今回はリンクのみで画像がないのでアニスカレンダー7月イラスト(たぶん再々掲)。
羽原氏のアニスは良いものです。
羽原氏のアニスは良いものです。
御無沙汰しております。飽きた訳ではないんです(仕込みはのっそり続けてますし)。しかし300記事越えた直後から燃え尽きた感が出てしまったのと、DMMブックスのセールがきっかけで、電子書籍で懐かしマンガを読む喜びに目覚めてしまったので、あんまりPC起動させてなかったりします。トシ食った分だけ発見も多くて実に楽しいので、SNSで何かやりたいと思っている所存。ちなみにここのさくらブログは新規受付を停止しているという寂しみ。サービス終了はまだないそうですが。
35話のアフレコ台本を入手したのでそっちをやろうと準備を進めていたんですが、「電脳冒険記ウェブダイバー」の20周年&ブルーレイBOX化キャンペーンの一貫で行われた座談会記事にて、根岸監督と松尾慎氏がボーグマン13話を語られていたので急遽紹介させていただきます。ウェブダイバーは主人公のお父さん役の大倉さんの声が目当てで(闘神伝のエイジの声が好きだったモンで)ちょっとだけ見てたんですが、ジャン君が好みだったのと主人公の弟が悪堕ちしたことぐらいしか覚えてません。期間限定でも配信してくれれば見る。
『電脳冒険記ウェブダイバー』20thアニバーサリー 豪華ドラマCD出演キャストの寄せ書き直筆サイン色紙が当たるツイッターキャンペーン実施中!
※上記記事より該当部分を引用させていただきます。
──80年代終盤でのネギシさんの監督作で松尾さんの作画というと、88年の『超音戦士ボーグマン』13話「血戦!リョウ最期の日」がすごくインパクトがありました。
ネギシ あれは最初から松尾君が1本全部自分で作監(作画監督)をやりたいという話を聞いていて。各話脚本だった會川昇氏(13話の脚本担当)も「自分のポリシーを出せる回をやりたい」と、すごく意気込んでて、ちょっと尖った感じの話をやってみたいということだったんですよ。そんなことを少し松尾君に話したら、「そういう話数だったらやってみたい」って言ってくれて。
松尾 その話を補足すると、それまで僕はメカ作監の仕事ばかりだったんですよ。それでキャラクターの作監もやってみたいと思っていて、当時の葦プロのデスクの下地志直さんに相談したんです。そうしたら『ボーグマン』を紹介してくれて。それで僕はTVシリーズをやりたい気持ちが強かったから、本当はそのままローテーション作監として入りたかったんですよ。そうしたら、佐野さんに今度は『ヴイナス戦記』(89年)に引っ張られて(笑)。
ネギシ こちらも13話の後も、シリーズ構成上の重要回は全部松尾君に作監で入ってもらおうと予定してたんですけどね。でも『ヴイナス戦記』の作業が一番忙しい時に13話を作監だけじゃなくて、原画も一番たくさんやってくれたんです。
松尾 僕としては、そこがアニメーター人生の分岐点だったと思ってるんですよ。TVをローテでやらずに劇場作品をやったことで、真面目な演出さんの元で真面目に作画する方向になった気がして。
ネギシ でも確かに、あの頃TVの仕事をずっとやってたら、松尾君は「TVアニメの人」になってただろうなぁ。
初耳情報が多くてテンション上がりました。こういう話が聞きたかったんですよわたしは! もう菊池氏関連はおなかいっぱいなんですよだいたい同じ情報だし!(こら)
しみじみ、13話は会川氏&松尾氏の意気込みと、スポンサーから批判を受けたスタッフの反骨心が生み出したエピソードだったんですね…。松尾氏にとっても13話は思い入れのある仕事だったことが分かって嬉しいです。
松尾氏は13話以降もローテ作監になるはずが「ヴィナス戦記」に拘束されてなかったことになった話は「80年代アニメ秘話」でも語られておりました。重要なエピを任せる予定だったということは、少なくとも18話と34話は松尾氏が手掛けていた可能性は高かったですね。18話は空気な印象ですが、あれ本当は構成上かなり重要な話なんですよ。園田氏と根岸氏の溝が埋まらなかったせいで毒にも薬にもならない内容になったと思ってますが、詳しい考察は18話感想をやる時にでも。
ところで、作監のスケジュールがそんだけ流動的(只野和子さんも本当なら何話か手掛ける予定だったそうで)だったのに、菊池氏のゼオライマーの進行止まってるから作監やらせてなおねだりを、根岸監督が「班体制が決まったから無理」と断り続けたということは、つまりそういうことなんでしょうなあ。根岸監督も間接的にゼオライマーに振り回された訳で、信頼関係を築けなかったのは仕方ない。
記事全部に目を通すと、根岸監督は玩具と絡めて設定やSF考証をみっちり詰めるタイプなようで、その辺良くも悪くもイージーな園田氏と合う訳なかったんですな。なんというか、根岸監督が明確にしたい設定を、園田氏は不要として放置したんじゃないかと思えます。たぶん(ライジンオー以前の)園田氏的には、玩具は自分の作品の良さを縛る枷で、できればシカト決め込みたい制約だったんじゃないかと。逆もまた然りで、園田氏がこだわった要素を「玩具アニメ」にこだわる根岸監督が採用しなかった。この平行線がボーグマンを粗い作品にしてしまった大きな要因だともう何度も云ってますが、園田氏がいたからこその魅力もボーグマンにはあるので痛し痒し。
また機会があれば触れますが、園田氏のツイッターを遡った時に、ちょっとしたカミングアウトをされていたTLを見かけて、それであの気質に関して腑に落ちたところはあります。あーだから剣狼3でやらかしたんだなーと。
あとボーグマンの玩具関連のコメントもありました。
──作品の話になりますが、『ウェブダイバー』の話がネギシさんのところに来た段階では、どの程度設定などは決まっていたんですか?
ネギシ 設定も何も……まずタカラさん(現タカラトミー)からイオン(のちのウィーヴ[現フリュー])さん経由で玩具の遊び方についての企画書が来たんです。「TVに繋いで連動する『プラグイット』という機能を使った商品を出したい」ということだったんですよ。ただ『ボーグマン』もそうでしたけど、僕としてはTVと玩具の連動ってなかなか難しいという印象があって。『ボーグマン』では玩具と連動させるために、放送コードギリギリの高い音を本編中に効果音として流しましたからね。だからプラグイット機能でTVゲームと連動するって、すごいむちゃぶりだな!というのが、最初はありました(笑)。でも発想はすごく面白かったです。コントローラーが変形ロボの玩具そのもので、そこはビックリもしました。
あのキュイーンはそういうことだったのか…!(目からウロコ)根岸監督は初の玩具アニメで無茶ぶりさせられてたんですね。実際は(レビュー動画を見た限りでは)あんな虫歯が疼きそうな音が出たからどうなのかというカンジでしたが(ひどい)。セガはその辺でもうひとひねりする気はなかったんでしょうか。
玩具の話題つながりでもういっこ。
バトルフィギュアのレビュー動画。非常に丁寧で愛のある解説が素晴らしかったです。玩具弄りに慣れた方の撮影で見る分にはカッコよく見えますねえ物欲動かないけど(ボソリ)。
しかし、以前紹介させていただいた動画もそうでしたが、「ポロリ」という単語が多すぎませんかねえ…ヽ(´ー`)ノこういう動画を見る度に、わたしは手に入れてもムキー! となるだけでこんな楽しみ方は絶対できないと確信する次第です。ありがとう玩具ユーチューバー。
アニスがちゃんと女性の体型とありましたが、リョウよりバストがちょっと大きいだけに見えなくもない。バルテクター装着という前提があるから仕方ないとはいえ、随分…鍛え直したな…という言葉しか浮かばない。しかし確かにリョウとアニスのメタリックカラーはキレイですよね。ふと思ったんですけど、ジリオンの玩具と互換性はないのかしら。リョウをトライチャージャーに乗せられるとか。
ソニックウェポンとフィギュアの凸凹が合わない云々とありましたが、原因は経年劣化なのか個体差なのか。それともセガの玩具のノウハウが甘かったのか。星矢の聖衣との比較が少し出てましたが、やっぱりアッチの方が遊びやすさは段違いだったんですかねえ。セガよりノウハウはあったはずのタカラのるーぱーは、何で技術面で聖衣に及ばなかったのかしら。ボーグマンもるーぱーも、星矢のヒットがあって生まれた後発作品なのにねえ。
しかし衝撃だったのは、おまけのふるプニアニス簡易レビューで「箱の下に組み立て説明があった」ことです。そんなん全然気づかなかったわ!(白目)箱の底まで誰が見るんじゃ! えっみんな見てて当たり前!?
またちょっと間が空くかもですが、次回はアフレコ台本の予定です。