2020年01月21日

ANICE in Wonderland簡易レビュー・補足

補足と云うか雑談。アニス本は通販で2回ほど在庫切れになったようで、あのキャラブックシリーズでも上位の売れ方したのかしら。由貴はすぐなくなったようですが。菊池名義のキャラということもあるんでしょうけど、アニスだけ(漢字一文字のタイトル等)コンセプトが他のキャラと違ってるので、もしかしたら2もあり得るのかなと勝手に思っている次第です。アレだ、次があったらバルテクターでパンチラ(どうやって)。

前回の記事で菊池氏の「真面目な姿勢」に触れましたが、それが如実に表れているのがアニスの変身バンクだと思います。



バルテクターの「分割された各パーツがボーグマンに装着されていく」というプロセス、この「分割」に大畑氏も関わっていると思うのですが、これを基に菊池氏は絵コンテ&演出担当の羽原氏と共に作業を進められたと思います。そこはブルーレイBOXのインタビューでも触れておりましたし。胸の原画は菊池氏本人が手掛けられたことも明言されておられます。
アニスのバルテクターの胴体のパーツと胸のパーツが合体する過程で、胴体のパーツが胸に密着し、押し上げられるのは物理的に当然として菊池氏は原画を起こされた。こここそが菊池氏の「真面目」な点で、あくまで「装着される動きをきちんと考えたらそうなるのは当たり前」と捉えていて、胸プニはその副産物でしかなかった。これがもし「アニスたんのおっぱいを動かしちゃうゾgff」という邪心ありきだったら、下品なものになってしまい今日に至るまでの「伝説」にはならなかったのではないでしょうか。
二次裏やごちゃんで何度か聞きかじったソース不明のハナシでは、菊池氏は「描いてみたけどどうせ動かないだろう」と期待しないで胸の原画を起こしたら、動画陣が超頑張ってあの胸プニが誕生したそうで(原画集辺りに事情が載ってるのかしら)、本当なら(いやガセであったとしても)スタッフに神が降りていたのですね。すけべえなヽ(´ー`)ノ
まあ一番の神は羽原氏となる訳ですが、羽原氏も露骨なお色気描写を避ける傾向にあったようなので(レイナも控えめだったし)、伝説は生まれるべくして生まれたということになるのでしょう。
大畑氏によるバルテクターの分割設定、あったら見てみたかったですね。バルテクターの設定はかなり作り込まれていたようなので。

あとこれも。

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ラバレBパート、リョウがイワーク(違う)妖魔からアニスを救出した際のショット。よしかずさんはオッサンなので、もしかしたら見えてるんじゃないかとコマ送りしたら見えてませんでした。Aパートでパンチラサービスしたとはいえ「見えなくていいところで見せるようなサービスはしません」というスタンスだったことが、ここにも窺えると思います。「見えても良かったら見せるけど、見える必要がないなら絶対に見せない」は全盛期のるーみっく作品もそうなんじゃないでしょうか。

本当に推論ですが、菊池氏はボーグマンと同時期に連載が始まっていたサイレントメビウスのメディアミックス戦略等で、(麻宮名義を含めた)自身のブランド化を目論んでいて、「アニスの胸プニ」など、エッチなイメージが定着するのを避けたかったのもあったんじゃないかと。ぬーたいぷのダストジードのイラストとか、女性のアニメファンの取り込みも意識されてたと思いますし。
アニス人気が出た後の、菊池氏のインタビューやコメントを読む限り、変身バンクのその部分がピックアップされがちなことに対する遺憾を感じるものもありましたし、自身のボーグマン仕事に対する正当な評価が、アニス人気に覆われて見えづらかったのかなとも思ったり。根岸監督からも本編終盤からある意味「否定」されちゃいましたしねえ。ゼオライマーの美久の方に思い入れがあったのも、アニスのような先入観を持たれない、菊池色100%の美少女ヒロインだったからかも知れないと、いま思いました。原作の美久からはリボンを拝借したのみでしたっけ?

本当はヘルシングのセラスとかFateの凛とか、「アニスの遺伝子」を感じるミニスカニーソヒロインの話までしたかったのですがここまで。画像も用意したんですがMPが切れました。そこから蒸気の鈴々まで語りたかったんだけどなー。
今後の更新ですが、次回はアニス誕まで潜ります。以降も更新頻度は落ちると思います。
どっかで落ち着くだろうと思っていた仕事がまったく楽にならず、毎度帰宅したらヘロッヘロになって、平日は基本ご飯食べて風呂入って寝るだけライフなもんで(;´Д`)今年は細く長くというカンジになると思います。しかし密度は減らさないようにしたいです。
posted by はらよしかず at 21:35| ボーグマン