2016年05月24日

どんおーりーべいべー(一律な音階)

駿河屋でぽちったボーグマンのサントラを楽しく聴いてるんですが、怒りのエキゾーストに嫌な笑顔が止められない今日この頃。タイトルに「怒りの」と付いている割に、井上さんめっちゃ淡々と歌ってて何に怒ってるのかすら分からず、お、おう…とならざるを得ない。愛は無限の力なのは分かりましたけど。
しかしFIGHTING TEACHERSの冒頭のげっとん! げれろん! が最高に駄目だった。松本さんの御歌はいちいちわたしの腹筋と心臓の底をムズムズさせはる…思えばBU・KO・TSUもアニスも最後まで聴けた試しがねえ。もうどうにもこうにも恥ずかしくて。ラバレのは何とか聴けましたけど。
謝れ! 松本さんに謝れ! と云われそうですが、松本さんはこれ以外にも、当時駆け出しのアニオタ&同人屋だったわたしに様々なトラウマを残して下さったので謝らぬ。これに関しては長くなる上にほもい話題も出さざるを得なくなるので、今回は止めておきます。いや当時のわたしにとってネ申声優様でしたよ大好きでしたよ本当ですよ!? 今は阪口大ちゃんにムラムラほんのりときめいてますけど!(どうでもいい)
他の曲に関してはまた改めて採り上げさせていただきます。山ちゃんはやっぱり偉大…。あと松井さんのイッツオンリーユーもなかなか名曲でした。美姫はやっぱり可愛いなあ。

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前回の記事でアニメディアを漁った際に一緒に撮った記事です。88年10月号のヒロイン特集。ぐぐったら出てくる画像なのでテキストを見ていただければ。
左下のアニスにインタビューな記事は流石のアニメディアクオリティなのですが、実は以前からここで云ってた、アニスのリョウに対する「私がついてなきゃダメ」の根拠になってる部分です。
これ、そのテの注釈もないことから、どうも園田氏が関わってないっぽいんですよね。で、この時は例のヤキモチ発覚な22話もまだ未放映なんですよ。
綴じ込み付録のカセットレーベルでも、リョウとアニスのツーショットの本編カットがカップル扱いで使われていたし、どうも園田氏以外のスタッフはこの時点で、リョウとアニスをくっつける方向で動いていたようですなあ。
例によって邪推ですけど、園田氏がこの後自分の脳内設定優先してそういう描写を避けたりしなければ、打ち切り関係なしにリョウとアニスはTVシリーズの時点でカップルとして認知されていた可能性が高そうですな。

その辺を踏まえると、リョウ×アニス的にラストバトルで同棲してました設定は、あのゆるされないだらけの作品の最大の功績かも知れません。なんというか、ラストバトルの設定は、アニスは歌手になる道を進むよ! だからリョウに惚れててもくっつくなんてぼっくんが認めないよ! ふたりは仲間同士のままがいいったらいいの!><な園田氏の暴走に釘を刺すことにもなった気がするんですよ。どう考えても、園田氏が雑誌で公言していた一連の設定は、根岸監督や他スタッフが認知していたとは全然思えないし。アニメVのラバレ連載記事によると、チャックの傭兵設定はスタッフの方がツッコミ入れてたそうですし。それが園田氏によるものだったかはともかく、ボーグマンはあらゆる設定がゆるゆるで、ちゃんと整理できてなかったのは確かですよね。
あくまで公式は僕らですよ? と根岸監督と一部スタッフが突きつけたのがラストバトルの世界観だったんかなと。以降は公式パロディの位置づけなドラマCDとカセットブックでしか氏が好き放題できなかったことを考えると、実にグッジョブそして痛快ですな(えー)。
根岸監督も岸間さんも、当初はラストバトルでリョウとアニスの関係をもっと丁寧にに描こうとしてたんじゃないかなあとは思うんです。やっぱり制作中に何かあって、内容の大幅な変更を余儀なくされて、面倒な部分はハッサンにおまかせ! になったんじゃないかなあ。

もしラストバトルが園田氏主導の作品になってたら、リョウとアニスの恋愛関係どころか、(前にも書きましたけど)園田氏のまんま分身なチート彼氏をアニスにあてがったんじゃないかいね。園田氏だけが大満足な、すごく…オナニーです…なラストバトル以下の糞OAVになってたんじゃないだろうか。もしそうなっていたら、わたしはボーグマンにハマることなく別のオタク道を歩んでいたことは間違いないです。

そう考えたら、多少強引でもリョウとアニスをまとめたことで、園田設定を真っ向から否定した根岸監督への感謝の念が湧きますが、ハッサンは許さないぜったいにだ。

時間なくてまとめられなかったらくがきがあるので、また今週中に更新したいです(ただし願望)。
posted by はらよしかず at 03:00| ボーグマン