記事数を話題にした際、いい加減タグを入れるなりして記事を分類化した方がいいよねーと思い記事一覧を開いたら、取りとめのない記事の多さに心が折れたでござるの巻。まあ感想系とか、そういうのだけでもぼちぼちタグ入れていきます…。
お絵描きが相変わらず進みが悪いので、書きかけばっかりのテキストファイルの中から引っ張り出して仕上げました。久しぶりにTVシリーズ感想です。キャンプの話と云えば誰もが即思い出すであろう22話(前半)です。
22話は脚本・演出・作画のどれもクオリティが高い上にバランスも取れており、声優さんもノリノリ(特に松本さん)で、個人的にはボーグマン本編でいちばん完成度が高い回だと思ってます。13話はバトルに特化したエピだし。
今更な恨み言ですが、なんでこれぐらいのレベルのエピをあと2、3やれんかったんかなあ。それができていたら世間の評価も変わったかも知れないのに。
・子供だましではなく、割と本格的にキャンプを描写しているのが良いです。
・チャックが超張り切ってるのが微笑ましい。彼はアウトドアでほんきだす男だったのですな。このへんは傭兵経験設定の反映なんでしょうか。
・熱血指導のチャックとは対照的に、マイペースにかまどを作り始めたリョウに接近するモーリー。少し前までシンジにモーションかけていたというのに本命はこっちであったか。シンジはキープ君であったか抜け目ない女である。
・16話で乱堂の弁当を獲ろうとするリョウに対し「先生子供みたい」と呟いていたことからも、響先生は幼いながらも母性本能を刺激される存在だったんでしょう。
・アニメディアの記事で、アニスにとってリョウが「自分がついてなきゃ駄目」と思わせる存在だったことが書かれていたし、メモリーも頻繁にリョウを構っていたしで、どっか女心をくすぐる男なんでしょうな。ソツのない男はかえってもの足りなさを与えるということなんでしょう、なあチャックさんや。まあ彼には美姫がいるし。
・風向きを考えずにかまどを作ったせいで、アニスに説教されるリョウでした。つまりこういうところなのかも試練。
・夕食後もモーリーのリョウ攻略は続き、片付けはやるから先生は座っててーとなかなかの良妻アピール。そしてそれを見逃さないアニス。モーリーに自分と同じ何かを感じた瞬間ということなんでしょうか。
・モーリーに問答無用で皿を押しつけられた乱堂は、彼女を「男を尻に敷くタイプ」と評しましたが、確かに学園一の(多分)やんちゃ坊主を従えるんだから末恐ろしい。でも乱堂にはこれぐらい強い女の子がいいんじゃないだろうか。
・皿洗いしながらモーリーに問われるままに彼女の料理を褒め、いつでも嫁さんに行けるなーなどと甘い言葉をかけるリョウの目前では、パパレモンを使い切り容器をへし折るメインヒロインの姿が!
・己の手料理で国語教師を籠絡しようという意図が明らかなモーリー。その術中に嵌りそうな(えっ)リョウを、地獄の底から這い上がってきたかのごときジト目で睨むアニスであった。この場面、アニスもさることながらパパレモンの無残な有様に注目していただきたい。
・ここでアニスがリョウに惚れていたことが発覚し、当時のアニメ誌を騒がせましたが、20話で一応それっぽい描写は入っていたんですよね。要深読みですが。
・「響先生は作ったら何でも食べちゃうから」の言葉に、既に自分が手料理を食べさせていることを云わずにいれんかったんでしょうなあ(ニヤニヤ)。そしておそらくは、自分が作っても特に何も云わないクセにモーリーは褒めるのか、という不満も見え隠れしたような。
・そんなアニスの表情をうかがうモーリーとただビビるだけのリョウ。場の空気に困る他の子供たち。どう見ても修羅場です本当に(略)。このへんは表情の変化とかが細かくていいですよー。
・しかしモーリーの追撃は止まず、響先生の隣を陣取り何かお話してーとおねだりした流れに乱堂が加わり、夏の学園もののお約束である怪談話に突入。
・一方チャック先生はサバイバルツールの講習会。それをリョウとアニスのクラスの怪談話の盛り上がりに邪魔されおかんむりに。そういう道具に詳しいのも、傭兵設定の反映なんでしょうかねえ。
・乱堂の怪談話に最初はいちばん冷めた反応を見せたはずのトオルが泡吹いて気絶。そんな彼を抱きかかえるアニス。トオルは全編通じてアニスの隣にいることが多く、何気に美味しいポジションにいやがります。ねたまちい。
・乱堂はともかく、クレーマーチャック登場になんで一緒に驚くのかリョウ。
・楽しくやってんだからいいじゃん、と口答えする乱堂にキレるチャックを、まあオレの怪談話聞いてくれよとなだめるリョウ。本編屈指の迷場面となる、稲川淳二と思いきやうんこしたから紙くれでござるの巻であった(ちょっと違う)。
・ここは作画も松本さんの演技も超ノリノリでいま見ても面白いです。リョウが話し出す前に差し込まれるトオルの「またですか?」のタイミングの良さに特にフイてしまうのでした。たまらん。
・実はここ、リョウは子供たちが盛り上げた楽しい雰囲気とチャックの面子、どっちも守ろうとして自分から馬鹿をやって、気まずい空気を回避したんですよね。こういう機転の利かせ方をする主人公って、いまでも珍しいんじゃないでしょうか。見直してみて自分はリョウのこういうところが好きなんだなあと思いました。
・そんな彼らを少し離れたところから見守る、メモリーの優しい視線も良いのでした。
・しかしそこから更に離れた海上で、カーメン作戦も失敗してもう後がないフェルミナが猛攻仕掛ける気マンマン。なんかもう、打倒ボーグマンを強いられてさんざん働かされた挙句ポイ捨てされたフェルミナって、社畜の悲劇をもろに体現してますよねヽ(´ー`)ノ
・振り返れば19話でメガロビル内の人間丸ごとすり替えに失敗し、20話の病院襲撃も失敗し、21話のカーメンDE子供たち洗脳も失敗。そして22話である。なんでフェルミナばっかりなんだろうと思ったら、15話〜18話までケルベロスが出張って退場したせいなのか。中ボス格のダストジードは簡単に動かしちゃいけないキャラだから仕方ないのは分かりますが、どうも妖魔神官の使い方がいまいちだった気が。
あまりにも長くなったので一旦ここで切ります。22話は書きたいことが多すぎる。
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