2022年06月21日

【6/28】ボーグマン13話「血戦! リョウ最期の日」TV放映!【TOKYO MX】

前回の記事で、ボーグマンブルーレイBOXのサプライズの有無で気を揉んでおりましたが、フロンティアワークスさんはボーグマンを冷遇してはいませんでした。疑ってすまない…。



(以下フロンティアワークス特設サイトの記事より引用)
1988年に放送されたTVアニメ「超音戦士ボーグマン」(監督:根岸弘)シリーズ・コンプリート・BD-BOX発売を記念して、一晩限りの復活!

【放送情報】
TOKYO MX 6月28日(火)23時〜23時30分

【放送話数】
「超音戦士ボーグマン」第13話「 血戦! リョウ最期の日 」
脚本:会川昇
コンテ・演出:加戸誉夫
作画監督:松尾慎


なんと! ブルーレイBOXのプロモーションでテレビでボーグマン13話が見れるんです! 関東ローカルだからわたし見れませんけど!(血の涙)放映圏内にお住まいの皆様は、ぜひわたしの代わりに楽しんで下さい。わたしは同時刻、dアニで実況(があるなら)参加したいと思っております。
ちなみに會川氏には話は通っていて快諾済だそうです。当日ついったで何かお話してくれそうなので、楽しみでなりません。

しかし13話…本編でもクオリティが突出しすぎていて、逆に浮いている(しかも作品のアイコン的存在であるアニスは空気)回をチョイスとは思い切りましたなあ。個人的には(ボーグマンという作品の紹介という点で)、オールインワンに要素が詰め込まれている22話の方が良かったと思うのですが、本編での重要性や各スタッフの思い入れ等を考えると、やっぱり13話だったのでしょう。あと岸間脚本はもしかしたら許可のハードルが高いのかなあと思ったり。

という最新情報でした。放映まで一週間、そしてブルーレイBOX発売まであと8日です…!
posted by はらよしかず at 16:55| ボーグマン

2022年06月14日

【インスタント更新】スコープブラスターの謎

諸事情でブルーレイBOX発売の29日までブログは何もしないつもりだったんですが、脳内スケジュールが大幅に狂っているのと(主にシンウルトラマンのせいで)、今までネット上でほとんど見かけたことのなかった玩具の詳細画像をメルカリで発見、それによりリョウの右手の設定がやっと分かったのでメモ程度に。

https://jp.mercari.com/item/m44424807840

現在メルカリにて出品されている「スコープブラスター」。今までついったで何となく程度に存在を確認していました。しかしヤフオクでも見かけたことがなく、ソニックビーグル同様に試作品に留まったものと誤認していたので、商品化されていたことに驚きました。惰弱と呼ぶがいい。

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画像は前述のURL先の紹介画像をwaifu2xで拡大しました。
腕に装着は小学生男児の範囲なのかおおきなおともだちでも可能なのか。ギミックはどうなっているのか(電池入れてボタンを押したらスコープが起動するのかしら)、気になりますがデザインがもっさりな気が。バルテクターからにゅっと出て来るからカッコいいんじゃないの。それ以前に、初お目見えの14話以降さほど役になってないのでお子様の購入意欲の向上という点で疑問。あとミサイルの射出力は如何ほどだったのか。画像で見る限り、当たり所が悪かったら怪我しそうなカンジなんで気になる。

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それはさておき、スコープブラスターはリョウの腕の中に仕込まれたのか、元々バルテクターに実装されていたものを、リョウの右腕が完全にサイボーグ化されたことで使いこなせるようになったのか。14話でもそれ以降でも語られることがなかったのでずっと謎だったのですが、箱裏のウェポンデータファイルで判明しました。リョウの右手の再生手術(=強化)と並行して、バルテクター修復の際にに実装したということですね。
長年の謎がやっと解明してスッキリしましたが、同時にいやいやそんな大事なことはリョウにちゃんと伝えておけよ! そういうとこやぞメモリー! となったり。

という小ネタでした。ブルーレイBOXに関しては、発売二週間前になったのに+αなアナウンスがないのが寂しいです。ラムネやウェブダイバーではあったんですけどね。それだけボーグマンでは余裕がないというか、「商品の売れ行き次第」なんでしょうね。
ショップ別特典がすべてLD-BOXのジャケ絵の流用で、菊池氏のイラストが一切使われてないのは察しなさいということでしょうか。わたくしは只野さんのイラストがお気に入りだったので、アクリルスタンドばっちこーい! です。
posted by はらよしかず at 16:29| ボーグマン

2022年04月13日

【34周年】ねぎし監督のつぶやきまとめ。【初期構想】

34周年目にしてブルーレイBOX再発売など新たな動きが見えて、その後も期待したいボーグマンですが、そこで今年はねぎし氏の最近のボーグマン関連のつぶやきをまとめました。小ネタで採り上げようと思っていたらぽつぽつ増え出したので単独記事に変更。語りが増えたのはブルーレイBOXの布石だったのでしょうか。
ちなみに聞き手の「ぽろり春草」氏は、今度のブルーレイBOXブックレットのインタビュアーとして記事を組まれているそうです。TLによると、インタビューの直しで更なる暴露が盛り込まれていた…らしい…です(ゴクリ)。

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アニメ誌でも紹介された初期企画は夏目想太郎・チャック・アニスに蘭大竜&マーク・ロンド(シンジの原型?)の5人組のものですが、それらを考案した園田氏の合流前に、ねぎし氏が考案していた企画のひとつと思われます。ねぎし氏は「OAVのエッジを出したい」という理由で大畑&会川両氏を起用したそうなので、ハードSFな世界観を構想していらっしゃったのでしょうか。
原作の仮面ライダーは1回読んだっきりなのですが、リョウはもしかしたら一文字隼人みたいなキャラになっていたかも知れないのかしら。興味深いのはダストジードの設定。ラストバトルのオメガ的なラスボスをこの時点から考案されていたということでしょうか。

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火鷹が「究極の人類進化形」とどや顔でアニスに披露した、オメガの人外ぶりが納得いかなかったんですが、モチーフが0011(クモ型)-0012(家型)だったと解釈したら腑に落ちました。でも火鷹の理想郷ってヱヴァ破でサードインパクト大成功した世界じゃないの。あんなデカブツ共がキャッキャドスンドスンしている世界を夢見ていたンなら悪趣味やなあ(脚本の人そこm)。
13話は会川氏のこだわりが前面に出たエピと思っていましたが、ねぎし氏の「ボーグマン同士の戦い」へのこだわりを知ると、ねぎし氏にとっても13話は思い入れのあるエピだったのかなと。ただ、夏目想太郎の設定にこだわっていた園田氏にとっては微妙だったんじゃないかと思えたり。14話って意外と13話を意識した作りになってない(リョウがダストジードを倒せなかった悔恨が描かれてない等)んで。「早く右手を使いこなさないと子供たちを守れない」と前向きに焦るリョウは良いので、14話が駄作ということではないですよ。
ただ、リョウとチャックの「元宇宙飛行士」という設定を、園田氏がスルーしていた節は感じられます。会川氏に全振りしていたのかも知れませんが。

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アニスのルーツが003ではなく、「バイオミック・ジェミー」のジェミーだったことが判明した貴重な証言。ねぎし氏はアニスを情報収集型ではなく、前線に出て戦うヒロインとしてイメージされていたんですね。ジリオンのアップル寄りだったんです?
しかし語られたアイディアを見る限り、リョウとアニスのロマンスはまったく考えてなかったんでしょう。そこは「仲間内の恋愛禁止」としていた園田氏と同様、男女を越えた戦友同士にしたかったと思われるので、恋愛要素はPの要望だったんでしょう。
テッカマンブレードのシリーズ構成を絶賛されているくだりに、いろいろ察せるものがあります。ボーグマンの時は聞き入れてもらえなかったんだろうなあ。ラストへの流れは、あれがなかったら本当に「アニスだけ」の作品に堕ちていたと思うので、そこは絶対に間違ってないと断言。裏を返すと、園田氏による終盤の構想は「作品を取り返さないとヤバイ」と危機感を覚える内容だったんでしょうねー。この辺りも、ブルーレイBOXのインタビューで何等かの暴露があるンではないかと期待しております(ゲス顔で)。

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こういう吐露をされていたぐらいですし。でも岸間氏はよき理解者だったんではないかと、VAP版ブルーレイBOXのインタビューを読むと思えます。玩具云々はさておいても、園田氏との相性が悪すぎたのが大きいンじゃないですかねえ。園田氏は剣狼にせよ川瀬監督とのコンビ作にせよ、「監督は自分の脚本を活かす良妻賢母たれ」というスタイルだったようですし。余談になりますが、最近ツイッターで発見した剣狼2OSTのライナーノーツに載っていた園田氏のコメントによると、2は羽原監督のアイディアを最優先したそうで、それが園田氏にとってフラストレーションになったことが窺えるコメントでした。だから3で暴発したのか…(ボソリ)。

という34周年記念更新でした。脳内で固めているSNS主体の企画があるので、もしかしたらブルーレイBOX発売まで更新止まるかも知れません。でも私的な告知と新情報があれば動きます。
posted by はらよしかず at 00:00| ボーグマン

2022年03月25日

【速報】コンプリート・BD-BOX 6/29発売【ミュージックビデオ円盤化】

お絵描きするので来月まで更新しませんと云った端から更新です。何度もこういうウソをついてその度に反省してましたが(本当か)、今回ばっかりはウソつきにならざるを得なかったのです。まあ黙ってこの動画を見なされ。



という訳で、フロンティアワークスさんからブルーレイBOXの廉価版発売のアナウンスが本日ありました。ディスク2枚なので画質はVAP版には劣るようですが、特典が豪華なのと、アマゾン&楽天ブックス先着順の予約特典(尼:ミニジャケット3種 楽:アクリルスタンド)がレアアイテム化待ったなしなので、円盤よりもそれらを本命にできる人向けの商品ですね。あと、VAP版にないミュージックビデオが収録されるのは大きいです。LD止まりだったFOREVERを高画質で拝めるんですよそれだけで最高じゃないですか(滂沱)。

以下はフロンティアワークス公式ページより抜粋。

【特典内容】
封入特典:
●特製ブックレット
・スタッフインタビュー(監督・根岸 弘×作画監督・松尾慎)
・歴代ビデオジャケットギャラリー

●メインキャラクター設定集(縮刷レプリカ版)
当時の作画スタッフ用にまとめられたキャラクター設定を縮刷複製冊子化

●原画修正集(縮刷レプリカ版)
当時の作画スタッフ用にまとめられた原画修正集を縮刷複製冊子化

映像特典:
●メモリアル・ミュージック・ビデオ「MADNIGHT☆GIGS!」
未DVD化だったミュージッククリップ集。TVシリーズ最終話のその後を描いた新作画映像も収録


LD-BOXもVAP版BD-BOXも、先ず「菊池通隆ありき」の仕様だったのに対して、今回は根岸監督主導の内容となっている模様。この時点でスルーするファンも多そうですが、おそらく「当時現場で奮闘したスタッフの軌跡」を特典の形で残す意図があるのではないかと。ラムネやウェブダイバーのBD-BOX等、根岸作品は近年フロンティアワークスからリリースされているので、根岸監督の意向が濃厚に反映された内容となっていることは間違いないでしょう。そういえばウェブダイバーはGYAOで配信開始されたそうで、dアニに来るのも時間の問題かしら。
もうスタッフインタビューが早く読みたくて泣きそうですが(やだキモイ)、何故13話のみ参加の松尾氏だけなのかはちょびっと疑問。それならせめて會川氏も交えて13話談義して欲しかったですが、ブックレットの編集スケジュールの都合ですかねえ。贅沢ですが、あともうひとりぐらい当時のメインスタッフを呼んで欲しかったです。大畑氏とか村山氏とか。
設定資料集はキャラのみなんですかね。ムービックの設定資料集+αなカンジかしら。原画修正集、わたしが先日奥で惨敗したあの原画集の再録だったりしませんかね。それならもう奥とメルカリを張り込まなくていいんですねーやったー! なんですが。

ここからは完全に私見。このブログを通じてお付き合い下さっている方々はお察しかと思いますが、もうめっちゃ私が得な特典内容です。円盤はおまけです偉い人には(略)。FOREVERはおまけで済まないけど。
わたしはどのジャンルでも公式至上主義で、ボーグマンの公式は園田氏でも菊池(麻宮)氏でもなく根岸監督という認識なので、ねぎし氏を中心にした商品なのが本当に嬉しいです。監督なのにLD-BOXでも存在がスルーされたりと冷遇されがちだったことを思うと、やっと「根岸監督のボーグマン」にスポットが当たるのか…と感慨深くなったり。それはそれとしてラストバトルはゆるしませんけど。
いや、ねぎし氏のアーカイブ事業はテッカマンブレード以降の作品が対象と勝手に思ってたので、今回のボーグマン商品化は本当に驚きました。ねぎし氏はビジネスマンなので、玩具アニメデビュー作のボーグマンに思い出はあっても商品としては厳しい目で見てると思ってたんですが、ワンチャンあると期待していいんですかね。

真面目な話、このBD-BOXの売れ行きにそのワンチャンがかかっているはずなので、投資と思って購入可能な方はぜひ前向きに検討していただきたい。業界というか、ボーグマンに更なる商品価値をねぎし氏に見出してもらう最初で最後の機会になるとわたしは思ってます。ラムネの再起動があれだけ盛り上がったのも、ねぎし氏がファンの反応をチェックして、動いていたからだと思うんですよ。ラムネがBD-BOX発売に留まらず、ファンミーティングやWEB小説とすそ野を広げられたのはねぎし氏の尽力の賜物でしたし、きっかけがあれば動いてくれる方だと信じてます。ボーグマンがラムネが敷いた道に続ける夢を、わたしが見続けるためにもお願いします(何て?)。わたしはもうぽちってますよアクリルスタンド楽しみだな!

しかし菊池氏がノータッチの企画とは思い切りましたなあ。しかもメインビジュアルに使われている版権イラストは、(画集のコメント等から)菊池氏にとって思うところが多かったことが窺える作品だし。過去の素材で充分と踏んだのかしら。この分だと園田氏も関わってないんでしょうなあ。仕方ないんですが、そこがボーグマンの寂しいところなんですよね。

そうそう、ラムネもウェブダイバーもそうでしたが、ねぎし氏は商品化のアナウンスと同時に、ツイッターで関連情報をこまめに呟かれるのでチェックをお勧めします。ウェブダイバーの対談記事みたいな企画ものも期待していいんでしょうか…(ドキドキ)。
posted by はらよしかず at 17:36| ボーグマン

2022年02月04日

【アニス誕】アニスの瞳に恋してる【ブログ7年目】

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あけおめも何もかもすっ飛ばしてアニス誕です。そして7年も何やってるんですかね(自嘲)。思うところあって今後ブログの更新は去年以上に遅くなると思います。その代わり考えていることがいくつかあるということで。きちんと形にできるといいなあ。
呪術廻戦0を観に行くのに忙諸事情で今年はマジでスルーする気でいたんですが、先日トップ画像のフィギュアを手に入れたのがきっかけで、ちょっと何かやれそうな気がしてテキストパッドを起動した次第です。

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商品説明によると目の塗装にかなり気を使われたそうで、TVシリーズの設定画に寄せている印象。


メルカリで出品されていた、海洋堂のソフビアニス(ボーメ氏原型)の完成品です。自立できるよう重さが調整されていたりと、モデラーさん独自の配慮がされた一品で、たまたまぽちれてラッキーでした。金欠だったからちょびっと悩んだけど。
時間ができたらちゃんと撮影して紹介させていただきます。いにしえのムサシヤの完成品ソフビアニスも宿題になってるので、いつになるかさっぱりですが(白目)。
ボーメ氏原型のTVシリーズコスのアニスは前々から超欲しくて、いつかキットを手に入れて自分でどうにかするしかないかしら…と淡い夢を抱いていましたが、これで作らなくて済みます(駄目人間)。でもまめアニスは手に入れて作ってみたい。

で、実は同時期に同じキットの完成品がヤフオクに出品されておりまして、モデラーさんの「アニスの目」の解釈の違いが面白かったので、今回話題にしてみようと思ったのでした。

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ヤフオク出品ver。目元に独自の艶を感じますね。


ツイッターだったか、アニスを制作中のモデラーさんの呟きで「アニスの目の情報」の入れ方の難しさに触れていたものがあったんですが、アニスはぱんつ以上に「目」にモデラー諸氏の思い入れが反映されるキャラではないかと思いました。

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このように、菊池氏もアニメージュのアニスの描き方講座で目の重要性を語っておられるので、当然と云えばその通りですが。

ここで菊池氏の作監&版権イラストから、アニスの「目」だけを見ていきます。画風の変遷については、今回の記事の主旨から外れかねないし資料の整理だけで一苦労になるので触れません。というか、変遷を追う「だけ」ならリョウかサイメビの方が分かりやすいと思ってます。リョウはアニス以上に変遷がすごいんじゃないですかね。

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初期から追っていくと、ハイライトの入れ方はあまり変わらないのですが(でも初期の方が丸っこいかな?)、瞳と白目の比率が少しずつ変化してる気がします。菊池氏の執筆時の手癖にも寄ると思いますが。

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前期OPと後期OPの(時期的な)違いは、下睫毛と瞳の接地でしょうか。前期OPや初期イラストだとくっついてますが、後期OPとこの時期のイラストだと離れていて、ボーメ氏の塗装だとこれらがベースになってる印象です。個人的にもこっちの方が好みですね。

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かなり前についったのフォロワーさんからいただいたボーメ氏原型のアニス記事より。
ボーメ氏の癖と菊池キャラの相性の良さが存分に出てますね。


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TVシリーズ終了後だと、下睫毛と瞳が再びくっついていて、目じりがややシャープに。目の形が縦型の楕円から次第に台形(更には菱形)っぽくなっていくんですよね。
で、この後期OP〜ラバレ直前ぐらいの瞳から情報を抽出しているモデラーさんが多いんじゃないかと。「瞳と下睫毛がやや離れていて、なおかつハイライトがそれっぽい」これがめっちゃ難しいんじゃないでしょうか。

上記を前提に、現在出回っているアニス完成品を見ていきましょう。

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ムサシヤのソフビ完成品。見たまんま当時クオリティですが、それでも似せようという意気込みは感じます。瞼を二重に塗装するのはまだ難しかったんですかね。

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ふるプニ。どの時期のアニスに寄せようと思ったのかさっぱり分からない。こんなにまんまるお目々じゃないし。変身バンクの正面顔を参考にしたのは窺えますが。原型師は顔ではなく、TVシリーズのコスの再現にステータスを振ったのかなー。

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メガハウス。正直、初めてデコマス画像を見た際にニセコイの小野寺さんかと思いました。当時の菊池絵を再現するだけではなく、イマドキの「萌え」のエッセンスを垂らす試みを成したらニセコイっぽくなったんでしょうか。そもそもtkbを造詣していたら、それで(メインターゲットの)オッサンたちの夢は叶うんでしょ? と思われていたんだろうか…と邪推するのは悪でしょうか。フィギュアそのものは決して悪くないんですが、関係者にアニスのガチ勢がいなかったと思われても仕方ない愛のなさ。

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発売当時に本館ブログに掲載した画像の再掲。ちょっと明度をいじりました。


みんなだいすきウェーブのビーチク。これ本当に完成度が飛び抜けています。正に最適解。原型の小川氏は世代ではなく当時の資料を元に制作したそうで、その過程でアニスにハマったんじゃないだろうか。仕事「だけ」でこれにたどり着いてたら奇跡だと思うんですが。前述の「下睫毛と瞳の間」のバランスと、ハイライトの入れ方が絶品。
で、ずっと情報が止まっているドスケベ水着は制作進んでるんでしょうか。そっちじゃなくTVシリーズコスverに変更してくれてもええんやで?(真剣)

インスタント更新になってすみません。しかしこれもう無理だろ…と思う位に脳内で要素が散らばってなかなかくっつかない状態から、何とか形にできたのでやればできたぞわたし! という気分。次回はらくがきのリハビリ状況か、また保留にしている小ネタ集の続きのどっちかです。
posted by はらよしかず at 21:59| ボーグマン

2021年12月07日

【チャック】サイボーグの俺が恋した特殊部隊のリーダーはお嬢様だった【美姫】

年寄りなのでイマドキのラノベやラブコメのタイトルの長さにいまだに馴染めません。

そんな訳でチャック×アニスだった前回から本題のチャック×美姫を語ってみようですが、以前ファントムスワット考察で語ったように、美姫は園田氏が想定してなかったヒロインであったことがアニメ誌等から窺えます。3話のフリッツ博士とアニスの会話から、ボーグマンチームのライバルチーム登場までは構想内にあったと思われますが、そのリーダーとチャックの恋愛関係までは考えてなかったのではないか。根岸監督も園田氏もやる気のなかった恋愛要素がひょっこり出てきた経緯は不明ですが、魔女っ娘シリーズやオレンジロードを手掛けた堀越Pの要望と推察しております。
この路線は岸間氏に合っていたのか、積極的にチャック×美姫(&リョウ×アニス)を描いたのに対して、園田氏は微妙な対応を見せておりました。園田氏がこだわったのはボーグマン3人によるバランスの取れた「男2人女1人」のチームで、美姫は彼らの関係を壊す存在として構えていた節があります。

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再掲ですが、これらをアップした方が手っ取り早いので。
ホビージャパンの美姫フィギュア記事のコラム。美姫は「ミステリー」だったと強調していることから、最後まで彼女のキャラを掴めないままだったことが窺えます。美姫の基本設定を作ったのは他のスタッフで、「桂財閥のお嬢様」がファントムスワットのリーダーとなり、妖魔に立ち向かう理由等、細かい掘り下げまで誰も手が回らなかったんじゃないかと。コラム内でも「うまく使い切れなかった」と認めていらっしゃいますが、「自分の構想の外から入ってきた」ヒロインに対する当惑があったと読み取れます。いいキャラなのは認めていても、響リョウと同様、他のスタッフから押し付けられた「余所の子」という抵抗感を拭えなかったんじゃないかと。チャックとの恋に関する記述「ほのかな友情」に注目。

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何度もアップしているアニメージュ10月号の園田氏コメント。既に美姫がチャックと接近しているのに、「アニスのリョウへの思慕に触れるとドロドロした三角関係になりかねない」とちぐはぐなことを主張しているのがずっと疑問だったんですが、もしかしたらこの記事の取材を受けた時点では、園田氏はチャックと美姫をくっつける気はなく、前述の「ほのかな友情」で留めるつもりでいたんじゃないかと気付きました。
園田氏がアニスに入れ込み始めた時期なので、チャックにとっていちばん大切な女の子は美姫ではなくアニスであり、それはリョウも然り。互いに手を出せないように牽制し合いつつ、アニスを大事にしていく(恋愛になりそうでならない)「正三角形」を通したかったんじゃないでしょうか。「クロノスの大逆襲」はいいサンプルで、ロム兄さんに熱烈アプローチしレイナと張り合ったりしたものの、最後はレイナと共に旅立つロムを見送ったミンぐらいのポジションで、園田氏は美姫を考えていたんじゃないですかねえ。

以降も園田氏はこの設定を前提に3人の関係を語っておられましたが、実際の本編にはほとんど反映されておりません。園田氏の中では公式でも、他スタッフが認知してない設定が多いのがボーグマンの困った点。しかし根岸監督も絶対に本編になかったセリフや設定をインタビューで語っていた罠。そういうとこだったんやぞ。

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17話でお互い呼び捨てだったのに
18話では「チャックさん」「美姫さん」と妙にかしこまってるのに違和感。


園田氏がチャック×美姫に消極的だったとすると、18話で(17話できっちり描かれていたにも関わらず)美姫とボーグマンチームの距離を改めて強調した理由がしっくりいきます。美姫はチャックに魅かれていても、これ以上彼女がボーグマンチームに歩み寄ることはない、と2人の間に線を引く意図があったんでしょう。18話を採り上げる時にまた触れますが、後のライジンオーの長官、超者ライディーンのクロウに見られる「反主人公思想」の源流に美姫がいたとしたら、Aパートできっぱり否定したボーグマンチームを、Bパートであっさりスペースブロック内部に入れたのは不自然なんですよ。長官やクロウの柔軟性皆無な頑なさを見ると分かるんですが、園田氏流の手癖と云うかお約束なら、状況的に頼るべき援軍だったとしてもボーグマンチームを美姫は信念ゆえに拒絶して、結局ボーグマンチームが強引にスペースブロックに突入する流れになったはずなんですよ。
なもんで、Bパートは絵コンテで根岸監督がかなり手を加えたと思ってます。根岸監督は「メモリーの(母性ある)視点」を重視しておられたので、ボーグマンではあんまりギスギスした人間関係をやりたくなかったんじゃないかしら。
5話でマリモ先生→チャックを入れちゃったことも、園田氏的に枷になったのかも知れないですね。本編にマリモ先生と美姫の恋のさやあてまで入れる余裕はなかったでしょうし。いま考えると、一度は放置されたマリモ先生をコメディリリーフとして拾い上げて、バーガー署長とのロマンスに持って行ったのはミラクルだったんじゃないでしょうか。

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しかし、園田氏は24話でチャック×美姫がほぼ成立する場面を入れてます。ただ、ここでもBパートは園田氏というより岸間氏の作風に近いので、本当に園田氏による恋愛描写だったのか疑問。やっぱり絵コンテで変えられた可能性を捨てきれない。
穿った見方をするなら、24話でも美姫がチャックに本気になっただけで、チャックは美姫を振ってアニスを選ぶ可能性を残していた。チャックとリョウをレイナにおけるロム&ガルディと同様、「アニスの幸せの為に無償で尽くす」存在として据えようとしていたんじゃないか、という疑念がちょーっとだけあったりします。クロ逆の最終回では大いなる使命を果たす為に想い人のルリィと別れたはずなのに、剣狼3でレイナ「姫」の為の存在になったブルージェットを見ると、流石にそんなことまでしなかったとは云い切れないンですよ。

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これも再掲のアニまかインタビュー。これに園田氏の美姫に対する本音が全部出ていると云っても過言ではない。自分の考えていた三角関係が美姫の登場で台無しになった、ということですよねコレ。いうてジリオンの三角関係も匂わせただけで恋の花が咲くまでに至っておらず、いいお手本になったはずなのにやっぱりジリオンを見てなかったんですかねえ。
結局「アニス姫を守る2人の(おバカな)騎士」が園田氏なりの落としどころで、チャック×美姫も肯定しきれなかったのはドラマCDから窺えます。あれとカセットブックのチャックと美姫はカップルというより、ドスケベ男とヒス女がてんやわんやしてるだけで微笑ましさも何もあったもんじゃない。ラストバトルのようなストレートにラブラブな2人は書けなかったでしょう。ラバレは尺の都合であれが限界だったと思いますけど。後年のライジンオーでは小さな恋のメロディがちまちま描かれていたのに対して、年頃の男女の恋愛描写は極力避ける傾向にありましたよね。

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美姫の出番が比較的多かった岸間&会川脚本だと、終盤からしっかりとフラグを立てられておりました。岸間氏はファントムスワット初登場の15話から美姫を書くことが多く、チャックと美姫は岸間氏が育てたカップルと云っても差し支えないんじゃないでしょうか。
会川氏は23話&27話でチャック×美姫を書かれましたが、23話の美姫はクールに振る舞いながらも、ピンチをチャックに救われた時に見せた安堵の表情が可愛かったし、デートに誘えとチャックの背中を押すリョウが微笑ましかったりと、会川氏にもチャックと美姫のラブコメちっくなエピをやって欲しかったですねえ。会川氏はチャックへの思慕という分かりやすい要素があった分、美姫の方がアニスより動かしやすかったんじゃないかと思えます。個人的にも、ボーグマンと慣れ合う気はない、だけど頑固に拒絶もしないという、会川氏が据えた美姫のスタンスがいい塩梅な気がします。
27話で美姫を助けたいチャックを支えるアニス、しかしピンチに陥った2人を救う「ヒーロー」がリョウという構図がボーグマン3人と美姫の関係のピークで、これ以上は要らないぐらい完璧でこの流れを保持できていたら、チャックと美姫はもっと色気のあるオトナの関係になったかも知れないし、リョウとアニスの関係も踏み込んだものになったんじゃないですかねえ。28話でリセットされたのは本当に勿体ない。

結局園田氏の批判になるので、我ながらいい加減書き飽きててうんざりしてるんですいや本当に。でも「登場人物も世界もすべては愛するレイナの為に」を完璧にやり切った剣狼3も悪いんですよ。あんな内容でなければここまで疑うこともありませんでしたと断言。
しかしながら美姫は「チャックとの恋」をとっかかりにキャラメイクが成されていったヒロインなので、園田氏は恋愛要素に頼らず、「フリッツ博士の信念を継ぐ者」という角度から美姫を見ていたなら(コラムの「人間として妖魔と戦っている」を信じれば)、また違う魅力を見せた可能性はあるっちゃあるんですよね。しかし隊員たちは、一応いがみ合っている関係のボーグマンと隊長が親密な関係なのを容認してたんだろうか。必要なのは組織の力! とムキになってるのは美姫だけで、他の隊員は別に共闘してもいいんじゃないですかあの優男と一緒にいれますよ隊長?(ニチャァ)だったんだろうか。そういえば27話でファントムスワットを退場させて美姫だけを残したのは、根岸監督にとってもファントムスワットは扱いに困る設定だったんでしょうかね。玩具関係なかったし。

もっと本編の情報だけを拾い上げて、チャック×美姫の萌え語りをしようと思ってたんですが、実際やってみると難しくてこういうまとめ方になりました。考察のために情報を整理していくと、園田氏の主張の強さもさることながら、基盤たるファントムスワットの内部事情がほとんど描かれてない。その組織の中心である桂美姫の人物像がイマイチ見えないまま恋愛関係が進んでしまった。そのせいで何かが足りない、何かが惜しいカップルになってしまった面はあると思います。せめて17話みたいな2人がプライベートで逢うエピがもういっこぐらいあれば…そういえばリョウとアニス&メモリーは休日に何をしてるとか、そういうエピがほとんどなかったんですよね。

カップル事情と云えば、ジリオンではぬーたいぷで独自のカップル論(JJ&チャンプ以外×アップル、JJ×アディ等)を熱弁していた渡辺麻実氏も、アニメディア付録のSSでアップルを既婚者にしたりとスタンドプレーに走ってましたが、結局公式化までは至っておらず、渡辺氏もそこは弁えていたと思われます。園田氏は「原作者」を自負していただけに、逆に根岸監督に譲歩を迫る立場だったんでしょう。
果たして足並みをそろえるべきはどちらだったのか。ボーグマンを語っているとそこでモヤついて溜息が出てきちゃうんですよね。何度も云ってますが、園田氏がいたからこその魅力も間違いなくあるので。

年内は来年の抱負など、雑談でもう1回更新予定。予定です(強調)。
posted by はらよしかず at 17:57| ボーグマン