2019年05月21日

【またまた】アニメディア1988年9月号【メディア】

告知していたネタと違うことばかりやってて申し訳ないのですが、だらけの通販ページの前でずっと悩んだ末に思い切ってぽちったアニメディアが当たりだったのでこれを。9月号は既に手に入れていたと思い込んでいたのですが、その辺記憶が曖昧だった上にアニメディアはボーグマン記事を切り抜いて大半処分していたので、内容を確認して未入手だったことに気が付きました。いやヴィナス戦記の表紙が紛らわしかったんですよ! 88-89年のアニメディアで3回も表紙になってるんですもん!(逆ギレ)
…届いた分は付録も完備で、状態が超良好だったので大事に補完します。

本題ですが、

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あーそう云えばこんな記事あったわ! と見た瞬間思い出しました。ボーグマン女性キャラとお見合いというコンセプト。プロフィールが詳細で、この記事だけの情報が多数含まれているのではないでしょうか。ずっと謎だった美姫とメモリーの誕生日の出典元はこれだったのか。
モーリーの項目からことごとく漂う犯罪臭。バーガー署長こっちです!

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123-125ページ。一部トリミングしてますがもちっと大きい画像で。
アニスはともかく、メモリー・美姫・モーリーは全員妹属性とか、誰かの影を感じますねえ…(渋面)。名前は記載されてませんが絶対に関わっていることは窺えます。詳しくは後述。メモリーの家族構成に弟がいないのは忘れてたのかネタバレ防止だったのか。
メモリーは結婚をあきらめてなかったのか。無理だろう。立候補しそうなのリョウぐらいじゃないのか。真面目なハナシ、メモリーが生きていたらリョウはアニスよりメモリーを優先していたと思うの。

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絶対園田氏この記事に関わってだろうと断言できる男性サイドテキスト。メッシュ-メモリー、チャック-美姫とここまでは対応したカップルなのに、なぜかアニスにはシンジをあてがいリョウにモーリーを語らせる構成で、園田氏の影以外何を感じ取れと申すのか(苦虫を噛み潰したような顔で)。確か「(アニスが)日本に住んでたこともある」は園田設定だったはず。
この号の別冊付録収録のアニスSSと併せて読むと、「リョウとアニスは今後いい雰囲気になるかも知れませんがくっつきませんよ」という印象操作を始めていたことが窺えます。「間違ってもリョウ先生みたいなノリじゃ、ダメだよ」に園田氏の強い否定の想いが感じられますね(唾棄)。テキストにあるような「アニスにふさわしい男性」のイメージが園田氏の中では出来上がっていて、それを語らせるのはリョウでは難しいのでシンジにしたのかも知れません。
リョウ×モーリーが園田氏の選択肢にあった可能性も微レ存。正直剣狼伝説を知った今、園田氏の何もかもが信用できない。

この時期はアニス人気が顕著になり、美姫が登場しチャックが彼女とボーグマンチームのパイプ役になったことで、制作陣の間でリョウとアニスの接近が考慮されたと推察されます。後の園田氏のアニスに対する執着ぶりからして、それを牽制する意図があったんじゃないですかね。
しかし10月号の(園田氏がノータッチと思われる)アニス記事では、アニスがリョウを意識していることを匂わせており、「リョウとアニスの恋愛関係の否定」は園田氏のスタンドプレーであり、公式の意向ではなかったと見ていいでしょう。レイナで上手くやれたんだからアニスでもやれる! と踏んでたんですかね。そのレイナもメディアミックス展開コケたようですがそれは。

アニスに関しては、この記事で信用するに値する情報は「子供は10人位欲しい」。リョウがんばってェ!(笑顔)頑張ってるところを描かないといけないなと思いました(使命感)。美姫の下着は派手め。よしかずしっかりおぼえた。チャック的にどうなんでしょうか(ニヤニヤ)。

しかしキャプションのモーリーの悪女感よ。乱堂はモーリーに惚れてる設定だったんです? 響先生が男性の基準になってしまったんなら、もうモーリー的にはシンジも乱堂もキープ君にもならんだろう。対抗馬がいるとするなら10話のシロウ君ぐらいしかいなさそうな。彼はリョウより年上だしヽ(´ー`)ノ
メッシュのメモリー評、やっぱりリョウじゃないのかこれは。というか、アニメディアのボーグマン記事担当者はよくメモリーが高飛車でとっつきにくいリーダーみたいな考察をしてますが、全然そんなことないぞメモリーが嫌いなのか。

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このHOT情報のテキストはちょっと殺伐としすぎてないですか。「倒しても」にしときましょうよ何だかボーグマンチームが虐殺者みたいじゃないですか。この時点ではヴェーダはホンマにお笑い担当で終わる予定で、実は黒幕でした! は打ち切り決定後の根岸監督案だったということ? だからビシュヌーって誰よ。ビシュヌーを扱いきれないからヴェーダが浮上してメッシュが(傀儡の)妖魔王という設定に変更されたのかな。
posted by はらよしかず at 21:54| Comment(3) | ボーグマン

2019年05月10日

【アニメディア】令和元年【小ネタ】

世は令和になったというのに間が空いてしまい、落ち着かないので小ネタ。仕込み中のネタはあるんですが、先にお絵描きがしたいのになかなかできないというジレンマに襲われ中で、油断すると体調もすぐ落ちるので諸処停滞しておりますすまない…。あとるーぱーが存外に面白いせいで、視聴が止まらないというのもあったり。「あの」るーぱーなのにおくされセンサーが作動しない辺り、我ながらトシ食ったなーと思います。まあ四魔将なら少しは(自重なさい)。

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アニメディア1988年12月号より。令和一発目にふさわしいネタを持ってきたと自負しております。画像も大きめにしてますよ褒めなさい(尊大)。

…この汗だくっぷりとか、小川氏はもしかしたらガチだったのかと疑うほどにガチですよね。正直、本当にレスリングのリクエストがそんなに多く来たのか非常に疑わしい。経験者なので云わせてもらいますが、そんな情報操作ナンボでもできますし。おすし。詳細はボーグマンとは関係ないしバラしても面白くないので書きませんが、投稿が少なくてでっち上げたとか普通にやりましたよ?
園田氏のコメントのテキトーぶりで駄目だった。レスリングでなければ、もうちょっと気の利いたことを書かれたかも知れませんけど。まあこの時期だと、園田氏の興味はアニスに集中してて、それ以外モチベを落としていたのでどうかな。

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前回取り上げ損ねた8月号の巻頭記事より。他にもるーぱーやシティハンターの暑中見舞い記事があります。この記事に関しては、園田氏ではなく葦プロの文芸担当者が手掛けた印象を受けます。なんかノリが違うんで。
もしかしたら、美姫とのロマンスの相手はリョウになる可能性もあったということでしょうかね。主人公とライバルチームのリーダーという立場からすると、それはそれで面白いことになったかも知れませんが、美姫の気丈さはリョウとは相性悪かったんじゃないかねえ。ラストバトル見てても思いましたが、美姫は仕事も私生活もすべて全面的にサポートしてくれる男性でないと駄目で、やっぱりチャックが最高の相手じゃないでしょうか。
下のオフタイムレポートは割と合ってる気がします。リョウは絶対こうだと思う。ヒーローでも先生でもない時間を過ごすのが下手なイメージがあるので、チャックかアニスに誘われない限りは格納庫でゴロゴロしてるか、サンダーでふらっと遠出してそうな。
チャックのはちょっと外してる感ありますけど、園田氏が参加した記事よりしっくりいくとかどういうことなの。
しかしまあ、ビジュアル面は本当にぬーたいぷの独壇場であったことを痛感しますね。メモリーの水着は貴重ですけど。

あとコレ。

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12月号の読者ページより。わたしこんな本当のことしか云わないひときらい!(バァァン)冗談ですけど、まったくこの通り過ぎてぐうの音も出ません。ボーグマンの批判はすべてこの文章で片付くんじゃないだろうか。13話等の会川脚本回の突出ぶりや、23話以降の盛り上がりは、この「お約束」から外れていることにあると思います。会川回は良くも悪くもテンプレから外れる話ばかりでしたよね。

今度こそお絵描きしたいので、またちょっとの間潜ります。
posted by はらよしかず at 20:01| Comment(5) | ボーグマン

2019年04月30日

【平成最後】アニメディア1988年8月号。【更新】

本当は今日更新するつもりはなかったのですが、引き取ってきた平成最後のアワーズにドリフが載っていて、だったらわたしも頑張らなきゃという気分になったので突貫。云ってることがよく分からないと思いますが、自分のことは自分がよく分かってるので問題ないのです。

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アニメディア1988年8月号より。アニメ誌では唯一、リョウ・チャック・アニスの詳細なプロフィールが掲載されている記事です。読者からのメッセージと併せた各キャラクター考察はそれなりに面白いですが、プロフィールに関しては園田氏が夏目想太郎設定の時に想定していたものと思われ、響リョウありきの本編に沿ったものかはかなり疑問です。しかしこの記事で示された「情報」が、後々まで読者どころかスタッフも混乱する要因となり、ただでさえ雑多なボーグマンの印象を、更に雑なものにしてしまったのではないでしょうか。

リョウの設定は夏目想太郎のプロフィールに、本編で重要な設定となった「宇宙飛行士」をねじ込んだだけという印象です。12歳でバイクレースで賞総ナメで、でも半年でレーサー引退とかその経歴いる? と思わざるを得ない。根岸監督や他のスタッフ的には「バイクはリョウの趣味」ぐらいの認識だったのに対して、園田氏にとってバイクレースを極めし少年で、この時点では園田氏の中では、リョウはあくまで響リョウという名前にされた夏目想太郎。その想太郎に欠かせない設定だったんでしょう。そういう設定と本編の齟齬がボーグマン3人には多く含まれており、特にアニスは園田氏の思い入れの深まりと共に、スタッフが認知していなかったと思われる「園田設定」が追加されていくことになります。根岸監督が認知していた設定って(確認できた限りでは)「マーシャルアカデミー出身のエリート」ぐらいな気が。
家族構成も、苗字は「夏目」で考えられていたものでしょうなあ。妹がいます設定はストール兄妹を引きずっていたんでしょうか。

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アニスは本当に情報が雑多で、これは後から園田氏が追加していっただけでなく、取材時の思いつきで改変したものも含まれている気がします。
まず実家の設定。根岸監督は後にツイッターで、アニスのネーミング考慮時に、彼女の実家を「巨大な農場を経営(だから苗字がファーム)」としたことを明かしておられました。しかし公式化しているのは「巨大ファーストフードチェーン店を経営」。これはラストバトルで、アニスが「毎日ハンバーガーを焼いている」と語るところに名残があります。「実家がお金持ちのお嬢様」は確定していたものの、その背景設定はスタッフ間で認識の相違があったことが窺えます。
アニスの略歴学歴に関しては信憑性がかなり薄いです。というのも、園田氏がこだわった「歌手志望」が記載されておらず、後に「アニスにおまかせ!」に掲載されたプロフィールに追加。その「アニスに〜」版プロフィールとこのアニメディア版のプロフィールが全然違う内容で、園田氏の匙加減で変更されたとしか思えません。推測ですが、「アニスに〜」の時点で、園田氏はアニスをレイナに続く「園田ヒロイン」として、(リョウとの恋愛関係の否定含めて)キャラを作り直す意図があったのではないでしょうか。「アニスにおまかせ!」は、園田氏にとって都合のいい「園田アニス」プロモーション冊子という側面があったと思います。

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※「アニスにおまかせ!」版プロフィール


しかし、本編終了と同時期にアニスへの執心が薄れていった感があるのは、「後日談」のラストバトル(リョウとアニスの同棲設定)が影響しているように思えます。
ホンマ妄想ですけど、根岸監督も剣狼伝説で「園田Pの女優」となったレイナありきの顛末を知っているが故に、アニスをレイナの二の舞にすることを避けたかった。だからリョウとアニスの恋愛関係を強引に成立させ、園田氏の私的な思惑が入る余地をなくしたかったんじゃないでしょうか。

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設定の混乱という意味ではチャックも大概なことになったのが、このプロフィールから窺えます。本当なら夏目想太郎ありきの設定が総ボツになった時点で作り直さなくてはいけない設定を、そのまま使ってしまったことで、説得力のあるキャラ造形が困難なことになったんですよね。
初期設定のチャックなら「傭兵経験のある少年」という突飛な設定もアリな世界観だったのは認めます。ところが世界観が変わった上に「宇宙飛行士」の経歴が加わったことで、リョウより無茶苦茶なことになってるんですよ。リョウの「バイクレーサー」は半年、チャックの「傭兵経験」は1年と、ない方がキャラ的にスッキリしたであろう設定にこだわったせいで、かつての視聴者から愛のないツッコミを受ける汚点になってしまったんじゃないでしょうか。

そもそも、チャックの傭兵設定はスタッフも疑問を呈していたことはアニメVのラバレ連載記事で村山監督が明かしており、略歴&経歴に関しては眉唾もんと思っていいでしょう。チャックも妹がいる設定で、どこまでも園田氏の趣味疑惑が付きまとうところも胡散臭く思える要因です。まあ「妹萌えは世界を救う」が小説版ライトニングトラップのテーマだったぐらいだしねえ(割とマジで)。

そんなカンジな平成最後の更新でした。次は令和の世でお会いしましょうヽ(´ー`)ノ
posted by はらよしかず at 20:26| Comment(3) | ボーグマン

2019年04月22日

【31周年メモリアル】TVシリーズ2話感想。【アニス変身バンク爆誕】

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去年の30周年の時に1話感想をやっていたことを思い出したので、じゃあ31周年で2話をやっておくかと思った次第。演出も本橋作画も1話よりマシで、動画もそこそこで決して悪い出来ではないんですがそこまでで、どうしても「面白い」と云えない。メイン視聴者の小中学生男児がチャンネルを変えずに最後まで見てしまう魅力があったかと云うと疑問だったりします。シナリオ面であれもこれもと盛り込み過ぎて薄味になった気がせんでもなく。1-2話である程度フォーマットを作り上げてしまいたかったんですかね。

・バルテクターを装着したリョウとチャックが正面からメガロビルに突入。会話のノリの軽さに園田氏の意図が見て取れるんですが、以降で継承されたかというとそうでもなかったという。スポンサーも望んだであろう「ジリオンの登場人物たちの軽妙な会話」を再現できず、断念したのかなあ。根岸監督が早々に諦めて、いろんな意味でジリオンから離れた作品にしたかったのかも知れないという推察。あくまで。
・メガロビルの防衛システムの攻撃を迎え撃つバギーと、チャックの「妖魔と面会しなきゃなんねえからなっと」のセリフがカッコいい。井上ヴォイスならではの良さがある。この辺のアクション演出と、メカの作画(メカ作監は寺東氏)は悪くないんですけどねえ…防犯カメラの向こうに銃を向けるチャックとか。

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バリアンの存在感が実にいい。以降の妖魔サイドがパっとしなかったのは、バリアン以上の妖魔を出せなかったことも原因のひとつじゃないでしょうか。ヒューマノイドから完全な妖魔人に変身した時のグロさとか、こういう描写をなんで止めちゃったんでしょうね。

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意外とドスケベボディである。


・バリアンと一体化したメガロビルのコンピューターの暴走のせいで街中大混乱。80年代に細かい考証を要求するのも酷かと思うのですが、もっと考えてバックアップしとけばよかったのに。まあリアルでも行政のそういった管理は意外とザルだったりしますけど。
・何回か見てやっと気づいたんですが、街の混乱の収束、メガロビル内の子供たちの救出、囚われの身であるアニスとモーリーの救出、バリアン討伐とミッション多すぎじゃないの。あれもこれもすぎて散漫なことになってる気がします。
・アニス救出はこの後の見せ場とイコールなのでともかく、街の混乱描写はいらんかったよね。
・モーリーと共に囚われているアニスの手首に在るのはソニックレシーバー。メモリーとの会話から、彼女は既にバルテクターを知っていたのですが(装着のシミュレーションもしていた可能性も微レ存)、何でリョウとチャックの存在をずっと云ってなかったんだメモリー。
・いやだからメガロビル内の近道が分かるマップぐらい、メガロビルに突入する前にサンダーにインスコさせといてあげてよぅ! メモリーがいろいろ後出しすぎて、「こういう場面ありき」でキャラに行動させていることが窺えるのが、2話の脚本のイケてないところなんですよねえ。まあ実はラストバトルもそうなんですけどね。
・妖魔の触手攻撃といううすいほんみたいな目に遭ったリョウが、バルテクターのソニックパワーで反撃する場面、もうちょっとスタイリッシュに演出されていたら痺れたんですが、なんかもっさり感があるのが残念。

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触手責めですお納め下さい(ただし腐女子に限る)。


・リョウが最上階に駆け付けた直後に、アニスとモーリーを閉じ込めている球体が落下。慌てて追うリョウがアニスのソニックレシーバーに気付いたその時、ついにアニスが変身、第三のボーグマン登場です。しかし視聴者を虜にしたのはそこではなく変身中のアレであった。
・あれ? リョウが背中のバーニア使ったのって本編ではここだけ…?

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ざんねんながらみえてません。


囚われのヒロインを助けにきた主人公という構図ですが、ヒロインはヒーローであった訳で、つまりもうひとりの小さなヒロインこそが主人公の運命の相手と云えなくもない(えっ)。
「自己紹介は後にして!」…あのですね、アニスのことぐらい、メガロシティに戻ってくるまでにリョウとチャックに教えてあげてたら良かったんじゃないですかね。2年もあったのに何で何にも云わなかったのか。脚本の人そこまで考(略)。
・だから! メガロビルの見取り図があるんなら! リョウとチャックが格納庫から出ていく時点でそれ渡しておいてよ! 段取り悪いよメモリー!
・バリアンの“招待”に応じ、メガロビルのコンピューター中枢にやってきたリョウとチャック。途中で子供たちの救出に向かっていたアニスも合流。ここまでシンジの霊圧なし。ちょっと忘れられすぎじゃないですかね。
・で、バリアンとボーグマン3人の直接対決なんですが、すいませんあんまり書くことないです。本橋さんの作画いいんですよ。チャックが特にカッコいいんですよ。バリアンの最終形態も、メカとも魔物とも云い難い禍々しさがあっていいんですよ。
戦闘シーンひとつひとつのカットを見ると悪くないんですが、ボーグマンの戦闘の「何を最優先して」見せたいのか分からない。アニスの「プレゼントをあげるわ!」のセリフのセンスのなさとか、そういうマイナス部分がいちいち目に付いてしまうんですよ。
バルテクターの存在感もいまいち、ソニックガンもそんなにバリアンに効いてない。結局チャックの捨て身のタックルから反撃の糸を掴んだ訳で、ジリオンでは序盤から既にあった「敵との駆け引き」はなくひたすら力押し。そしてトドメが「バトルゲットオン!」で唐突に出てきたソニックウェポンでした! では、最後まで見ずにチャンネル変えたお子様たちが続出してもしょうがない。
・これこそがボーグマン最大の武器! カッコいいだろうおもちゃ発売したら親にねだれよ! これでいいですかねスポンサー様?(ドヤァ)ということなんでしょうけど、クロノスでも感じましたが、園田氏は本当に玩具の販促が下手だったのねえ。というかハナっからソッチはやる気があるように見せかけて本当はなかったのかも知れませんけど。
・順を追って書いてみた結果、戦闘シーンの魅力の無さの原因は、ソニックウェポン登場に至るまでの描写の雑さ加減ではないかという結論。いくら演出と作画が頑張ったところで、見せ場を作る元となる脚本がしょっぱかったらそらどうにもなりませんわなー。
・バリアン退場、そして笑顔でメガロビルから出てきた子供たち。唖然とするバーガー署長にボーグマンからのメッセージが記された手紙を渡すモーリー。これと最後のリョウとチャックのサイソニック学園赴任こそが園田氏が本当にやりたかった場面で、「学園ありき」なボーグマンに重きを置く気でいたんじゃないかと思えます。なんとなくですけど。特に1クール目の園田脚本って、戦闘より子供たちやボーグマン3人の教師としての描写の方が力入ってるように思えるんですよねえ。
・後始末をバーガー署長に任せましたけど、修繕費の請求からトンズラ決め込んだのではないのかこれは。
・今更ですけど、フリッツ博士は2年もの間ずっとメモリーを説得できないまま、彼女がソニックチームを始動させてしまったんなら、メモリーのバックアップに務めた方が良かったんじゃないの。そんなことしたらファントムスワット結成計画がお流れじゃないですかー。
・余談になりますが、これ書いてる現在dアニで「サムライトルーパー」を視聴中なのですが、園田脚本による5話はいろいろしっかりしたソツのない内容で、何でるーぱーでできたことがボーグマンではヘロッヘロだったのか。るーぱーのアラゴ一派から学ぶものもあったかも知れないのに何で妖魔をちゃんと設定できなかったのか、不思議でしょうがありません。
・まあ1-2話で園田氏が敷こうとしたフォーマットに対し、根岸監督が首を傾げたまま「何をどう構築していくか。そもそも基盤はこれでいいのか」を決め切れずに進行してしまった。作画や演出の不安定さまで加わり、序盤で盛大に躓いたのが後々まで響いたと思います。
・ボロクソ書きましたけど、そういうところも含めて好きなアニメなんですよ。いや本当に。でなかったらそもそも再燃してだらっだらブログ続けてなんかいませんよ。ええ。

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結構生徒数多かったのにいつの間に減ってしまったのか。
タグ:感想
posted by はらよしかず at 20:00| Comment(3) | ボーグマン

2019年04月16日

【31周年】ついった先行ネタ【資料】

31周年なのでそれらしい記事を上げるつもりだったんですが、腰痛にモチベを削ぎ取られたので簡易で。最近ちょっとマシになってきてたのに何でや。湿布なんて飾りです偉い人にはわからんのですよ!(血涙)

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そんな訳で、4/13についったに思いつくまま上げたネタからチョイス。まずぬーたいぷ1989年4月号の綴じ込み付録より。色々問題作()となってしまったファントムスワットのイラスト。裏は時間割表になってます。初出のぬーたいぷでも画集でも見開きで掲載されているので、折り目無しで楽しめるのはこれだけではないかと。LD-BOXの菊池氏インタビューによると、美姫以外のメンバーはぬーたいぷの編集者にノせられて独断で起こしたデザインだったそうで、制作サイドではどういう「女性だけの特殊戦闘チーム」構想が進んでいたんでしょうね。
死んだ子のトシを数えるようなもんですが、もし葦プロがあの彼女たちを容認していたら、サイメビのAMPと一線を画す美少女集団として、菊池氏(とぬーたいぷ編集者)がノリノリでプロデュースしてたんじゃないでしょうか。それはそれで見てみたかったですが、本編で活かせたかというと無理だったでしょうね(断言)。実際起用された本橋デザインのタカさんズモブで終わったのに。まあ「桂美姫とその仲間たち」という意味でなら成功したと云えなくもなく。でも美姫はアニスのカウンターヒロインとして、もっと活躍の機会があっても良かった気はします。

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アニメディアの読者ページより。1-4話に関してはぐうの音も出ないというか、すごく…同意見です…。「ヒーロー」と「教師」でテーマが割れてしまい、方向性が定まるまで時間かかっちゃったのが1クール目の悪いところなんですよね。フリッツ博士はツンデレポジで、後のファントムスワットにそれを継承しないといけなかったので仕方ないです。ところでファントムスワットが女性だけのチームなのは彼の趣味ですか?(真剣)

5話はまだレビューやってないのであんまり深追いしたくないんですが、ちょっと褒め殺しじゃないですかね(えー)。いや、4話までがあんまりな出来で、ここで頑張らないとヤバイ感はあって実際いいエピソードではあるんですが、このレベルで神回認定はどうかなーって…。やっと普通になっただけで、また落ちたり上がったりするから…。
5話は妖魔とチャックが運転するバスのカーチェイスが、当時では画期的な画面だったというか、時々演出や作画スタッフに何か降りてくるんですよねえボーグマン。3話でガイコツに追い回されるアニスとか。
確かに基盤は良かったんですけどねえ、そこに各スタッフが好き勝手にいろんなもん建てちゃったからねえ。振り返ると根岸監督が後半であそこまで立て直して、最終回に持って行ったのは相当な力業だったと思います。

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これもアニメディアの読者投稿。トシを食ったBBAオタクとなった今、こういう愛の深い考察ができなくなってしまっていることを痛感せざるを得ませんでした。
時を経てそれなりに情報を入れた上で、作品を見てしまったことが大きいのですが、スタッフはそこまでダストジード(レミニス)のキャラ造形を考えてなかった、考える余裕がなかったと思いますよ…スマンよ…。

ダストジードはぬーたいぷが菊池氏と一緒に作り上げたイメージの独り歩きや、本来なら4クールかけてなされたはずのキャラ造形が、打ち切りによって別の形での補完を余儀なくされたことで、歪な存在となってしまった。園田氏の没案では、彼はレミニスの記憶を取り戻し、苦悩の末にリョウたちに協力して姿を消す予定だったそうですし。
ただ失敗キャラだった訳ではなく、34話のあの退場を視聴者の解釈に委ねたことで、視聴者に強烈な印象を残した。当時のライブ感なくして成立し得なかったキャラクターだったと思います。少なくともジリオンのリックスの二番煎じにならなかった点は評価したい。役作りにおける情報不足で悩んでいたであろう山ちゃんからしたらたまったもんではなかったでしょうけど。
しかし彼の場合、限られた情報が女性ファンにとって好都合に働くものばかりだったことで、根強い人気を得た面もあったんじゃないですかね。レミニスはあれだけしか登場しないのに、おくされな方々に愛されてましたよねヽ(´ー`)ノ

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ぬーたいぷ見直しててめっちゃハマった読者イラスト。いやー可愛い。リョウは絵が下手というのはわたしの発想になかった。神田川かな(えー)。

今後の更新は腰のご機嫌次第です。ネタはあるんですけどねえ(涙)。とりあえず何かお絵描きしたい。
posted by はらよしかず at 19:21| Comment(5) | ボーグマン

2019年04月06日

【31周年】LD-BOXブックレット【資料】

4月上旬はプライベートでいろいろ立て込みそうなのと体調イマイチ状態が続いてるので、31周年絡みで考えている更新は下旬ぐらいになりそうです。長引いている腰痛がにくい(血涙)。しばらくは資料的な記事をお蔵出ししていこうと思います。りょあにも描きたいんですが。

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※2枚目の井上氏インタビューは撮り直し分です。


去年ついったに上げて、こっちでもそのうち掲載しようと思っていたにも関わらず、後回しにするあまり忘れていた(おい)ネタを。LD-BOXブックレットのボーグマン声優インタビュー及び、園田&会川氏インタビュー記事です。ブックレットはどういう訳か根岸監督をまるっとスルーしている以外、各話解説など非常に丁寧で資料的価値も高い内容となっております。再燃した当時に駿河屋で購入して読んだ時は、仕事とはいえこんだけ良かった探しすんのも大変だったろうなとか同情してました。今ではこんなに良かった探ししてくれてありがとう! と当時のライターさんにファンレター送りたいという掌返し。

初主役作だったことから以降もリョウを語る機会の多かった松本さんと違い、井上和彦さんと鷹森淑乃さんのコメントは今となっては超貴重じゃないでしょうか。井上さんの本編一時降板の真相と、チャックがチャンプの延長だったことがはっきり語られております。盲腸説をどっかで聞いた気がしてたんですが肺炎だったんですね。後はリップサービスな印象。
大滝さんには申し訳ないんですが、24話はいまでも井上さんで聴きたい。不可能なの分かってても聴きたい。最後に美姫に優しく語り掛けるシーンは今までのフラグの集大成なので、あれが井上さんじゃないのは残念です。

鷹森さん、そういう役作りの方法でお仕事をされていたなら、監督の匙加減でキチガイ度が変動したナディアはさぞ苦労されたでしょうヽ(´ー`)ノ
役作りでの苦悩と反比例するようにアニス人気が上昇したことに、複雑な思いを抱いてらっしゃったことが分かります。アニスというキャラの情報不足に関してはアニメディアのインタビューでも触れていた部分で、鷹森さん的にはアニスは「感情を表に出さない女の子」だったのに対し、雑誌媒体で「隣のお姉さん」と書かれていたことに戸惑いがあった模様。その辺もアニスというキャラの「迷走」が窺えるところですね。全部園田英樹って脚本家のしわざなんだ。
ご主人の言葉は本編のアニスが持っていた魅力を云い当ててると思います。デザインや立ち振る舞い、そして声に独特の色気があり、男性視聴者の目を引く何かがアニスにはあったということじゃないでしょうか。

しかし井上&鷹森両氏にとって、チャック&アニスは完全に過去のキャラになっていたようで、仕方ないとはいえ寂しいですね。井上さんはチャック以降の仕事量ハンパないですしねえ。

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これまた貴重な園田&会川氏インタビュー。園田氏ほど露出の機会がなかった会川氏のは特に貴重。
園田氏の参加は、根岸監督ではなく加藤Pの要望だったんですね。後の作品の捉え方における相性の悪さを見ると、根岸監督の指名ではなかったのは明白ですけど。るーぱーの商品ってちゃんとヒットしてたのか。いや腐女子のイメージが強すぎて、その辺知らないことだらけなので。
園田氏も時間が経った後で受けたインタビューなので、だいぶ角が取れてるし冷静に振り返ってる節も見受けられますが、放映当時のやりたい放題ぶりを思うと「あ”!?」と思う箇所もしばしば。子供を意識していたと仕切りに語ってるのを白々しいと思う根拠は、もうさんざん語ってきたので省略。アニス人気が出た後の、リョウとチャックに対する冷遇の記憶は墓の下まで持ってくからなおれはねんちゃくしつなんだ。
あと22話にそんな女性型のゲストキャラはいない。フェルミナのことを云ってるんだったら噴飯ものですな。
13話のリョウの腕斬り落とされはは園田氏も渋ったのか。色んな意味でセンセーショナルな回となったんですね。

その13話でやらかした、脚本家陣一のじゃじゃ馬会川氏ですが、4話は上層部と一緒にプロットを作ったということでしょうか。あれシナリオは悪くなかったんですが、なんせ視聴者にチャンネル変えられて欲しいのかと思うぐらい、演出と作画がメッタクソだったのが勿体ない回でした。ダストジード登場フリッツ博士早期退場サンダー大破と見どころ盛りだくさんな上に、クライマックスでメモリーの口から語られた信念は最後まで大事なテーマになっただけに本当に勿体ない。
しかし会川氏がお気に入りなのは23話という意外な事実。13話は別格なのかも知れませんが。23話は神回だった22話の直後なのでどうしても見劣りしてしまうんですが、確かによくまとまった良回なんですよ。それまで会川脚本回では影が薄かったメモリーが、校長先生らしい顔を見せた回でもありますし。
27&29話は、ある意味問題作である28話を挟んだことで、かえってクライマックス直前の熱さが際立ったエピソードだと思っていたので、岸間氏に不評だったり会川氏本人も不本意だったというのは驚きです。29話で会川氏が離脱したのは残念。ずっとダストジードにこだわっていた会川氏がもし34話を手掛けていたら…と夢想することはあるので。あれに関しては園田氏いい仕事したと思ってますけどね。
会川氏が振り返る、園田氏をはじめとする「子供番組」としてのボーグマン、会川氏がこだわった「70年代アニメ的な暗さ」という認識の相違のくだりは興味深いですが、この辺は改めて語られない限り考察するのは難しいですね。そういうズレが作品の幅を広げたと云っていいのか散漫にしたと云っていいのか。そこがボーグマンの雑多な魅力だとわたしは思ってますけど。

あともう1回ぐらいブックレットネタをやる予定です。
posted by はらよしかず at 20:51| Comment(3) | ボーグマン