのではないかと思いました。
ラストバトルの冒頭でも描かれた貧富の差が激しい混沌とした街の描写。28年後も変わらず都市の中央に佇んでいる女神像(メガロビルは描かれておらず、オブジェ化していた模様)。更に発達した交通網や公共施設の充実。
妖魔の影を抱えながらも、水上巨大都市として更なる発展を遂げていたメガロシティの様子が丹念に描かれており、チャックが率いるボーグマンチームは「ここに住まう人々を守る」ことを使命としている。しかし冒頭で妖魔特捜課(前身はファントムスワット?)として出てきた主人公・ケン南井は、そんなボーグマンチームを快く思ってないことが描かれます。初期の美姫と同じ考えだった模様。
【妖魔】
妖魔のデザインはTVシリーズのモンスター色の強いものではなく、禍々しいクリーテャーがフォーマットとなってます。妖魔に憑かれた(?)猫や鼠が臓物を晒しながら這い回ったり、人々に容赦なく牙を立てたりと、グロテスクで殺意もマシマシ。それに伴い、TVシリーズやラストバトル、ラバレでは描かれなかったゴア描写が挿入されてます。多数の妖魔に襲い掛かられ、食いちぎられ瀕死の重傷を負うケンの描写は、ラストバトル&ラバレで何でやらなかったんだろう…と不意を突かれました。
ラバレのぬこ妖魔もビビりそうな禍々しさが良き
で、この作品では後付け設定で「妖魔エネルギーの入った血」というものが出てきます。28年前のクライシスで妖魔エネルギーが人々の血液の中に入り込み、遺伝した者が事件を起こすケースが七件あったらしく。ケンと妹・イライザは特にその血統が強く(その理由は謎のままだったり)、そのせいで山ちゃんヴォイスの「妖魔使い(マスター)」に狙われることになります。マスターは血液に妖魔エネルギー分が多い体に生まれ、妖魔の血に支配されてしまったお気の毒な御仁ですが、サイメビで見た顔でやってることが超しょぼいアーカードなので同情する気が起きない。3話目で小者化するし。
これヘル〇ングで見た!
【チャック・スェーガー】
そうですわたずが若い頃のチャックです
当時はチャックが特に好きじゃない人でもショックを受けた、オッサンになったチャックですが、正直「チャックなようでチャックではない」。らしさを感じないキャラ造形になってます。クールな科学者に徹してて、クライマックスで老骨に鞭打って自前のバルテクターで出るとかやっても良かったんじゃないの…? それはそれであの頃はムカついたでしょそうだね(セルフツッコミ)。井上さんも本来のチャックを意識せずに、「ボーグマン2のチャック」で役作りなさってたんじゃないかなあ。井上さん的にチャックとチャンプはセットだし…。
というか、「チャックもかつてはボーグマンだった」等の匂わせやバックボーンが描かれてない。ボーグマンの予備知識がなかったら、マジで「勝手にケンをサイボーグにした怪しい科学者」でしかなく、そこは続編が決まったら描くね! だったのかしら。それでも美姫か、リョウとアニスと一緒に撮った写真が机の上にあるとか、そういうことぐらいは…いやー当時だと火に油な行為だったか。少なくともわたしはブチギレたな。
3話のクライマックス直前で、妖魔の猛攻で一般人の死傷者が増え続ける中で、救助より妖魔を倒すための武器開発を優先したのは最大のうーん…でした。10話で身を挺してシロウを守った、リョウ以上の向こう見ずだったチャックじゃなくなったんだね…。
あと「あの時の戦いはスタートだった」とか、視聴者の神経を逆なでする発言はやはりイラっとしました。メモリーの苦闘は何だったんだよ!
OPのチャックはメモリーオマージュですね
【バルテクター】
うーn貧乳
バルテクターのギミックで妖魔を拘束し退治する過程におお…となりました
設定画だと拒絶反応が出てしまう(個人的にやまだ氏の装甲スーツデザイン苦手なんです…ダグテクターとか…)触覚生えてるバルテクターですが、実際動いているのを見ると、あんまり気になりませんでした。世界観には合ってるし。TVシリーズだとほとんどやれなかったギミックも仕込まれていて、アクションシーンが気持ちよく見れました。
根岸監督は玩具縛りのないラストバトルでも、バルテクターに+αを加えることなくただの装甲スーツとして描いたのに対して、ボーグマン2はバルテクターでやりたいあんなことこんなことを盛り込んでいたのが非常に良かった。ラバレの後半のアクションシーンを、もっと掘り下げた感じですね。
でもソニックレシーバーのデザインはシンプルすぎてちょっとつまんなかったです。
1話のクライマックス等、ケンはリョウの再現シーンが多いです
【キャラクター】
当時でもちょっと尖っていたキャラデザインでしたが(特にサラ)、動いて喋ると魅力的で(期待値が低い状態で見たせいもあるかも)、それぞれのキャラも立ってました。嫌っていたサイボーグにされた(+妹を妖魔使いに攫われた)ことを嘆くばかりだったケンが、サラやコーツの想いに触れて心を開き、本来の熱血漢に戻っていく過程はちょい唐突なところもありましたが、リョウと似て異なる主人公像で良かったです。金丸さんの声と演技に、松本さんにちょっと近いものがあったのは驚きました。
コーツとサラはバックボーンが描かれてないのが残念でしたが、それでもコーツの武骨な佇まいは初期設定のチャックのそれを想起させられました。中村さんの「ボーグゲットオン!」は力強くてカッコいい。云うたなデイブ! と思ったなどと。
サラは変身バンクのヒョロい肢体に萎えた以外、好感持てるヒロインでした。へっきーの声が可愛すぎるかなあと思わなくもありませんでしたが、3話目ではしっくりいきました。TVシリーズのアニスが見せなかった表情を色々持っていて、村山監督の思い入れを感じてみたり。作画によってはオバハンにしか見えないカットがあったのは残念。
しかし個人的に一番刺さったのがケンの妹・イライザでした。ゆかなボイスがめちゃかわで、めっちゃ妹キャラなんですよ。お兄ちゃんや親友のサラに甘える様子がクッソ可愛いくて、マジでやられたー! でした。ブラボーゆかな!
サラとイライザの会話がぐうかわ
しかし、妖魔使いに攫われて妖魔墜ちした際のドスケベボンテージverになった途端、作画がヘタレてブサイクになったのはどういうことなのか。そこに力を入れて然るべきではなかったのか(力説)。
と、自分が感じた要素をまとめてみたら、本編・ラストバトル・ラバレで切り捨てた、もしくはやりたくてもやれなかった要素を村山監督が吟味し、それらで世界観を再構築したと思えます。その土台が「メモリーの物語」を崩した上というのがどうにも抵抗ありますが、崩したのは企画を立てた当時のエライ人たちだし。逆に考えればそれによってメモリーではなく、ボーグマンそのものを中心に据えられた。そのお陰でやっと成せたことも含んでいるんじゃないでしょうか。
ボーグマン2は「されど妖魔は影で蠢き続ける」アナザーメガロシティの歴史の一遍と思えば、自分の中では折り合いが付けられます。正史だと思わなくていい作りになってますしね。
折り合いが付けられる人向けの小ネタもばしばし仕込まれており、これはボーグマンシリーズすべてに関わられた村山監督にしかできなかったと思います。
ここまで概ね褒めていても、いっこだけ拒絶したいのは終盤のケンの「サンダー!」です。サンダーを呼んでいいのはリョウだけなんだよ! ちょっと前までボーグマンなんてイヤイヤとか云ってたお前じゃねえよ! いや許したのはチャックだけど!
しかしですね、呼ばれたサンダー2号の私は生まれたてのバイクですな喋り方に、その、ちょっと、萌えてしまってですね、それがすっごく悔しいんですけど…山ちゃんめ…!(血涙)
という感想文でしたが、わたしがボーグマン拗らせ半回転の挙句に…アリかな? となっただけかも知れないので、実際ボーグマン2を見て地雷踏んでメンタル大打撃になっても責任は取れません。わたしは自分が面白かったから見てみましょうとは一言も云ってませんよ!? アニス至上主義な方にはそれなら超者ライディーン見ようぜ! すっぽんぽんがいっぱい出てくるよ!(美少年の)と云っておきます。ボーグマン2のOPに一瞬出てくるアニスは可愛いですけど。
posted by はらよしかず at 20:24| ボーグマン
2025年02月05日
【アニス誕】1/3.5スケール バルテクターアニス胸像【ブログ10周年】
去年はほとんど更新しておらず、10周年だぜヒャッハーと騒ぐのはおこがましいので普通にアニス誕で更新です。それと今回の記事は「このブログでの」最終更新となります(次回は今後のお知らせ)。詳細は記事のラストにて。
今年のアニス誕はXで交流させていただいております、元二郎(@GENJIRO2024)様が制作されたアニスの胸像を紹介させていただきます。元二郎様は吸血姫美夕やアニス等で精力的に造形活動をされておられ、フィギュアとドールの中間な美麗な立体をハイペースで完成させているパワフルな御方です。去年の12月に送っていただいてたのですが、わたしがもたついていたせいで紹介が遅れてしまいました。アニス誕ということでご容赦を。
このアニスの胸像は同時に複数制作されており、麻宮先生をはじめ、Xで活動されている面構えの違うボーグマンクラスタの方々の手元にあるそうです。何でわたしみたいなファンの風上にいたら嫌な顔をされる(いや風下にいるつもりですけど)文句垂れに送っていただけたのか。それは分かりませんが、誠にありがたいことでございます(拝)。
ちなみにいただいたのではなく、ご厚意で手元に置かせていただいているとだけは明記致します。
まず四面図。バルテクターは3Dプリンターで出力されたそうです。素材はUVレジン製。バルテクターの主要パーツのほとんどはマグネットで装脱着ができるようになってます。
耳のセンサー部分は可動します。7話のトオル探査場面が再現できますね。
デカールによるアレンジが細部に渡って利いております。好みで張り替えもできますよとのことでしたが、そんな恐れ多い(震)。
台座はなんとソニックレシーバー。磁石を近づけると…
光ります。画像では光り方が弱く見えますが(実際はもうちょっと明るいです)これは電池の残量が不足しているのが原因。電池を交換したらもっと光るし、何なら内蔵のLEDライトを別の色のものに交換することも可能だそうです。これはいつかやってみたいです。アニスなので赤色がいいなあ。しかし中を開けるのが怖い…。
ゴーグルもマグネットで脱装着可能。
アイペイントの解釈が素晴らしい。アニスの版権イラストのイメージを立体に落とし込んだ上で、ドールのテイストが入っていて独特の魅力があります。おい聞いてるかメg(自粛)
みんなだいすき胸部パーツですが、キャストオフしてインナースーツ姿にすることが可能です。それには頭部を抜いて、バルテクター上部パーツを首から外すという手順を踏まないといけないので、繊細な取り扱いが苦手なわたしにはとてもできません。胸は固いシリコンなので、そういう意味での装着シーンの再現は無理なのでしたヽ(´ー`)ノ
撮影場所を変えてちょっと撮り直し。前述の通り頭部が抜けるので、首を動かすことも可能です。
角度によってはちょっと憂いのある表情も見せてくれることに気づきました。語彙が不足してて申し訳ないのですが、本当に素晴らしい作品です。毎日が眼福ですありがとうございました。アニスだけでなく、リョウの制作も予定されてるそうなので期待してお待ちしております。
そして重大な(?)告知。
このさくらブログが新規受付終了して以降、さくらインターネットが放置していたらしく使いづらくなる一方だったのですが、新さくらブログのサービスを開始したということで、次々回からそっちに移行します。URLの変更等、詳細は次回の更新にてお知らせ致します。
なんだかんだでボーグマン一辺倒でやってきましたが、移行後は009や(庵野監督による企画が目白押しな)ヤマト等、もっと他の懐かしアニメも取り入れた懐アニ総合ブログにしようと思っています。SNS依存になるのが嫌だったので新規サービス開始は朗報でした。ずっと企画だけで止まっている、懐かし漫画ブログも別でやりたいです。
データの移行はまだできないそうなので、ここはアーカイブとして置いておきます。しかしX等で公表された、当時のスタッフのコメント等から記事の修正を必要とするものも増えたので、一旦非公開にする記事が増えます。ご了承下さい。
posted by はらよしかず at 00:00| ボーグマン
2024年12月13日
【LIFE】009×クロス×ボーグマン【回帰】
今回の記事は009とボーグマンの意外な(?)接点を語るため、「サイボーグ009完結編 2012 009 conclusion GOD’S WAR」のネタバレ前提のテキストとなります。もう10年以上前に発表された「009最終作」ですが、009履修中で読む予定だったという方は回避して下さい。
以上は「文藝別冊 総特集石ノ森章太郎 増補新版」に収録された「サイボーグ009完結編構想ノート」のプロローグ部分の構想を、時系列etcを整理して書き出してみました。おこがましい行為ですが、こうしないと伝えきれないので。
これでも(各人の009の知識量によって差はあると思うのですが)「?」となると思われますが、ひらったく云うと自分たちが読んできた「サイボーグ009」は、超能力者の赤子、つまりイワンのテレパシーを受信した石ノ森先生が、それをベースに自身のアイディアも盛り込んで描いた作品。9人は2005年に「実在」するサイボーグたちで、彼らも「サイボーグ009」を読んでいたというメタな設定なのです。これによって、サイボーグ戦士たちを「21世紀設定」に置き換え、歴史の一部と化した時代背景や設定の矛盾をクリアした上で、「神々」との最終決戦に挑ませる意図があったと思われます。
例えば「フランソワーズ・アルヌール」は当時の石ノ森先生がイワンのテレパシーで知ったサイボーグの紅一点に、ファンだった女優の名前をそのまま付けたもので、彼女には本名が別にあるのです(全員もまた然り。グレート・ブリテンも変えたかったと思いますし)。有名なハインリヒの過去「ベルリンの壁の悲劇」も、石ノ森先生が受信したテレパシーを咀嚼し当時の世界情勢を反映して描いたものであり、実際は異なる状況でハインリヒは「ヒルダの死」を体験してるんです。
なぜ本名で呼び合わないのかというと、9人は漫画で付けられた名前を気に入り、それを愛称としたからです。でもそれぞれの個人的な知り合いからもそう呼ばれてるよね? という疑問に対しては、いんだよ細けえことは(byザ・松田)としか云えません。
実在する彼らの能力は「惑星の開発」が前提なので、張々湖が口から出すのは火ではなく熱線。ジェットは驚異的なジャンプ力に留まり、飛行能力はありません。
これらの事柄から、イワンのテレパシーはイメージを伝える程度で具体性に欠けており、そこを石ノ森先生が補完し、漫画の形で出力したという設定だった模様。
で、構想ノートの「断章」には「9人はシャドウ(=ブラックゴースト?)に拉致されてサイボーグ手術を受けさせられた」という記述がなかったので、わたくし読んだ時には、9人は一般公募のアストロノーツとして選ばれたのかと思ったンですよ。これってボーグマン計画じゃん! リョウたちと同じ境遇じゃん! とひっくり返ったんですよ。
そこを確認したくて、石ノ森プロによるコミック版と小野寺丈氏によるノベライズ版の両方の完結編を読んだら、前述の通り「拉致されて改造された」原典に近い流れに変更されていたのでした。発端となった「サイボーグ・アストロノーツ計画」の内容も少し変更されていたのですが、これがかなりボーグマンクラスタとして唸るものになっておりました。ここはe-bookのノベライズ版の試し読みで読める範囲なので(他の電子書籍サービスでも読めるかも?)、目を通してみるのも一興かと。
サイボーグ009 完結編 2012 009 conclusion GOD’S WAR I first
サイボーグ009 完結編 conclusion GOD’S WAR 1巻(コミカライズ版)
(e-bookjapanに移動)
注目点を書き出しますと、
・構想ンート:人類以外の生命体を探すために火星を目指す→本編:とある大国が、太陽系惑星のいずれかを「第二の故郷」にするための開発計画を立ち上げた。
・開発計画の課題「人間が地球外惑星の過酷な環境に適応するには?」をクリアするべく、人間を科学技術で補強する「宇宙探査用改造人間(サイボーグ・アストロノーツ)」計画が発足。名称は「サイボーグ・アストロノーツ・プロジェクト(略してC・A・P)」。世界中から有能な科学者たちが集まり計画を進めていた
・この計画の「サイボーグ」は実際はアストロノーツではなく、成層圏で起こる戦争を想定した「成層圏戦争用兵士」。資金も国の援助ではなく、「死の商人」と呼ばれていた軍需産業だった
「実在した」9人のサイボーグ戦士たちのプロフィールの変更は非常に興味深いのですが、ここにまで触れていくと、いつになったらボーグマンの話題になるねんとなるので割愛。機会があれば(ここ以外で)感想を書くと思います。いや充分ぼやき…思いつくままXやら青空やらで書いてますけど。
ここまで書くとお察しですが、「完結編」でリニューアルされた009たちは、建前であっても「地球外惑星での活動を可能にする肉体に改造された宇宙飛行士」で、その計画は「ボーグマン計画」の上位互換と呼べるものだったのでした。完結編既読の方的には今更知ったのか案件ですが、完結編に関しては、009への思い入れ故に積極的に知ろうとしてなかったので…ぶっちゃけ、この記事の確認ために読んだとはいえ、やはり知りたくなかったと思ったこともゴニョゴニョ
そういえばボーグマン計画は国の立案なのか、メガロシティが「復興を越えた未来」を示すために血税つぎ込んだ(嫌な云い方はやめなさい)のか、ちょっと気になってきました。
ボーグマン廉価版ブルーレイBOXのブックレットのねぎし氏のインタビューによると、009の初期に「宇宙開発」とあったのでそれを意識したと語られていたのと、サイボーグの開発目的は宇宙用か戦闘用の二択しかなく、後者は(番組の制約として?)NGだったので「ボーグマン」は宇宙用のサイボーグになったとのこと。完結編がボーグマン計画に近いものになったのは、石ノ森先生が着想を得たというアメリカの科学雑誌「LIFE」の記事に原点回帰したからでしょう。
これに関して検索したら、なんと望月智充監督が言及していたブログ記事があったのでリンク貼っておきます。該当の記事の画像も掲載されております。
日本語あれこれ研究室:最初にサイボーグを描いた漫画家
水木しげる先生が石ノ森先生に先んじて、サイボーグを題材にした作品を発表していたとはびっくりしました。
ブックレットのねぎし氏インタビューによると、ボーグマン計画はメモリーとメッシュというふたりの天才科学者が主導権を握り鎬を削り合い(ライバルであって恋愛関係ではなかったとか)、火鷹は妖魔を知る前に計画から離脱。フリッツはセクションの違う(転送装置の開発メイン?)同僚と、科学者たちのコミュティでは様々な思惑が交錯していたと取れる設定が語られてましたが、それ以上は存在してないようです。まあ玩具アニメでしたしね…。その影でやはり「戦闘用」が開発されていたのですが、これに関しては「メモリーが詳細(ダストジードの正体等)を知っていたか否か」で、會川氏とねぎし氏の間で認識の食い違いが生じていたので、深追いは避けさせていただきます。
「サイボーグは地球外惑星と地球の架け橋となる」という一冊の科学雑誌の空想の中で、009とボーグマンはリンクしたということですね。009は建前とはいえ、「サイボーグ・アストロノーツ」計画に参加していた科学者たちは、あくまで「地球外惑星での活動」を目的に9人を改造していたので、従来の設定のリミテッド版となった彼らの性能は、ボーグマンとの互換性もあって面白いと思いました。口からシン・ゴジラみたいな熱線吐くリョウが見たいのはメモリーぐらいだと思いますけどヽ(´ー`)ノ
と、師走までここを放置しておきながら、何ごともなかったかのように更新したのでした。ひたすら精神的に疲弊してたのと、脳がシン・仮面ライダーの円盤の発売までの日めくりカレンダーと化していたので…。来年もプライベートがかなり不透明なので何とも云えませんが、今回みたいに書きたいことができたらふらっと出てきて更新します。
ちなみに009完結編の本編ですが、石ノ森先生のご子息と石ノ森プロのスタッフの苦闘が伝わる力作でしたが、はっきり云ってそれ以上ではありません。「石ノ森章太郎の呪縛」がそのまま反映されていて、いちいち察してあげないといけない作品でした。石ノ森先生の構想から必要な要素だけを拾い上げて、映画作品として昇華した「009 RE:CYBORG」を見れば充分です。DVDで見た当初はけっちょんけちょんにけなしてすまない…と思ったぐらいに、本家本元たる(?)完結編はまあうn…でした。似た状況で連載継続しているベルセルクを案じずにいられなくもなりました。
あと009ではあり得なかったぐらいにグロ描写のオンパレードなので、そういう意味でもお勧めはし辛いです。特に003がめちゃくちゃ酷い目に遭います。「島村ジョー」というヒーロー像の破壊に挑戦してたのはまあ評価でき…るかな…?
時は2005年。
人類は地球人以外の生命体を発見するために、太陽系惑星内でその可能性が最も高い火星に、有人探査機を送り込むプロジェクト「ワレワレハコドクデハナイ」を立ち上げた。
そのプロジェクトで、長年密かに研究されてきた“サイボーグ・アストロノーツ”の起用が決まっていた。
“サイボーグ・アストロノーツ”、それは火星の探索及び開発目的の性能を組み込まれた乗組員。9人の人間がその施術を受けた。
1人目は脳をスーパーコンピュータと連動され、その副産物で超能力に目覚めた赤子。
2人目は常人の5倍のジャンプ力を持つニューヨークの不良少年。
3人目は壁の向こうを見る視力と、10キロ先の物音をキャッチできる聴覚を持つフランス人の少女。
4人目は体の2/3を機械仕掛けにされたドイツのトラック運転手。
5人目は起重機の性能を持つアメリカ先住民の末裔。
6人目は岩をも溶かす熱線を放射できる中国の料理人。
7人目は擬態動物をベースにした、細胞配列の変化による変身を可能にしたイギリスの舞台俳優。
8人目は500メートルの深海まで潜れるアフリカの青年。
9人目は常人の9倍のスピードで動くことができるハーフの孤児。
しかし、「火星に人類の未来を見出す」は大義名分であり、真の目的は宇宙空間での戦闘を可能とする「人間兵器」の開発、黒幕は謎の組織「影の存在(シャドウ)」。9人は選りすぐりのアストロノーツではなく、組織が拉致した一般人であり、実験動物だった。
シャドウの目論見を知ったひとりの科学者は、9人を誘い反乱を起こし、プロジェクトの一部は瓦解。逃亡者となった9人はシャドウと戦い続け、やがて世界中に散り散りとなった。
2010年。ある不穏な未来を予見した赤子は、過去に向けてテレパシーを送り始める。自分たちの戦いを記録できる者に向けて。テレパシーは53年前にまで遡り、ある漫画家がひらめいたアイディアとして、それを受信する。漫画という媒体で彼らの戦いの日々が(漫画ならではの誇張が入った形で)「記録」されていく。
漫画家のライフワークとなったその作品のタイトルは「サイボーグ009」
さらに一年後。老境に差し掛かった漫画家、そして「記録者」の石ノ森章太郎の前に、自身の作品の登場人物だったはずの科学者・ギルモア博士が現れる……
以上は「文藝別冊 総特集石ノ森章太郎 増補新版」に収録された「サイボーグ009完結編構想ノート」のプロローグ部分の構想を、時系列etcを整理して書き出してみました。おこがましい行為ですが、こうしないと伝えきれないので。
これでも(各人の009の知識量によって差はあると思うのですが)「?」となると思われますが、ひらったく云うと自分たちが読んできた「サイボーグ009」は、超能力者の赤子、つまりイワンのテレパシーを受信した石ノ森先生が、それをベースに自身のアイディアも盛り込んで描いた作品。9人は2005年に「実在」するサイボーグたちで、彼らも「サイボーグ009」を読んでいたというメタな設定なのです。これによって、サイボーグ戦士たちを「21世紀設定」に置き換え、歴史の一部と化した時代背景や設定の矛盾をクリアした上で、「神々」との最終決戦に挑ませる意図があったと思われます。
例えば「フランソワーズ・アルヌール」は当時の石ノ森先生がイワンのテレパシーで知ったサイボーグの紅一点に、ファンだった女優の名前をそのまま付けたもので、彼女には本名が別にあるのです(全員もまた然り。グレート・ブリテンも変えたかったと思いますし)。有名なハインリヒの過去「ベルリンの壁の悲劇」も、石ノ森先生が受信したテレパシーを咀嚼し当時の世界情勢を反映して描いたものであり、実際は異なる状況でハインリヒは「ヒルダの死」を体験してるんです。
なぜ本名で呼び合わないのかというと、9人は漫画で付けられた名前を気に入り、それを愛称としたからです。でもそれぞれの個人的な知り合いからもそう呼ばれてるよね? という疑問に対しては、いんだよ細けえことは(byザ・松田)としか云えません。
実在する彼らの能力は「惑星の開発」が前提なので、張々湖が口から出すのは火ではなく熱線。ジェットは驚異的なジャンプ力に留まり、飛行能力はありません。
これらの事柄から、イワンのテレパシーはイメージを伝える程度で具体性に欠けており、そこを石ノ森先生が補完し、漫画の形で出力したという設定だった模様。
で、構想ノートの「断章」には「9人はシャドウ(=ブラックゴースト?)に拉致されてサイボーグ手術を受けさせられた」という記述がなかったので、わたくし読んだ時には、9人は一般公募のアストロノーツとして選ばれたのかと思ったンですよ。これってボーグマン計画じゃん! リョウたちと同じ境遇じゃん! とひっくり返ったんですよ。
そこを確認したくて、石ノ森プロによるコミック版と小野寺丈氏によるノベライズ版の両方の完結編を読んだら、前述の通り「拉致されて改造された」原典に近い流れに変更されていたのでした。発端となった「サイボーグ・アストロノーツ計画」の内容も少し変更されていたのですが、これがかなりボーグマンクラスタとして唸るものになっておりました。ここはe-bookのノベライズ版の試し読みで読める範囲なので(他の電子書籍サービスでも読めるかも?)、目を通してみるのも一興かと。
サイボーグ009 完結編 2012 009 conclusion GOD’S WAR I first
サイボーグ009 完結編 conclusion GOD’S WAR 1巻(コミカライズ版)
(e-bookjapanに移動)
注目点を書き出しますと、
・構想ンート:人類以外の生命体を探すために火星を目指す→本編:とある大国が、太陽系惑星のいずれかを「第二の故郷」にするための開発計画を立ち上げた。
・開発計画の課題「人間が地球外惑星の過酷な環境に適応するには?」をクリアするべく、人間を科学技術で補強する「宇宙探査用改造人間(サイボーグ・アストロノーツ)」計画が発足。名称は「サイボーグ・アストロノーツ・プロジェクト(略してC・A・P)」。世界中から有能な科学者たちが集まり計画を進めていた
・この計画の「サイボーグ」は実際はアストロノーツではなく、成層圏で起こる戦争を想定した「成層圏戦争用兵士」。資金も国の援助ではなく、「死の商人」と呼ばれていた軍需産業だった
「実在した」9人のサイボーグ戦士たちのプロフィールの変更は非常に興味深いのですが、ここにまで触れていくと、いつになったらボーグマンの話題になるねんとなるので割愛。機会があれば(ここ以外で)感想を書くと思います。いや充分ぼやき…思いつくままXやら青空やらで書いてますけど。
ここまで書くとお察しですが、「完結編」でリニューアルされた009たちは、建前であっても「地球外惑星での活動を可能にする肉体に改造された宇宙飛行士」で、その計画は「ボーグマン計画」の上位互換と呼べるものだったのでした。完結編既読の方的には今更知ったのか案件ですが、完結編に関しては、009への思い入れ故に積極的に知ろうとしてなかったので…ぶっちゃけ、この記事の確認ために読んだとはいえ、やはり知りたくなかったと思ったこともゴニョゴニョ
そういえばボーグマン計画は国の立案なのか、メガロシティが「復興を越えた未来」を示すために血税つぎ込んだ(嫌な云い方はやめなさい)のか、ちょっと気になってきました。
OUT1989年3月号・ボーグマン特集より。ライターによるボーグマン計画のまとめ記事
ボーグマン廉価版ブルーレイBOXのブックレットのねぎし氏のインタビューによると、009の初期に「宇宙開発」とあったのでそれを意識したと語られていたのと、サイボーグの開発目的は宇宙用か戦闘用の二択しかなく、後者は(番組の制約として?)NGだったので「ボーグマン」は宇宙用のサイボーグになったとのこと。完結編がボーグマン計画に近いものになったのは、石ノ森先生が着想を得たというアメリカの科学雑誌「LIFE」の記事に原点回帰したからでしょう。
これに関して検索したら、なんと望月智充監督が言及していたブログ記事があったのでリンク貼っておきます。該当の記事の画像も掲載されております。
日本語あれこれ研究室:最初にサイボーグを描いた漫画家
水木しげる先生が石ノ森先生に先んじて、サイボーグを題材にした作品を発表していたとはびっくりしました。
ブックレットのねぎし氏インタビューによると、ボーグマン計画はメモリーとメッシュというふたりの天才科学者が主導権を握り鎬を削り合い(ライバルであって恋愛関係ではなかったとか)、火鷹は妖魔を知る前に計画から離脱。フリッツはセクションの違う(転送装置の開発メイン?)同僚と、科学者たちのコミュティでは様々な思惑が交錯していたと取れる設定が語られてましたが、それ以上は存在してないようです。まあ玩具アニメでしたしね…。その影でやはり「戦闘用」が開発されていたのですが、これに関しては「メモリーが詳細(ダストジードの正体等)を知っていたか否か」で、會川氏とねぎし氏の間で認識の食い違いが生じていたので、深追いは避けさせていただきます。
「サイボーグは地球外惑星と地球の架け橋となる」という一冊の科学雑誌の空想の中で、009とボーグマンはリンクしたということですね。009は建前とはいえ、「サイボーグ・アストロノーツ」計画に参加していた科学者たちは、あくまで「地球外惑星での活動」を目的に9人を改造していたので、従来の設定のリミテッド版となった彼らの性能は、ボーグマンとの互換性もあって面白いと思いました。口からシン・ゴジラみたいな熱線吐くリョウが見たいのはメモリーぐらいだと思いますけどヽ(´ー`)ノ
と、師走までここを放置しておきながら、何ごともなかったかのように更新したのでした。ひたすら精神的に疲弊してたのと、脳がシン・仮面ライダーの円盤の発売までの日めくりカレンダーと化していたので…。来年もプライベートがかなり不透明なので何とも云えませんが、今回みたいに書きたいことができたらふらっと出てきて更新します。
ちなみに009完結編の本編ですが、石ノ森先生のご子息と石ノ森プロのスタッフの苦闘が伝わる力作でしたが、はっきり云ってそれ以上ではありません。「石ノ森章太郎の呪縛」がそのまま反映されていて、いちいち察してあげないといけない作品でした。石ノ森先生の構想から必要な要素だけを拾い上げて、映画作品として昇華した「009 RE:CYBORG」を見れば充分です。DVDで見た当初はけっちょんけちょんにけなしてすまない…と思ったぐらいに、本家本元たる(?)完結編はまあうn…でした。似た状況で連載継続しているベルセルクを案じずにいられなくもなりました。
あと009ではあり得なかったぐらいにグロ描写のオンパレードなので、そういう意味でもお勧めはし辛いです。特に003がめちゃくちゃ酷い目に遭います。「島村ジョー」というヒーロー像の破壊に挑戦してたのはまあ評価でき…るかな…?
posted by はらよしかず at 18:38| ボーグマン