2019年09月17日

【剣狼伝説3】OSTライナーノーツ【寄稿文】

今回の記事は、ずっと発表しそこねていた剣狼伝説3のサントラのライナーノーツ感想です。ラストバトル関係が落ち着いたらひっそり出そうと考えていたのですが、現在プライベートでばたついている最中で、リョウ誕を最優先しないと間に合わない状況となっているので埋め合わせに使います。これでもう剣狼に関して云うことはなくなるかなーと。たぶん。まだライトニングトラップがあるので安心して下さい(何が)。
我ながらけなしすぎだろうと書きながら思っていたので、頭が冷えた後で何回か書き直したり削ったりしました。これでも。それと、剣狼シリーズ肯定派の方がいらっしゃったら申し訳ないとも思っております。これでも。肯定派の方の感想も聞いてみたいんですけどねえ。たまに検索したりしてるんですが、(音楽以外)絶賛している文章にお目にかかったことがない。いやアニメVの読者レビューにありましたけど、読みやすいだけで納得できる内容ではなかったので…ゴニョゴニョ。



IMG_0181.JPG


もうラストバトルのことを考えよう。そう思った矢先にうっかり入手した画像のアイテムのせいでそういう内容です。本当に申し訳ない。
奥で入手したのですが、落札直後に剣狼伝説のサントラ全部アマゾンミュージックの有料サービスで聴けることを知ってアチャー(ノ∀`)だったんですが、あの御仁が何か寄稿している匂いがプンプンしていたので、私的に剣狼最大の謎である「ロムの死」について云い訳のひとつでも残しているのではと、それなら元は取れるかなーと到着を楽しみに待った訳です。あと園田氏が手掛けた挿入歌の歌詞をちゃんと見てみたかったというのもあります。

予想通り、コラムが載っていたので損はしませんでした。羽原氏のイラストも良かったし。
ご覧ください。この当時既にアニメ業界で中堅以上の地位にあったシナリオライターの文章です。

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これはひどい!
さんはい!

こ れ は ひ ど い !


ボーグマンのサントラの寄稿文という前科があったのでさほど驚きはありませんでしたが、あまりにも稚拙な文章に開いた口が塞がりませんでした。素直に疑問なのですが、園田氏は当時まだ四百字詰め原稿用紙を利用していたのか、ワープロ導入していたのかどっちなんでしょう。ワープロ使っててこのひらがな率だとしたら、失礼ながら漢字の候補一覧の開き方を知らなかったんだろうかとすら。原稿用紙だとしたら、晩年の栗本薫女史のように意図的にひらがなで字数稼ぎしていたのか。あの女史はいろんな意味で手遅れだったようなのでともかく、まがりなりにもそこそこのヒットメーカーだったのに、国語辞典を手元に置く習慣がなかったのかと疑わざるを得ません。まさかとは思いますが、ライナーノーツを手にするファンの読解力に合わせたつもりだったとか、さすがにそこまでアニメファンを下に見ていたなんてことはないですよね…?

要素の抽出もひどい。マイナーバンドのサクセスの例えはそんな長文いる? かつてゲーム雑誌の編集部で、わたしにライティングを教えて下さった上司にこんな文章見せたら、無駄しかねえじゃんかもっと要素を絞れよとけちょんけちょんで全リテイク一択でしたよ。
剣狼三部作に対する各コメントですが、ワタクシ1は速水声のロリコンと女子高生の着ぐるみを着た園田氏の一人芝居にしか見えませんでした。退屈な日常を変えるのは自分自身、なんて既に手垢のついたテーマで、視聴者的には分かっとるわ! だったんじゃないですかねえ。というか、視聴対象となるおっきなおともだちはオタクという時点で楽しみを得ていた訳で、釈迦に説法だったんじゃないの。それより当時は「ムー」か「マヤ」の熱心な読者だったんですか?
2はロムとレイナの「兄妹の絆」を描きたかったことまでは分かります。しかし「ロム(兄)の強さの源はレイナ(妹)」にお、おぅ…? となったファンは多かったんじゃないでしょうか。クロノスのロムの強さはキライの教育と修業に基づいた強靭な信念と正義感にあり、可愛い妹を守りたいというミニマムな意志でハイリピードを手にしてきた訳ではないと思うんですけど、もっかいクロノス見直せそうしたら納得できるから案件でしょうか。いやーロムはただのシスコンですよ? と云われたようで不愉快でした。ストーリーは3部作の中でいちばんマトモだったんですけどね。レイナの金魚のフンみたいなおっぱい2人組はどうでも良かったですけど。
で、3ですがもう嫌気がさすぐらいにツッコミどころしか浮かびません。見事な位にレイナのことしか記述がなく、ロム死亡にまったく触れてないのがなんともひきょうきわまりない!(武神流39代目自重)ネタバレ回避の云い訳は通じません何故ならストーリー紹介ページでしっかりバラしているからです。
レイナは兄が死ななければ自立できないポンコツ娘なんですか? レイナのお守り役だったジェットドリルジムの3人は一応健在な訳で、それなら彼らも退場させるべきだったんじゃないですか? プロットを詰めれば回避できたはずなのに、何が何でもレイナのためにロムを(この世界での死を以て)退場させないと駄目だ、と思い込んでいたんじゃないですか? それ以前に伏線ってご存知?

何がいけないって、スタッフにとって「ロム・ストール」が“その程度”の存在だったことじゃないでしょうか。クロノスで幾度も死線を潜り抜け、己が住まう惑星だけでなく宇宙の平和のために戦い抜こうとしたヒーローを、ただのシスコン恋愛脳な“ロム兄さん”として最期を迎えさせてしまった。少なくとも、ロム兄さんを心の支えにしていた女性ファンに配慮する神経はなかったんでしょうね。

そんなやるせなさを覚える反面、この歌詞でちょっと拍子抜けしてみたり。

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「はるかな旅路へ、きみと」と「想(おもい)」は園田氏の作詞です。

歌詞の内容から、少なくとも園田氏がいちばんロム×レイナのカプ厨だったことは確信できました。作中でも「死んだ訳ではなくどこかで必ずまた会える」的な発言を強調していたことからも、剣狼三部作の「次」でフォローするつもりでいたと解釈できるのではないかと。要望が多ければ「ロム復活」も視野に入れたんじゃないでしょうか。
園田氏も他スタッフも「ロムを殺した」自覚は本当になく、剣狼3リリース後に羽原氏が雑誌等で「ロムは死んだ訳ではない」と主張していたのは、弁明ではなく素で「彼はレイナとはすぐに会えない世界に旅立っただけで、いつか必ず再会してその時は兄妹ではなく恋人として結ばれる」としていたんでしょう。
ロムとレイナがカップルになるお膳立てを整えて「あげた」のに、なぜファンは怒っているのだろう? と困惑していたのだとしたら腑に落ちます。ただ、羽原氏が矢面に立ってファンに対応したのに対して、園田氏はダマテン決め込んだのはいただけませんけど。

結局剣狼シリーズ以降、レイナが再登場したのは剣狼とは縁遠いライトニングトラップで、それを最後にレイナは表舞台から姿を消したキャラクターとなりましたが、ああいう番外編しか出せなかったのは、剣狼でモチベを使い果たしてしまったんでしょうか。なんとなくですが、アニスというレイナ以上の可能性を秘めたコンテンツの登場も関係していたんじゃないかと思ったりします。レイナという“守られるヒロイン”の限界を感じ、剣狼3で彼女を独り立ちさせた後は「第二のレイナ」アニスに移行しようとしていたのかなと。


という内容でした。ではリョウ誕の準備続けます。
posted by はらよしかず at 18:13| Comment(5) | その他アニメ
この記事へのコメント
>はらよしかず様

 ちょっと前に「これはひどい」と仰ってたのは、これの事だったのですねー。
 至極納得。
 というわけで、こんばんは。

 最初のライナーノーツ。
 ほんとに無駄に長く、最初に出た言葉が「何言ってんだこいつ」でした。
 まあ、ひらがな使用が多いのはともかく、なんでこの人は「ロック云々」などと変にかっこつけて気取るんだろう。本人これで、良い事言った、カッコいい事言ったと思って……いそうだなあ。
 正直な感想としては、すべりまくって痛々しさしか感じませんが。


>レイナは兄が死ななければ自立できないポンコツ娘なんですか?

 おそらく製作側は、「今まで活躍してたロムよりも、レイナは強くなったよー」と表現してるつもりなんでしょうが、そのロムを今まで応援してきた人たちにとっては、これは裏切りでしかないわけで。
 ロムを矮小化させることでレイナをより良く見せるって、ファンへの裏切りだけでなく、あまりに「頭が悪い」発想だなと。
 で、この悪手から、

>何がいけないって、スタッフにとって「ロム・ストール」が“その程度”の存在だったことじゃないでしょうか。

 という不誠実な事が明らかになり、結果「剣狼伝説」自体はグダグダかつ不満の残るドッチラケな終わり方に。
 根岸監督がこういうのを見て、ボーグマンに関して『アニスで同じような事をされてたまるか』と考えたのも、当然と言えますね。


>剣狼三部作の「次」でフォローするつもりでいたと解釈できるのではないかと。要望が多ければ「ロム復活」も視野に入れたんじゃないでしょうか。
>園田氏も他スタッフも「ロムを殺した」自覚は本当になく、
(中略)
>ロムとレイナがカップルになるお膳立てを整えて「あげた」のに、なぜファンは怒っているのだろう? と困惑していたのだとしたら腑に落ちます。

 本当に、園田氏および当時のスタッフは、ファンの見たかったものがなんなのか。その理解が出来ない人たちだったのだと、改めて実感です。
 ロムも健在で、クロノス劇中みたいにヒーローとして大活躍……という、求められてただろうものを、なぜ無視したのか。
 
 で、レイナやってるうちにアニスに気が移り、推しを変更。アニスでレイナみたいな事やろうとして、それがうまくいかず結局グダグダに。剣狼伝説そのものすらも放置。現在に至る、と。
 自らの見通しが甘く、ファンの求めるものを理解できず、自身の一方的な思い込みを正しいと考え、そんな考えのままに作った作品。人それを『自己満足』と呼ぶ。
 けど、園田氏はこういう点に気付いてないか、気付いてたとしてもスルーし、なかった事扱いしてそうなんだよなあ。
 
 以前も書き込みましたが、園田氏に対して自分は、どこか『不信感』を強く感じていたものの、その理由や説明ができなかったのですが。こういう過去での資料からの言動を目にする事で、『不信感』を覚える理由が分かったように思えます。
 
Posted by 塩田多弾砲 at 2019年09月18日 02:13
こちらでは初めまして、そしてtwitterではいつもありがとうございます。

マシンロボ最盛期にFC(公式なものでなく私設)にも入会するなどどっぷりはまり込んでおりましたが、それだけに剣伝Vリリースの時はあまりのショックで寝込みかねないほど気持ちが荒んだのを今でも覚えております。
かれこれ30年ほどそのもにょもにょした思いを抱いていただけに言いたいことは山ほどありますが、やっぱり思ったのはなぜTVシリーズからずっと培ってきたものをこうもあっさりと放棄してしまったのか、そしてなぜロムがあの今際の際で洗いざらい告白するような真似をしてしまったのか?ということです。
それまでTVシリーズから剣伝Uまで一切語られなかったことだけに、あまりにも取って付けたような安直な(今だからこう思えますが)設定を引っ張り出したのかという気がしましたが、その「秘密」をずっと守り続けてきたのなら、自分が死ぬからといってペラペラと話す必要なんかないじゃないか、むしろ「俺の代わりに剣狼を頼む」とだけ言って、義妹であることは墓の下に持って行くくらいの気持ちで良かったのでは?思ってしまうのです。

誰だってどんな形でも愛する人との永訣が待ち構えていますし、確かにその時は悲しくても時が経つにつれ(キライさんの時だって)その悲しい思いも薄れていくものですし、そうやって自分の人生を生きていかなければならないのにそんな状況下で「お前は本当の妹じゃなく王家の娘だ」「俺はお前のことを愛していた」なんて言われた上に、ことが済んだ後でいきなり霊体として現れ「またいつか逢える日が来る」なんて言われたら、この先の人生を「いつか逢えるかもしれない」という本当に叶えられるかどうか分からない微レ存な望みだけにすがって生きて行くことになってしまうし、そんな重いカルマをわざわざ背負わせる必要なんかないじゃないか…という、それまでのロムの態度とは正反対のあまりにエゴイスティックな考えがなぜあの場で出てきたのか、だとしたらロムはそんな思いでずっと生き続けてきたのか、じゃあ彼の人生って一体何だったんだ?という考えが頭の中で堂々巡りを起こしてしまうのですよ。

実際FCでもV発売の後喧々囂々の事態になり、特に女性ファンの間からは「なんで」「どうしてだ」「納得いかない」「あの男(ソ野田氏)は許さない」と悲しみと怒りが巻き上がっておりました。そしてこの一件で多くのファンの気持ちを踏みにじった上に、小説「ティラノ」「聖竜王伝」に代表される剣狼の火の鳥化計画とその中途半端なフェードアウト、そしてライトニングトラップで一気にみんな冷め切ってしまい脱会者が続出し2年後に解散する事態となり、結局その後スーパーロボット大戦でマシンロボが取り上げられるまで誰も語るのも憚られるような作品になってしまいました…

あれから30年が経ち自分もすっかり老けてしまいました。それでもいつか真の意味での「剣狼伝説完結編」が作られると信じていたのですが、水谷さんが亡くなられ羽原さんも葦プロを離れ、ソ野田氏もアニメの第一線から離れてしまった今ではもう叶えられることもないだろうなという諦念を感じております。

長々と失礼しました。
Posted by 芳村 毅 at 2019年09月23日 21:51
>塩田多弾砲様

>変にかっこつけて気取るんだろう。

その辺が「バブルの申し子」なクリエイターだったんでしょう。スタッフとアニメファンの距離が今ほど近くなかった時代なので、アニメ(レイナ)ファンに対してズレた先入観を抱いていて、本人はこういうのが受けると思っていたのかも知れませんね。ジリオンの渡辺氏もそういう傾向にありましたし。
でも、当時の園田氏を越える年齢になった(泣)今だからこのノリが寒く思えるのであって、当時だとアリだった可能性もありますよね。それでもこのひらがな率は見過ごせませんけど。

>ロムを矮小化させることでレイナをより良く見せる

本当にこれに尽きるんですが、スタッフ内でこういう意見は出なかったのかしらと。出てもPと園田氏に封殺されてたんでしょうか。ついっただか二次裏だったか、当時は「OAVは美少女を前に出すことが大前提で、そうしないと売れない」という認識が業界にあったというコメントを見かけて、とにかくレイナ推し一辺倒でないと売れない、そのためにはロムという犠牲も厭わない、という切実な思い込みもあったのかも知れませんね。なんというか、目の前の「レイナ三部作」の成功が目標で、作品の後の評価やマシンロボシリーズの歴史的な位置まで考えが及ばなかったんでしょう。そういう意味では仕方ない面もありますね。スタッフもインターネットでお手軽に作品を掘り起こされ、ボロクソに云われる未来は予想してなかったでしょうし。

なもんで、園田氏は良くも悪くもライブ感を重視する方だったのかなあと。ファンと一緒に盛り上がれるときに盛り上がることが大事で、後のことは考えない、みたいな。しみじみ、園田氏の成功はバブルありきだったと思わずにいられません。ポケモンというお化けコンテンツと関わってなかったら、アニメ業界では淘汰されてた気がしますし。

リョウ誕記事のレスはまた後日に。すみません…(;´Д`)
Posted by はらよしかず at 2019年10月01日 17:26
>芳村 毅様

こちらの方こそ、ついったではいつもありがとうございます。

今までいただいたコメントを拝見して思うのは、レイナ三部作はスタッフにとって「必ずヒットさせなければいけない商品」であり、とにかくソフトを買ってもらわなくては次の仕事につなげられない。レイナというコンテンツも継続させられない。だから、芳村様のような「ロム・ストールの生き様」を愛していた「クロノスの大逆襲」のファンは眼中になかったんじゃないかと思うのです。あくまでレイナのために財布の紐を緩めてくれるファンを意識していたんじゃないかと。
ガチ勢の方にわたしごとき俄かが云うのもおこがましいのですが、スタッフがいくら「続編」と云い張っても、吉田監督がノータッチである限り、一部のスタッフがユーメックスと組んで作った作品なので、認める必要はないんじゃないでしょうか。ボーグマンで云えば、根岸監督がまるで関わってないラバレを無理に認める必要はないのと似たようなものかなーと。

ただ、大まかなストーリー構成と脚本が稚拙だったせいで、ロム兄さんの退場劇が安っぽい茶番にした見えなかったのは否めないですよね。レイナのためにここは死んでくれ! すぐ生まれ変わらせてラブラブいちゃいちゃさせてあげるから! という気でいたんでしょうけど、それはスタッフが勝手にそう思っていただけでファンに届いてなかった。だから後で羽原監督がフォローに回ることになったんでしょう。

ミもフタもないですが、芳村様の考察や疑問に応えられるほど、園田氏はキャラを思ってなかったと思います。正に「脚本の人そこまで考えてないと思うよ」というヤツだったと。ロムもレイナも愛していたのは確かでしょうが、どこかでキャラクターの生死を「たかが」と考えていたんじゃないでしょうか。園田氏の作風もさることながら、当時の氏の仕事は舞台寄りで、まだアニメファンをきちんと理解してなかったが故の脚本だったと思います。それはボーグマンでも感じますし。

もう園田氏にとってレイナもアニスも「過去の仕事」になってて、掘り起こすだけの情熱はないんじゃないでしょうか。ただ、かなり前についったで羽原&菊池氏と園田氏が飲み会やったそうで、そこで「また何か一緒にやろう」と盛り上がったという話を見かけたので、何かの拍子で企画が動く可能性は否定しませんけど。個人的にはやらんでええと思ってますけど(おい)。
Posted by はらよしかず at 2019年10月01日 17:29
>はらよしかず様

 どうかお気になさらず、ご自身のペースでレスしていただければ幸いです。

 園田氏の「ズレた先入観」ですが。
 おそらく、当時クにロノスで人気を得たというところから、「自分のやり方は正しい」みたいな自信がついて、調子に乗ったってなとこが原因の一つとも思われますね。
 アニメファン、レイナファン、そしてクロノスファンなど、ファンの声を聞いてはいても『理解』はしておらず、「自分が描く物語に、ファンの方が付いてくる」というような認識だったのでしょう。そうでも考えないと、レイナ剣狼伝説での身勝手な言動が説明つかんです。

 更に、ファン側からの意見発信は、当時はアニメ誌の読者コーナーの他には、クリエイター本人やスタジオへのファンレター、それに同好の士が集まった同人誌くらいで、ネットで不特定多数の人間に見せられる環境も無かった。
 いうなれば、業界側・クリエイター側の「言ったもん勝ち」な環境だった。ゆえに、このライナーノーツのような稚拙かつ寒いノリの文章を掲載できたのではないでしょうか。

 そして、「自分の好きな作品のクリエイターだから」と、どんなトンデモな事を口走っていても、それに賛同し肯定するファンも、当時から少なからず存在していたでしょうし。
 こういうノリに寒さを覚えていた人たちは、口に出してない、あるいは気づいてないだけで、ひょっとしたら当時からかなりいたとも思えます。

>なんというか、目の前の「レイナ三部作」の成功が目標で、作品の後の評価やマシンロボシリーズの歴史的な位置まで考えが及ばなかったんでしょう。

 このお言葉を目にして、ふと連想したのが、

「タレントやアイドルを売り出すため、彼または彼女を主役に据えた作品」

 でした。
 ずっと前に別の記事で「月曜ドラマランド」の事を引き合いに出しましたが。

「主演のアイドルやタレントの人気が出れば、原作への敬意やファンの声などどうでもいい」
「むしろ主演の人気に引っ張られて、原作も人気が出るだろう。なのになぜ(原作ファンは)文句を付けるのか」

 みたいな事は当時から横行しており、『レイナ剣狼伝説』のノリもまた同じだと、改めて実感したものです。

 なので、「レイナ剣狼伝説」は、実際は『レイナ愛玩伝説』だったんでしょう。
 クロノスおよび(玩具の)マシンロボを踏み台にして使い潰し、レイナを愛玩し売り出し、人気を得る。
 人気が得られれば、クロノスだの玩具だのはどうでもいい。ロムが死んでも構わない。むしろ最初に転生したんだから、また転生させれば済む事。
 むしろレイナが人気になれば、クロノスも玩具もつられて人気が出るだろう。

 ……と、こんな即物的かつ近視眼的な考えでもなければ、クロノスの世界観を否定し壊すような愚考を行う理由が思いつきません。
 そして園田氏自身もまた、剣狼伝説そのものを、レイナ愛玩の前に否定し壊してしまったけど、それに気づかず、のちに消滅。

 本当に、ブレインになる人物、または指示を与える強い上司が必要な人材だったんでしょうね、園田氏は。

 なんでこんな人物が、ライジンオーで成功できたのか。本当に理解に苦しみます。
Posted by 塩田多弾砲 at 2019年10月02日 01:06
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