2019年09月24日

【リョウ誕】響リョウ考察2019。

私事でバタバタしてて疲労困憊していたこともあり、遅れましたが4回目のリョウ誕となります今回、いろいろ仕入れてきた情報が蓄積されたこともありまして、いくつかのキーワードを立てて改めて響リョウという主人公を見直していこうと思います。

リョウはスタッフによって解釈が微妙に異なり、それが顕著となった「ラストバトル」「LOVERS RAIN」では別人と云っていいぐらいに立ち振舞いが違った訳ですが、それでいて破綻するでもなく、“響リョウ”という器に収まっている不思議な主人公だったりします。アニス人気の前に(園田氏や雑誌媒体等で)存在を軽んじられた面もあったものの、それでも嫌われるでもなく安定した支持を保ち続けられる理由は何処にあるのでしょうか。

【ワードその1】JJ

云わずと知れた「赤い光弾ジリオン」の主人公。明朗快活で単純で子供っぽくてスケベと、二枚目半主人公のあらゆる要素を秘めた彼は、物語が進むと同時に“ジリオン世界の中心”として輝きを増し、存在感を示していきます。そしてジリオンは終了し、その後継である「ボーグマン」の主人公は、ジリオンから継続したスタッフとファンから“JJの残照”を期待される運命にあったと思われます。

しかし、響リョウはJJのような常識に捕らわれない奔放さはなく、スタンダードな熱血漢としてキャラの肉付けが施されていきます。
1クール目の段階では、時折やんちゃな言動行動があったりするなど“JJの影”が感じられましたが、12話で生徒や仲間に対して配慮を見せる様子がしっかり描かれます。そして13話で自身の夢破れた過去と、「子供たちの未来を守るために戦う」スタンスが明確となり、過去の影を見せたことでJJよりも大人びたキャラクターになっていくのでした。

【ワードその2】夏目想太郎

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響リョウというキャラクターの形成において、不協和音を生み出す存在となったのが、放映スタートギリギリまで残った幻の主人公「夏目想太郎」。シリーズ構成の園田氏が企画段階から推していたキャラクターで、その在り方は画像の通り。“夏目漱石の(自称)子孫”である彼が、サイソニック学園の見習い教師として「坊ちゃん」的な活躍をするという構想が園田氏の中にあったようで、アニメディアの付録冊子で公開された没設定のいくつかが想太郎絡みだったこと、フリッツ博士は初期では学園の陰険教師(赤シャツ的存在?)という設定だったことからも、園田氏は「夏目想太郎ありき」の世界観で構成していくつもりだったのでしょう。
夏目想太郎自体は早々になくなったものの、名前だけは残しておきたいという意図があったのか、松本氏がオーディションを受けた時まで夏目想太郎だったそうで、園田氏にとって夏目想太郎は簡単に譲れない“主人公像”だったことが窺えます。

園田氏は公式ではジリオンに関してコメントは残していませんが、夏目想太郎の設定を見る限りでは、園田氏はJJを意識し、「JJ路線でJJよりも魅力的な主人公」として夏目想太郎を考案していたのではないか、そして「響リョウ」となった後も、園田氏の中でリョウはずっと夏目想太郎だったのではないか。少なくとも、岸間脚本の12話、会川脚本の13話のようなリョウは園田氏の引き出しの中になく、7-8話のような、軽率な言動行動でメモリーに叱られる場面が目立つ「半人前の教師」だったことは確かでしょう。

園田氏のこだわりを余所に、13話が決定打となったのか、リョウは岸間&会川ベースで肉付けが進んでいきますが、園田脚本回だけは何処か軽く、子供っぽさが目につく振舞いをしがちでした。しかし、それはマイナス要素にはならず、むしろリョウというキャラの幅を広げることになったと思います。マイナスになったのは、園田氏は雑誌媒体で夏目想太郎の設定前提でリョウを語り続けたせいで、本編のリョウと齟齬が生まれた点でしょう。個人的には、ドラマCDのリョウはリョウではなく、夏目想太郎のリベンジだったのではないかと思ってます。

【ワードその3】アニス・ファーム

誤解を招くかも知れませんが、ヒロインのアニスがボーグマンの代名詞的な存在となり、リョウに彼女の想い人という設定が追加されたことで、彼(の在り方)は振り回されることになりました。ここでさんざん云ってきたことですが、園田氏はリョウとアニスの“接近”に難色を示し、雑誌媒体で2人の関係を否定し続けると同時に、リョウの魅力をあまり語らなくなった。それは依頼元のアニメ誌がアニスありきの特集記事を組み、作品も他のキャラクターも顧みなくなったこともありますが、他ならぬ園田氏自身がアニスに魅了され、アニス萌えの大きなお友達に迎合し、「夏目想太郎の成り損ない」響リョウに対する愛着が薄くなったことが原因に思えます。
その園田氏のアニスへの執着を断ち切るかのように、根岸監督は園田氏を遠ざけた本編の終盤とエピローグ映像のFOREVERでリョウとアニスのカップルを成立させ、後日談のラストバトルで同棲関係にしアニスの“未来”を確定。レイナ同様にアニスの「キャラクターコンテンツ化」を目論んでいたはずの園田氏からアニスを取り上げた格好になった訳です。まあ憶測ですが。
でもラストバトルはあんだけ設定が二転三転したのに、「リョウとアニスの同棲関係」だけは変えなかった(付かず離れずだった関係が、事件をきっかけに結ばれる展開もアリだったと思うんですが)のは、根岸監督の園田氏対策に思えるんですよねえ…。クロノスがOAVであんな方向に行ったことで「アニスのレイナ化」を防ぎたかったのかしらと。

根岸監督の強引な幕引きに疑問を覚えた演出の村山氏が、ボーグマン作りたくて仕方なかった菊池氏と組んで制作したのがラバレで、根岸監督が触れなかった「リョウとアニスの恋愛」に焦点を当てた。そこにスポットを当てたところまでは良かったんですが、FOREVERという完璧なエピローグを否定する内容となり、2人の掘り下げの描写もファンが納得する内容とはならなかった。それは「リョウとアニスの恋愛」ではなく「ヒーローとヒロインの恋愛」のテンプレに2人を当てはめただけの脚本に原因があるんじゃないでしょうか。リョウもアニスも、園田氏がずっと書き続けてきた2人とは程遠いキャラクターになっていて、村山氏の要望に沿って脚本を起こしただけの「魂を込めてない仏像」だったんじゃないかと。
個人的にラバレはラストバトルよりも好きですが、園田氏のそういった「やる気のなさ」が目に付く作品でもあったりします。

ラストバトルとラバレ、どちらも重視されたのは「アニスの恋心」であり、双方共に必要としたのは「アニスから愛され彼女を守るために存在するヒーロー」としてのリョウ。その結果、「リョウのアニスへの恋愛感情」はおざなりにされ、解釈の相違からリョウは別人のようにキャラクターが変わってしまった。ただ、不思議なのはどちらも「本編からの派生」として見たらアリで、破綻までしていないところなんですよね。ラバレ→FOREVER→ラストバトルの時系列で並べるとあり得ないぐらいキャラが変遷しますけど。大人の事情がなんとなく察せるアニメファンはともかく、本編のメイン視聴者だった小中学生が見たらどう思ったのかしらね。

【ワードその4】松本保典

響リョウというキャラが破綻を免れたのは、松本氏の声と演技の力だと思います。ブルーレイBOXのインタビューによると、松本氏はリョウを「人と触れ合うことが好き」な人間と解釈し役作りをしたそうで、誰とでも親しくなれる人懐っこさ、親しみやすさからリョウを表現した。松本氏本人も非常にコミュニケーション能力の高い方だったようなので、そういうリョウと重なった部分が、スタッフのリョウの解釈にも影響を与えたのではないでしょうか。
松本氏が既に持っていた包容力のある演技がリョウを教師たらしめ、“やんちゃ坊主”のJJとは一線を画す方向に導くことになったと思います。なんせヒーロー役で一時代を築き、今では国民的人気アニメのパパ役射止めすぎですからねえ…(ゴクリ)。
OAV2本も、リョウの描写に違和感があっても、どちらもリョウとして成立できたのは、松本氏の声が付いたらリョウになる、その声の説得力だと思います。本当にいい声優さんが付いたよね…。

【ワードその5】菊池通隆

菊池氏といえばアニスのビジュアルばかりが語られがちですが、リョウに関しても非常に思い入れを感じるビジュアルを残しており、特に本編で振るわなかったバルテクターをはじめとするメカ描写の物足りなさを、菊池ビジュアルで補完していたファンは多かったと思われます。
菊池氏は「ジリオンとの差別化」を意識してキャラデザインをされたそうで、リョウはカラーリングこそJJと同じ黒と赤がベースですが、右足のバイクの修理道具一式入りの小物入れ(と云うのか)、手首に巻けるサングラス等、服装に男の子のハートをくすぐるギミックを仕込んでおり、私服はシンプルだったJJとは対照的になってます。
菊池氏は初期からリョウの「ヒーロー性」に焦点を当てたイラストを多く発表し、変身ヒーローに対するこだわりをリョウに託していた節があります。

思い過ごしかも知れませんが、菊池氏以前の「時代の寵児」だった美樹本晴彦氏は女性キャラほどに男性キャラを魅力的に描かない(モチベが低い)印象が強く、なもんで菊池氏の男性キャラもガチで取り組む姿勢は、私的には新鮮でした。ジリオンへの対抗心も根底にあったのかも知れませんけど。
菊池氏は今でも遺恨なようですが、本編に関わらずにイメージビジュアル専業になったことは、菊池氏にとっても作品にとってもプラスだったと思うんですよ結果論ですけど。もし途中で本編に関わっていたら、そこで気が済んでボーグマンを卒業してゼオライマーに専念していた可能性がありますし。
男性キャラを楽しんで描けるようになったのはシュラトから、とよく申されてましたが、ぬーたいぷのダストジードのべちにぱんつの時点で、もう充分楽しんで雄っぱいを描いていましたよね(根拠のない断言)。

話は逸れましたが、菊池氏はアニスに偏らず、リョウにも真摯に向き合い続けた。本編で絵的に物足りない部分をイラストで補い続けたことでリョウのキャラクターの幅が広がり、その魅力を増していけたと思います。

上気で挙げた要素、根岸監督がこだわった「メモリーの視点」によるマイルドな世界観によって、リョウはアクのない、“嫌われにくい”要素で構成された主人公になったのではないかという総括。彼が嫌われる理由があるとするなら「アニスの恋の相手になった」ことぐらいじゃないでしょうか。フックがないので印象に残りにくいという弱点はあるものの、バルテクターを通じてのビジュアルと松本ボイスで、今でも「マイヒーロー」として大事に思っているファンは多いと、わたしはそう信じてます。

まだ書き足りてない要素もありますが(これでも)、もうド長文なのでここいらで止めます。なんかまた園田氏ディスったよねよしかずさん。でも他に書きようもないし…。

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例のSSとの関連はないネタ。この後2Pぐらい不毛なやりとりが展開される予定でした。
posted by はらよしかず at 17:20| Comment(3) | ボーグマン
この記事へのコメント
>はらよしかず様

 リョウ誕お疲れ様でした。どうかご無理をなさらぬよう、御自愛下さいね。
 いつもながら、対象を的確に語っておられるなと感心してしまいます。

 過去の記事やレスでも言われてましたが、『ポストジリオンとして企画されたボーグマンにおいて、リョウもポストJJとして創造されたものの、独自なキャラとして作中で形成されていった』、という感じですね。
 そして『夏目想太郎』の存在、園田氏の言動が、リョウの存在をややこしくしてる一因でもある、と。

 JJをモデルに想太郎=リョウを創造したってのは良いんですけど、どうにもモデルの仕方、悪い言い方したら『(元ネタからの)パクり方』が、園田氏は下手なんだよなあ。
 加えて、他の脚本家諸氏が劇中で描いた「キャラの新たな一面」。そういった点も、シリーズ構成として園田氏はあまり取り入れてなさげ。
 で、実際の作品ではなく、自分の考案した設定や構想を、アニメ誌の記事で垂れ流し。これじゃあ、視聴者=読者は混乱するだけですし。


>松本さん

 松本さんという声優さんでなければ、リョウは人気は出なかったと思われますが。
 ただ、想太郎が決定稿になったとしても、おそらくは水谷さんのレイナのようになったかもしれません。すなわち、「声優さんの演技とキャラデザで人気は出るも、劇中の言動に問題があり、アンチもまた少なくない」ようになったかと。

 以前、書込みの中で自分も「想太郎は坊ちゃんではないか」と指摘した事はありましたが。
 園田氏の描くキャラの中には「規則を破る反体制的なやんちゃ坊主」「冗談を口走り周囲のムードメーカーになるお調子者」ってのが他の作品でも散見されます。
 それらに加えて「俺流のJJを」という意図も加わり、想太郎は産み出されたと思われますが。想太郎のままだとまず間違いなく、「悪い意味での子供っぽさ・身勝手さばかりが目立つ、JJの劣化コピー」になったんじゃないでしょうか。

 そういうキャラになったとしても、松本さんでしたら魅力的に感じさせる演技をされたとは思いますが。
 しかし、劇中のリョウとはほぼ別人になっただろう事は、想像に難くないです。
(思うに、ライジンオーの日向仁みたいな感じになったのでは)
 欠点の多い半人前の教師。しかし根は熱い正義漢で、規則や常識にとらわれないところが状況を好転させる。……と、そんなキャラと展開を構想してたのかもしれんですが。
 ただ、園田氏の作風では、『成長』ってのがあまりないんだよなあ。作劇や製作側の都合があったとはいえ、シンジが劇中にて終始足手まといで成長しなかったように、想太郎も欠点だらけの半人前のままで終わった可能性が高かったかなと。

 仰るように、作風が異なるラストバトルとラバレにおいても、どちらもリョウはリョウとしてキャラ付けされており、別人感が無いというのもスゴイです。
 正直ラバレのリョウを見てたら「落ち込んでても、無理に明るく振る舞うんじゃないか」と、違和感覚えたとこはありますが。それを差置いてもリョウでしたし。

 アニスとの関係は、これまた長くなってしまうのでこちらでは割愛しますが。
 ただ、園田氏がレイナに対して起こしたスケベ心をアニスに出さず、なおかつ「想太郎へのこだわりを捨て、響リョウとして認めてそのポテンシャルを引き出す」ようにしてたら。
 ボーグマンという作品は、また異なる展開・内容になったのではと想像するものです。

 まー、失礼を承知で言いますが。正直園田氏の言動からして、そういう事はできないとも思いますが。


>なんかまた園田氏ディスったよねよしかずさん

 いや、正直「ボーグマン」の問題点の多くは、園田氏の言動に直結してるのは事実じゃないかと。
 自分もこちらのブログに来る前は、園田氏はあまり好きではなかったですが、ここまで問題ある事をしでかしていたとは思ってもみなかったですし。
 ディスったところでしょうがないですが、問題点を指摘するだけでも発見できたことは大きいので、良いのではないかと。


 JJとリョウのやりとりは毎回面白いッスねー。
 この後「まー、細かいとこはいいじゃないか。それよりアニスちゃんのおっぱい揉ませろよ」と言い出してリョウにボコられるJJの姿が見えます。

 では、長文失礼しましたー。
 
Posted by 塩田多弾砲 at 2019年09月25日 11:20
>塩田多弾砲様

お待たせしますたー。

>『夏目想太郎』の存在、園田氏の言動が、リョウの存在をややこしくしてる

ややこしくしているだけで、リョウのキャラメイクにマイナスにはギリなってない印象ですね。設定で混乱を招いたのは確かですが、園田氏も出した設定を引っ込め損ねたというか、アニメ誌もそのまま普及させちゃったし葦プロサイドも修正しなかったしで、園田氏だけ責めるのは片手落ちになっちゃうかもです。設定管理担当の赤堀義浩氏の仕事の範囲ではなかったのか、手が回らなかったのかちょっと疑問です。
ただ、キャラ解釈に関しては(アニメ誌をチェックした限りでは)ずっと夏目想太郎を語っていて、なかなか本編のリョウと向き合わなかったんだろうなと。34話はさすがにリョウでしたけど。

>「キャラの新たな一面」。そういった点も、

園田氏はリョウとチャックの宇宙飛行士絡みの過去に一切触れてないんですよね。岸間氏もあんまり触れてなかったので、そこは会川氏に任せていたのかも知れませんが、それでいてアニスの過去設定は「アニスにおまかせ!」等アニメ誌で多く語っていますね。そこは露骨な気がします。アニまかと同号のメージュでは、演出の加戸氏が丁寧にリョウを語っていたので尚更。

なんというか、夏目想太郎にこだわるあまり、他スタッフが進めていった響リョウのキャラメイクに馴染めない、オレがやりたかった主人公はこうではない、となり、モチベが低下する一方だったのではないかと。嫌な云い方ですが、園田氏にとって夏目想太郎が「実子」で、リョウは「根岸監督が押し付けてきた継子」だったのかも。
会川氏が描き出したリョウの過去ゆえの影と妖魔に対する怒り、岸間氏が22話で描いた気さくな先生とヒーローの二面性、ああいう掘り下げを園田氏ができたかというと、できなかった(おそらくはする気もなかった)と思うんですよねえ。アニスといい仲にするには、リョウは「バカで子供っぽい」から成立は難しいです、という方向に持って行くつもりでいたでしょうし。


>おそらくは水谷さんのレイナのようになったかも

うーんどうでしょう。レイナはヒロインで「ああいう存在」として、スタッフも視聴者も様式美()として受け入れてた節がありますが、当時のまだ経験値の足りない松本さんがそのまま想太郎を演じていたら、ダイレクトにJJと比べられていたかも知れないですね。ただ、想太郎(=坊ちゃん)が「反権力」色の強いキャクターだったら、そこにシンパシーを感じてリョウとは違う持ち味を出した可能性は微レ存。松本さんはソッチ寄りの方のようですしね(小声)。

>欠点の多い半人前の教師。しかし根は熱い正義漢で、規則や常識にとらわれないところが状況を好転させる。

正にそれをやりたかったと思いますよ。失礼なのは百も承知ですが、当時の園田氏では無理と断言。ロム兄さんを見る限り、園田氏の持ち味は外連味たっぷりの「お約束を守るヒーロー」にあったと思うので、JJのような予測不能かつ自由奔放なキャラクターは合わなかったと思うし、無理に想太郎を動かしていたら、途中で持て余して結局響リョウ路線になり、劣化JJ扱いされていたと思うんですけどね。だから根岸監督はそれも見越して、自分たちの実力の丈に合う主人公として、リョウを造形していったと思います。

>アニスちゃんのおっぱい揉ませろよ」と言い出して

なぜ
わかる
Posted by はらよしかず at 2019年10月04日 19:34
>はらよしかず様

 待たされますたー(爆)
 しかし毎回思うのだけど、「夏目想太郎」って、どういう意図で命名されたんだろう。
「夏目」は、『夏目漱石の子孫(と本人が思い込んでいる)』ってとこからであっても、『想太郎』ってのはどこから出て来たのか。
 夏目漱石の『漱石=ソウセキ=ソウ=想』に、日本人の典型的な名前である『太郎』を加え、想太郎……とかだったりして。
 それを言うなら「響リョウ」もだけど。「響」は超音戦士=音=響き、からだとしても、「リョウ」というのはどこから。
 ただ、「ソウタロウ」という名前の響きは、どっか野暮な語感がしますが。
 というわけでこんばんは。

>ややこしくしているだけで、リョウのキャラメイクにマイナスにはギリなってない印象ですね。設定で混乱を招いたのは確かですが、

 この辺りは、リョウの幅広さにプラスにはなったのでしょうけど、

>ただ、キャラ解釈に関しては(アニメ誌をチェックした限りでは)ずっと夏目想太郎を語っていて、なかなか本編のリョウと向き合わなかったんだろうなと。

 この点が、やはり問題だなと。
 シリーズ構成という立場に居ながら、自分の案に悪い意味で拘り、現在進行中の作品をより良くするのではなく、自分の方が良いんだとダダをこねてるようにしか思えんですし。
 当時のアニメ誌のライター及び関係者、そして当時の葦プロの設定関連の関係各位もそうですが、本編と異なる『俺設定』を長々と見せつけていた当時のファンに対しては、どう考えていたのやら。

 人気という点から、アニスの設定を詳細に語るのは致し方ないけど。
 想太郎ではない『響リョウ』(およびチャック)に関しては、ろくすっぽ語られてはないですしねえ。
 いくら当時がバブル期であっても、なんかやってる事が『視聴者に面白い作品を提供する』よりも『視聴者に自分の作品を見せてやってる』というように感じてしまうんだよなあ。


>なんというか、夏目想太郎にこだわるあまり、他スタッフが進めていった響リョウのキャラメイクに馴染めない、オレがやりたかった主人公はこうではない、となり、モチベが低下する一方だったのではないかと。


>ああいう掘り下げを園田氏ができたかというと、できなかった(おそらくはする気もなかった)と思うんですよねえ。

 おそらくは、園田氏の中で『夏目想太郎』というキャラはほぼ完成しており、あとは動かすだけだった……という状況だったのかもしれませんね。
 しかし、根岸監督や他の脚本家諸氏、その他諸々の横やりで、それは叶わず、自分のワガママを通せず、結果不完全燃焼に。
 そして園田氏の中では、『夏目想太郎には二面性などない。想太郎にとってボーグマン計画など大した要素でもないし、それに関し語る必要性もない』などと決めており、それが劇中の『設定の活用および描写の不足』に反映してしまったのかも。

 自分が力を込めて作り上げた自信作のキャラである『夏目想太郎』は認められず、そのモドキであり偽物である『響リョウ』が主役に。
 それが原因でモチベを減らし、どうでもいいと放棄したとしたなら。それはプロじゃねえだろうよと、ツッコミの一つも入れたくなりますね。
 そして、キャラの過去を描かず、掘り下げもせず、今現在しか頭にない。これも正直どうなのよと。



>正にそれをやりたかったと思いますよ。失礼なのは百も承知ですが、当時の園田氏では無理と断言。

 思うに、ロムは色々と『大人』で『完成形』のキャラ。例えるなら、時代劇におけるヒーローみたいな感じで、変化や成長は必要なく、毎回カッコいいセリフ回しと必殺技を以て、悪役をカッコよくやっつける……という役どころ。

 そこから想太郎は、その反対の『未完成から成長する』キャラとして設定したのかも。

 ただ、『坊ちゃん』みたいにしたいとしたら、『規則がちがちのところを、規則を破って行動する』という行動とシチュエーションを毎回用意し、それを行う事でお約束とするつもりだったのではないでしょうか。
 しかし、それを実際に行うには、「ヒーローと教師の二足の草鞋をはいてる」という劇中の設定では正直無理。そういう点からも想太郎は敬遠され、リョウのような形に落ち着いていったのは、想像に難くありません。

 前に自分が「ライジンオーの日向仁のようになったのでは」と書込みましたが。想太郎の悪ガキ的やんちゃキャラが、仁に流用されたのだとしたら、なんとなくしっくり来ます。
 あまり詳しくはないですが、日向仁もお調子者でクラスの規則に従わない悪ガキな小学生で、ライジンオーを構成するロボ・剣王のメインパイロット。しかし、その奔放なところが、邪悪獣との戦いに勝機をもたらす事もある……ってなキャラですし。

 まあ、設定的、キャラクター的、そして当時のスタッフ諸氏の実力的にも、色々な理由で想太郎は、ボーグマンという作品の世界観には合わなかったでしょうね。それだけは確かかと。


 しかし、松本さんはソッチ寄りなのかー。知らんかったなー(ぼそっ)。


>なぜ
 わかる

 そりゃー、JJですし。前にあれだけおっぱい揉み魔なとこを見せつけられたら、そう予測するのはジリオンのブラックボックスを解析するより簡単なことですはい(爆)。

 しかし、アニスの方もどういう命名の意図があったのかな。
 ラフ時の仮設定では、ボーグマン・ダイヤに変身する仮名『デーン』だったと記述されてたと思うけど。
 初期設定で「実家が農場主」ってとこから「ファーム」は決められたとしても、『アニス』はどこから。
 リョウがポストJJなら、アニスはポストアップルで、「ア(A)」から始まる名前から……なのかもですが。香料のアニスシードとか、北欧の魔女『ブラック・アニス(アニー)』からとか、その辺りが元ネタなんだろうか。

 というわけで、またも長々と失礼しました。では。
Posted by 塩田多弾砲 at 2019年10月04日 23:48
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