2019年03月31日

【31周年は】ニュータイプ1988年4月号【もうすぐ】

気が付いたらボーグマン31周年はすぐそこだというのに、仕込みがほとんど進んでないという体たらくです(;´Д`)やりたいことはいっぱいあるんですが、やや体調不良なもんで心身がついてきてくれず困ったものです。はたらきたくないでござる(駄目人間)。FOREVERでもうちょっと描きたくもあるので本当どうしよう。
4月上旬は外出予定があるなど更新ペースが一層不透明になるかと思います。隙を見て作業は進めていく所存ですが、期待せずに気長にお待ちくださいませ。

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とりあえず小ネタ。今まで手に入れ損ねていたニュータイプですありがとう駿河屋。TVシリーズ関連に関しては、これでぬーたいぷに用事はなくなったかな。後は菊池氏がたまに描き下ろしていた版権イラストぐらい?

ぬーたいぷでは、ボーグマンは「ジリオンの後継」というより、葦プロの最新作という認識だったんでしょうか。5月号の特集で触れてましたっけ? それでも、想太郎の紹介からは「JJの継承」が漂ってる気がします。
4月号は3/10発売で放映は4/13だったことを思うと、夏目想太郎設定は本当にギリギリまで残ったんでしょう。実はオクで落とし損ねたボーグマン1話の台本の画像にあったキャスト欄も響リョウではなく、夏目想太郎と記載されておりました。あれ終了ギリギリでしてやられたんですよくやちいギギギ。
このライターは何気にバトルハッカーズとダンクーガを「ちょっと退屈」とディスってますが、よく葦プロに怒られなかったな。ボーグマンも微妙だったけどな!(ナイテナイ)というか、これって園田氏をディスってることにならないか。あとダストジードはそこまで美形じゃないと思うの。バンコランかよ。
まあテキストの半分ぐらいがライターの願望混じりの予想という辺り、あまり情報がなかったんだろうと。菊池氏のイラストから膨らまさないと原稿を埋められなかったんでしょうなあ。ライター経験者としてそこはちょっと気の毒。

2色ページのテキスト、チャックの「自分ひとりが主人公だと思いこんでいる」に園田臭を感じてみたり。実際のチャックはリョウとアニスを見守る兄貴分的な役回りだった訳ですが、園田氏的には三人三様で自己主張の強いキャラにしたかったんでしょう。そういう尖った部分を根岸監督に削られてしまったと。アニスの「過激な一面」は実際の本編ではほとんど描かれることはなかったのですが、アニメディアの付録冊子の園田氏SSに名残があったりします。あれは(掲載のタイミング含めて)色んな意味で悪質な内容なので、そのうちスキャンして掲載します。剣狼伝説を見てなかったら疑惑で済んだんですけどねえ…。
少なくとも根岸監督は、アニスをそういう「過激な」ヒロインにする気はなかったでしょう。

話はちょっとズレますが、このぬーたいぷより先に入手していた「いまだから語れる80年代アニメ秘話〜スーパーロボットの時代〜」にもボーグマンの話題がちろっと出ておりまして、松尾慎さん描き下ろしの13話イラストもあって非常に興味深い内容でした。クロノスの話題含めてまた採り上げることもあるかと思うのですが、ボーグマンがいろんな意味で雑な作品となってしまったのは、やっぱりメインスタッフ全員我が強く、横の連携が弱かったせいかなあと改めて思ってしまう内容でした。テーマに対して柔軟性があり、園田氏と根岸監督の架け橋となる存在だったであろう岸間氏がいなかったら、まごうことなき駄作となっていたかも知れないですね。ちなみに「〜美少女アニメの萌芽〜」編はレイナ(というかクロノスと剣狼)の情報目当てで買ったんですが、レイナは羽原氏のイラストのみで本文ではまったく語られていませんでした。いや他の話題が面白かったからいいんですが、なんでイラストだけ掲載しようと思ったの。

これはおまけ。

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先日ヤフオクで発見したボーグマングッズ。他アニメ作品のグッズ込みで数が多すぎたんで入札は見送りました。ハンカチかと思ってたんですが枕カバーだそうで。じっと眺めているとじわじわきて耐へられない。やっぱりちょっと惜しいことしたかしらヽ(;´ー`)ノ
posted by はらよしかず at 20:09| Comment(3) | ボーグマン

2019年03月19日

お絵描き&新ネタ予告。

ゼオライマーの所為でもあるんですが、前回紹介したテレカをはじめ、前々から狙っていたものに遭遇できる運勢なのかいろいろぽちってしまい、来月のわたし支払い頑張れよ! な春でございます。

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という前フリとは関係なしなイラスト。毎年この時期いつも描きたいと思いつつ気が付いたら初夏となり、あんな厚着ップル描いてられるかいと後悔して終わっていたFOREVERなりょあにです。久しぶりに色を塗りました。わたしの脳内ではあのまま桜満開な公園でデートしている。しているに決まっている。異論は聞かないので帰ってくれたまえ(据わった目で)。
恋人になったアニスを前に、今まで感じたことのない幸福感を噛みしめるリョウが描きたかったのでした。アニスと過ごす時間の中で、教師でもヒーローでもない“ゼロ”の状態からリョウが満たされていく様はいずれ描きたい。彼女が望むのなら傍にいて守ることから始めようと思ったんじゃないですかね。語ると長いからいまは自重しますね。あいつFOREVERの話になると早口にn(略)。

あとこれも。

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3/18はJJの誕生日だったそうで、本当はマンガでも描こうかと思ってたんですが、ここでも二次はロクに描けてなかったのにできる訳なかったのでした。計画を立てるのは自由(脳が)。生活習慣の見直しでネット断ちするようになった時間でアナログに戻った際に、鉛筆でがさっと描いたラフを仕上げました。アナログは数年ぶりですがめっちゃ楽しいです。ただ消しゴムのカスが鬱陶しいのが難点。
ついったで見かける二次や公式のJJはにぱーと笑っている印象が強いので、逆に真面目だったりアンニュイだったりなJJが描きたくなるのでした。実は構図の都合でめっちゃトリミングしてるので、元の絵をもっといじって仕上げで支部に上げたい。
ジリオンは描いてて結構楽しいので、いっそここにジリオンカテ作るか支部でやるかちょっと迷い中。ついったはわたしの場合焦りが先行してしまい、腰据えてやるのに向いてないことに今回気付きました。
まあどっちにせよボーグマン主体なのは変わらないです。

んで、本日届いたブツを少しだけ紹介。

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ムサシヤから発売された1/6アニス。当時ではまだ珍しいソフトビニール製の完成品です。いつ頃発売されたのか確認しようと調べたところ、1993年頃で原型はヘビーゲイジ氏だそうです。そう云えば少し前にオクでレジンキャスト版を見かけて、レジン版もあったなんて知らなかったそんなの…となったところでした。
実は当時、アニメポリスペロのショーケースでずっと売れ残ってたのを見かけてたんですが、なんせこの出来なので買う気にはならなかった記憶。それがあったものですから再燃した後もなかなか手を出さなかったのですが、パッケージイラストのアニスがめっちゃ好きで、できるだけパッケージの状態の良さそうなものが見つかるのを待っていたのでした。駿河屋だと現物画像出してくれないですし、オクだと結構ぼったくり価格だったりするしのう。
本体は完全にネタにするつもりでいたんですが、改めて手にしてみたら確かに当時クオリティなんですが、そんなにアレな出来でもなかったです。ヴィンテージものだと思えばありかなー。それでもツッコみたい要素はありましたけど。レビューはまた後日。

パケイラですが、

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画集でもイラストの上に「ANICE FARM」のロゴが乗っているので、そういう仕様なのかと思っていたんですが、文字無しverもちゃんとあったんですね。これだけで買いでした。
posted by はらよしかず at 18:29| Comment(5) | ボーグマン

2019年03月08日

【オリジナル原画】テレホンカード入手+雑談。

ここ最近「ゼオライマーのサントラCD欲しいよう」「どうしたら木原マサキがメチャシコキャラであるかを伝えられるか」しか考えておらず、アップ予定だったらくがきも進行してなかったんですがネタが降臨したので。ちなみにサントラは入手しました。CD単体はレア化しており、でっかい円盤2枚付いてくる手段でしか入手できませんでしたけど。

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ヤフオクの張り込みを日常化させていて本当に良かったと思ったテレホンカードでございます。番組宣伝用の非売品ですが、原画が紛失しており画集では描き下ろしとなっているシロモノ。このオリジナル版は「STUDIO TRON ARTBOOK」もしくは「スタジオトロン オールテレカコンプリートファイル」でしか公式に掲載されておりませんでした。原画の紛失に加え、二号影の指定を無視されたとも画集のコメントにあり、菊池氏にとっては思うところの多いイラストであるようです。画集の描き下ろし版と併せてご覧いただきたい。

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オリジナル版は当時クオリティの印刷でテレカだから仕方ないんですが、よく見ると印刷の粗さが目立ちます。でも原画の良さは伝わるかと。実は描き下ろし版も嫌いじゃないです。チャックはTVシリーズ終了直後ぐらいのデザインが好み。放映中は菊池氏がなかなか描き慣れず、絵柄が変化してからいい方向に向かったキャラですよね。それ以降はまあうn。

こっから雑談。
LD-BOXの菊池氏インタビューを読み返した際に「主人公3人が教師という、『ウルトラマン80』が失敗した設定を最後まで押し通したことに感心した(意訳)」というくだりでハッとさせられました。ウルトラマン80はうっすらとした記憶しかないんですが、途中で先生の設定は忘れられていったとか。ボーグマンの「ヒーローであり教師」という二足の草鞋設定がスタッフを悩ませ続けたことは、今まで入手してきた資料からも窺えます。会川氏は13話までずっと悩まれていたそうですし。確かにリョウとチャックのバックボーンをぼやかした状態の1クール目だと、「誰が為に教師となり戦うのか」が描きづらかったと思います。
「教師」というテーマを通せたのは根岸監督と園田氏の信念の賜物ではないかと思います。園田氏も企画段階から「教師」にこだわっていたそうですし、生徒の描写も最後までおざなりにしなかった。途中からアニスに入れ上げたとはいえそこは評価できる部分だと思います。「何で16歳で先生なんだ」は今でもされるツッコミですが、先生であることがしっかり根付いているというのは、作品にとって幸せなことじゃないでしょうか。維持し続けたテーマを、あのラストシーンに昇華できたのは素晴らしいことだったと、改めて思います。
個人的にですが、特に後半でメモリーの「校長先生」の部分を押し出していったことが、テーマの地固めになったのではないかと思ってます。断罪しか浮かばないシンジですが、彼がリョウたちを「教師」たらしめる「生徒」の代表として暗躍…もとい在ったからこそ、ボーグマンのテーマがブレずにいられたのではないでしょうか。まあもっと他の生徒にも役割を散らせば良かったのにとも思いますけど。

しかしこの「教師」の設定、根岸監督は読売広告社から「ジリオンとの差別化」として要望のひとつにあったとしているのに対して、園田氏は自分のアイディアだとLD-BOXのインタビューで語られてるんですよね。どっちやねんと。園田氏のインタビューは所々、深読みするとイラっとする箇所があるんですよね…ヽ(´ー`)ノ
ちなみに菊池氏の起用は、根岸監督は企画が立ち上がった時にオファーを出したとあるんですが、菊池氏は「Pが突然当時所属していたスタジオに来て、すぐにキャラ描いてと云われたので数時間で描いた」としており、この辺の認識の相違も気になるところです。
というか、本当に主要スタッフ間の横のつながりがアレだったのかなあと(ボソリ)。おそらく根岸監督もある一線から絶対に譲らない面があったんじゃないかと思うんですが、まあそうでないと菊池・園田・会川という3人の暴れ馬を制御することはできなかったでしょうねー。

これはおまけ。

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ゼオライマーCDに付いてきたでっかい円盤のジャケット画ですヽ(´ー`)ノ
あまり知られてないんじゃないかなーと。ロボは森木氏担当だそうで、この重厚さがいいですよね…。キャラはあれ? ナデシコ? と思ったなどと。
posted by はらよしかず at 19:05| Comment(5) | ボーグマン

2019年02月26日

【超雑多】80年代アニメ感想。

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スマホの機種変に思ったより手間取り、更新のネタがなかなか練れませんでした(;´Д`)とりあえず忙中閑ありな時に見ていた、ボーグマンスタッフ関連のアニメの感想をつらつらと。これらを土台にしないと語りにくいことも出てきてしまったので、ざっくりとでも目を通していただければ。思うところを並べるだけなので、作品に関する概要等はwikiで確認して下さい。ボーグマン以外のカテゴリ使うの久しぶりや…。

【マシンロボ クロノスの大逆襲】

全47話という長丁場でありながら各話ともそこそこの面白さを保ち(さすがに作画は粗いですが)、後半のロボット大戦争を経てラストをきちんと締めた佳作という印象。敵対組織のギャンドラーは憎たらしいけど味がある一味で、ここはボーグマンに継承されて欲しかった。弱気になってパパと霊界チャネリングで会話したり超ブラコン妹に振り回されたりする主人公のロム・ストールのキャラ造形は、井上和彦氏の演技も相まって魅力的に仕上がっておりました。「バァァイカンフゥッ!(ビシィ)」は本当にクセになりますた。

しかし、作品の何でもアリなカオスなノリと同時にスタッフが暴走していったのが、ヒロインであるロムの妹・レイナの描写。回を重ねていくごとに、スタッフの寵愛を一身に受ける存在となっていったのは明かなレイナですが、ボーグマンのシンジが可愛く思えてくるぐらいの地獄のトラブルメーカーぶりに戦慄せずにいられませんでした。それでも「可愛いは正義」で許されるギリギリのラインを保てたのは奇跡としか思えません。
各話の脚本的なクオリティや、伏線の張り方など園田氏はいい仕事したと思います。吉田浩監督がどこまで園田氏を容認したのかがとても気になりますが。クロノスで得たノウハウをボーグマンに持ち込もうとしたら、根岸監督は吉田監督のように寛容ではなく、夏目想太郎をはじめとするアイディアをことごとく「否定」された。そう思えてしまうので。

さらに、88年に入ってもレイナが人気を保ち続けたのと同時に、アニスがレイナ以上の可能性を秘めた人気キャラクターになったことで、園田氏はアニスに「第二のレイナ」の期待を抱いてしまった。剣狼伝説でレイナを囲い込んだように、アニスを取り込もうとしてやはり根岸監督に阻まれてしまった。園田氏にとって、ボーグマンはドラマCD以外はまるで思い通りにならない作品であったことを確信できる、クロノスの大逆襲はそういう作品でした。

あと、レイナとは真逆の「戦うヒロイン」として登場して人気を博し、「守られるヒロイン」の時代に引導を渡したジリオンのアップルは、(水谷優子さんが演じたことも含めて)クロノススタッフに衝撃を与えたのではないかと邪推してます。それが後にアニスに影響を及ぼしたとも。ロム兄さんが井上ヒーローのテンプレートだったのに対して、チャンプは名バイプレーヤーとして井上氏のキャリアに影響を与えたことにも思うところがあって、チャックはその産物だったのではとか妄想したり。

【レイナ 剣狼伝説】

クロノススタッフのレイナに対する“真剣な邪念”の結晶みたいなOAV。というか、スタッフはクロノスに宿命的に付き纏った「子供向け」「玩具」の要素が邪魔で仕方なく、はやくOAVでそのしがらみから開放されたかったのかとすら思えてしまったり。
クロノスのラストで人間の姿を得て、地球に「転生」したレイナの数奇な運命が描かれていくんですが、なんやかんやでいつもの姿で(しかしかつての仲間は全員人間化)クロノス星に戻り、クロノスのラスボスだったガデス様よりおつよぉいな魔導士バルトゥンと戦うことに。その過程でロムがレイナを庇って斃れるというショッキングなクライマックスが待っている訳ですが、クロノスではひたすら足手まといで非力なヒロインだったレイナが、ロムの死を乗り越えて単独でバルトゥンを倒すという結末は、正直ボーグマンクラスタとしてゾっとさせられました。

とにかくすべての中心にレイナが据えられている世界観で、ロムの死、クロノスの「顔」であったバイカンフーの闇落ち、ロムと共にレイナを守り死地を潜り抜けてきた仲間たちはモブ状態と、すべてがレイナを輝かせるためのパーツとして処理されており、「クロノスの大逆襲」で培ったものを全部ひっくり返した上にレイナを立たせている。そういう意味では非常に悪質な作品ですが、レイナたんをペロペロできればそれでいいお!(^ω^)というアニオタ「だけ」をターゲットにしていたなら間違ってない。むしろ、悲しみの中から立ち上がりバルトゥンに一矢報いるレイナの反撃の演出は神がかり的で、傑作といっていいレベルなんですよ。
この辺は当時のOAV事情(ビデオが一万円越えする高級アイテム)、まだキャラクタービジネスが確立していなかった(スト2の春麗ブーム以前)ことを考慮しないと、一概に批判できないとも思ってますが、剣狼自体が園田氏の脚本ありきだったことを考えると、ボーグマンで主導権を握るようなことがもしあったとしたら、アニスのためにどれだけの要素を「否定」し排除したのか。想像するだけでも恐ろしいです。そういう意味で、ボーグマン本編の後半以降、園田氏を遠ざけた根岸監督に改めて感謝の念を強めずにいられない作品でした。

余談ですが、園田氏のコラムや小説のあとがきそのまんまなご高説を、女子高生レイナとタイラントに垂れ流させている1話が(作画や演出のクオリティの高さやレイナの可憐さはさておいても)大嫌いです。園田氏の独壇場すぎて胸が悪い。Pは何で野放しにしたの。

【ライトニングトラップ Leina & Laika】

剣狼とあんまり(まったく?)関係のないレイナ主役のOAV。当時のアニメージュのレビューであさりよしとお先生が脚本を悪し様に罵っていた記憶があったり、今も尚誉め言葉を聞いたことがない作品ですが、ライカが本来アニスであることを踏まえると、ボーグマンクラスタ的には収穫はなくもありませんでした。
確かに脚本は素人かというぐらいにお粗末でしたが(小説はまだマシ)、当時菊池氏の中でブームだったであろう森高千里をモチーフにしたライカの作画はなかなか艶っぽく、そこは楽しめました。鷹森さんもナディアに染まる前のアニス声でしたし。
しかしレイナ(麗奈)はクライマックスでライカを助けた以外特にええとこもなく、彼女をウリにする気が本当にあったのか。これに関しては一番舐めてはいけなかったレイナたんペロペロなオタクを甘く見過ぎたなと。
「レイナVSアニス」の企画や小説版含めて、後日じっくり「アニスの名残」を採り上げますが、レイナとライカを影で支えた少年・リョウが意外に興味深い存在だったことを一応。

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鷹森ボイスで「リョウ」と呼ばせたいだけの子かと思ってたんですが、キャラメイクから「響リョウの子供時代」を意識した節が感じられ、そういう目で見ると萌えられないこともなく。もしかしたら「レイナVSアニス」の段階ではリョウの登場も考えられていて、リョウ君はその名残だったりしたのかと思ったり。

【冥王計画ゼオライマー】

大抵の方はボーグマンとセットで通過していると思われる、説明不要の菊池作画120%OAV。
「菊池キャラサイコーだったろ!? ロボットバトルサイコーだったろ!? 山形ユキオさんの歌声サイコーだったろ!? でももう収拾つかないから全員ころすねバイバイ!」というのが当時の印象で、安易な終わらせ方しくさって結局世界規模に迷惑な自作自演バトルじゃんかと冷めたんですが、見直すとそうでもなかったです。1-2話の登場人物の誰にも共感できない息苦しさは今でもやっぱり馴染めませんでしたが、3-4話は個人的な嗜好の部分でハマったというか、オタこじらせた年寄りになってやっと腑に落ちた感。3話のローズセラヴィーがめっちゃ好き。
木原マサキの野望の駒だったマサトと幽羅帝が、自らの意志で内なるマサキを拒絶し、それを貫くには互いの意志を合わせる(=自決)しかなかった。ということだったのねと。マサキの拒絶に成功したところで、秋津マサトという普通の少年にもう戻れない。崩れた自己を前に「僕は…誰だ?」と吐露するマサトの演技に圧倒されました。関さん上手かったんだなあ(失礼な)。
各キャラの掘り下げの甘さを演出で押し切った感はあるんですが(沖さん何で最後であんなに綺麗になってんのとか)、それは脚本の会川氏の若さ故で、それ以上を求めてはいけない作品だったのかなーと。当時では充分及第点取ってる内容ですね。
まあでも、ちょっとチートすぎますよねマサキ。遺伝子いじって個人の恋愛事情まで干渉できるってどんな変態なの。美久なんて変態じゃなきゃ創造できないしヽ(´ー`)ノ科学者じゃなく、エログロバイオレンス上等でSNSをしょっちゅう炎上させてもへっちゃらな漫画家かライトノベル作家にでもなっていれば平和だったのにねえ。そんな問題か。

上記の作品は全部dアニメストアで視聴可能です。ただしゼオライマーはdアニの都合なのか、1話の幽羅帝と大爬のえっちシーンはカットされてます。大事なことだと思うので書いておきました(事務的な顔で)。
タグ:感想
posted by はらよしかず at 21:51| Comment(3) | その他アニメ

2019年02月15日

【原点】FOREVER感想。

いつもならアニス誕アフターなんですが、再燃のきっかけになったFOREVERをそろそろ振り返ろうと思った次第。4年前になんとなくつべでFOREVERを見直す直前まで、再燃するなんて毛ほども思ってませんでしたよ。ちょうど某人気BLゲームにドハマりして、やっとメジャージャンルでいっぱいほも描けるよやったね! とかルンルン(死語)だったんですよ。なもんで、今更どのツラ下げて戻れるというのか需要も疑わしいのにと頭抱えましたよ。しれっと戻ったけど。いや、どうせすぐ冷めるだろうとタカをくくってたので…(遠い目)。
しかし昔気付けなかったものにたくさん気付かされる、実に優れた映像だったことに驚きましたし、トシくった今ならもっと掘り下げられるかも知れないと、そう思った時点で昔掘って忘れていた古井戸に落っこちてたんですね…(二度目の遠い目)。

FOREVERは秀逸な“エピローグ”なのですが、ブルーレイBOXに収められておらず、ミュージックビデオの中古ソフトを手に入れるかLD-BOXを手に入れるかしないと、手元に置いておけない作品となっております。あの中国語表記のヤツ、つべにまだあるんでしたっけ。
クレジットには明記されていないのですが、演出は根岸監督、作画監督は菊池氏と思われます。正直、ラストバトルもラバレも「後日談」としての完成度という点において、FOREVERを超えることはできなかった。そう思っています。ぶっちゃけ、あの2作はボーグマンを巡るスタッフの意地の張り合いが透けて見えるのが難点なんですよね。

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愁いを帯びた表情のリョウの回想からはじまる冒頭、まずチャックとの「別れ」が描かれます。彼の横には美姫が寄り添っており、チャックは美姫と共に生きる未来を選んだことをうかがわせております。

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場面は変わり卒業式。
乱堂をからかったりとか、リョウはこういう、もっといろんな表情のできるキャラだったことも描かれているんですよね。そしておそらく校長の代理を務めているアニスの正装が可愛らしい。

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「あたしと先生の愛の記念写真、しっかり撮ってよねシンジ君」(鬼)

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モーリーに記念撮影を求められて困り果てるリョウ。根岸監督的には、リョウは戦いを離れるとシャイな普通の青年という解釈で、園田氏や菊池氏がラバレでこだわったような、二の線が強めの「ヒーロー」ではなかったのかも知れません。
アニス先生の目の前で、響先生と既成事実を作ってしまおうという女の意地(何だと)を見せたモーリーでしたが、乱堂たちの悪ふざけの前に崩されてしまった訳で。
ところでFOREVERに限らず、ボーグマンは写真がよく出て来る気がします。メモリーがそういう記念を残すことにこだわってて、ボーグマン3人もそれに倣ってるのではないかと勝手に思ってます。
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そして子供たちの未来予想図。そうか。宇宙に行くのかシンジ。できるだけ外宇宙の彼方に行けるよう頑張ってね! 無理して戻ってこなくていいからね!(笑顔)モーリーは普通に女子高生になってトオルは受験生か。絶対公務員ルート余裕な進路選んでそう。乱堂はラグビーで大成して新宿二丁目の淑女から熱い視線を浴びる存在になるのですね。いいことです(ニッコリ)。

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寂寥から笑顔へ。リョウの表情の揺れ方が絶品。

子供たちの未来が示唆され、かつて同じ夢を見ていた親友・チャックもリョウとは違う夢を見つけ、未来へと歩み始めた。
ではリョウは何処へ? その答えがまだ見つけられず、彼は校長室(=メモリー)の中から出て行けない。そこに現れたのが、彼と同じく「何処にも行けない」もうひとりの仲間。
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メガロシティを救った「ボーグマン」でもなくサイソニック学園の「響先生」でもない、ただの「響リョウ」となった彼にただひとつ残ったものが、彼と同じく、ただの「アニス・ファーム」となった女の子。戦士と教師、どちらの肩書も外した2人が向かい合ったその時に、「ボーイ・ミーツ・ガール」が成立したのでした。

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この辺は1カットずつ表情が変わってて、めちゃくちゃ手が入ってるんですよ。リョウがこういう、赤面したり戸惑ったりという表情は、実はTVシリーズではほとんど見せておらず、根岸監督にとって本編での「やり残し」を片付けていくことでもあったのではないかと思います。

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からかわれて照れて怒鳴った直後にこの顔ですよ…(萌)。

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キスを通じて、アニスの自分に対する想いを受け取った瞬間、リョウはメモリーの呪縛から解き放たれ、彼女の肩を抱き扉の向こう、未来へと歩み出すことができた。アニスがそっとリョウの肩に頭を寄せた瞬間に閉まる扉。アニスに残されたものもリョウであり、恋人に寄り添う女の子となったと同時に「超音戦士」の物語も閉じられました。

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最後のポートレートは、リョウがなかなか手放せかった4人で過ごした日々の象徴。リョウとアニスが去ったその時に過去となり、時間は未来へと流れていく。見事な締め方だったと思います。

実際、根岸監督の中では「超音戦士ボーグマン」はここで完全に終わってしまった物語で、ラストバトルは蛇足でしかなく、だから「ザ・ボーグマン」という「別物」にしないと後日談が作れなかったんだろうなと。「リョウがアニスの想いによってメモリーの呪縛から解き放たれる」という主題はラバレでも使われましたが、園田氏の脚本からはこだわりが感じられず、村山監督の個人的な主張に終始しちゃったせいで、FOREVERほど説得力がなかったように思います。まあアレはアレで好きなんですけどね。

…やっぱり好きすぎて語り切れてない感。また補足することができたら書きます。
タグ:感想
posted by はらよしかず at 18:33| Comment(4) | ボーグマン

2019年02月05日

【アニス誕】アニスお着換えコレクション【ブログ4周年】

そうか…もう4年目突入か…(遠い目)。という個人的な感慨は後回しで、3回目のアニス誕はじめるわよーヽ(´▽`)ノ
今回はアニスのファッションチェックです。ラストバトルはそういう意味で論外なので入れてません。本橋氏自身が(デザイン上の)ファッションセンスのなさを認めてらっしゃったぐらいなので、仕方ないですよね。終盤の美姫の服なんて、あの時代でもないわーな格好だったぐらいだしねえ…。
まあヘブンズゲート潜入時のアニスのパンツルックは嫌いじゃないです。ヒップラインが色っぽかったし、菊池版のプロポーションを意識した作画になってたし。あの辺ははばら氏をはじめとする、菊池フォロワーな原画陣の仕事だと思っていたり。

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15話のドスケベドレス。胸元むちむち背中の露出多めだったり唇のピンクがハイライトになっていたり、色っぽくもおめかしなアニスが拝めるのにあまり話題になった形跡がない。みんなそんなにいつもの服が好きなのか。

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アニスにおまかせ! の設定画より。キャプにもありますが、ドレスが左右非対称なデザインなのも面白い試みですね。
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20話のナースルック。みんなだいすきナースなのに微塵も話題にならなかったのは、20話が(制作スケジュール的な意味で)完全に捨て回だったのが原因でしょうねえ。女医コスのメモリーも何気に貴重だったのにねえ。脚本は良かったのにそれ以外が壊滅的に駄目という。作画は時々いいカットがあったので、演出さえがんばれば普通に見れたかも知れないのにもったいない。リョウも医者のコス着てるので、そのまま持ってたらアニスとくっついた後でお医者さんごっこしたに違いない(断言)。設定画がアニメ誌に出てないので、菊池氏はたぶんノータッチだったんでしょう。

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21話。TVシリーズ唯一の水着なのに、これもあまり話題にならなかった罠。ぬーたいぷのドスケベ水着のインパクトが強すぎたんやな。それと海水浴の場面自体がめっちゃ短く、水着を見せる尺すらなかったのも原因かしら。シンジとカーメンの接触のくだりをもっとカットしたら良かったんじゃないですかね。あれ、さあ今回もシンジ君が妖魔に利用されるよ! と云わんばかりでめっちゃムカつくんですが。

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先に出したアニスにおまかせ! の設定画から水着部分だけちょい大きめに。モーリーはおまけ。

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28話。冒頭でメモリーの治療を受けるアニス。水着でもないのでどう呼んだらいいんでしょうかね。OUTのアレしか知らない人は「どうしてすっぽんぽんじゃないんですか?」な電話猫状態だったのでは。

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過去アニス。セーラー&赤いカーディガンがすごく可愛い。アニスに限らず、菊池氏はこういった重ね着にこだわっていたようですね。

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ニュータイプ88年12月号の設定画より。メモリーはおまけ。過去メモリーも気さくでちょっと男勝りな科学者というカンジで素敵ですよねえ。

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FOREVERより。卒業式の正装アニス。髪のリボンが可愛い。色指定にピンクがよく使われているのは、担当スタッフと菊池氏どっちの意向なのか。菊池氏的には、TVシリーズアニスのインナーは本当は黄色にしたかったそうですが。ピンクと水色の組み合わせになったのは、ジリオンのアップルの継承をどこかで匂わせたかったからかなあと思ってるんですが、根拠はないです。

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ラストで校長室を訪れるアニス。これもセーラーファッションですね。28話の過去アニスと似た服装ですが、セーラーの形が違ってたり。髪型がハーフアップでなくなってるのは、アニスが教師でも戦士でもない「普通の」女の子になったことを表してると勝手に思ってます。

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菊池通隆画集1より。


ラバレ。ナイトウェアというか裸ワイシャツですね。菊池氏はこの版権イラストで既に描かれていましたが、その時点からこういう設定で考えていたのか、馬鹿野郎! ネグリジェやパジャマだとぱんつ見せられないだろ! だったのか。謎です(そうかな)。

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菊池通隆画集2より。


後半のリョウの幻覚に出てきた水着。もうサービス優先で無理やりすぎて笑ってしまいますが、この際だからやれるサービスはやりつくそう! という心意気は素晴らしい。一応ガレキにもなってるんですよね。

そしておまけ。

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アニメV1991年1月号の連載企画より。はとおひさし先生の投稿ハガキです。冗談だったのか本気だったのかは今となっては謎ですが、リョウが幻覚で見るのは水着ではなくバニーという案があったという村山監督のコメントがあったんですよ。それはともかくいい加減にしないとバレたら怒られますよよしかずさん。えっアニメV史上に残る傑作じゃないですか何の問題が?(素)

…わたしに何か云いたそうなひとがいる気がしますが、沈黙は美徳ですよ分かりますね? ね?

という訳で今年のアニス誕終了。まだ関連ネタがあるので次回はソレで。あーでもクロノスの大逆襲と剣狼伝説見終わったので、それに絡めた考察もしたい。正直、剣狼伝説がああもレイナ好きスタッフのレイナ好きスタッフによるレイナのための物語だったとは思わなかったので(悪い意味で)驚きました。
posted by はらよしかず at 16:19| Comment(3) | ボーグマン